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もうすぐ卒業です

● 「卒業式」

         卒業式              谷川俊太郎・作
ひろげたままじゃ持ちにくいから
きみはそれをまるめてしまう
 
まるめただけじゃつまらないから 
きみはそれをのぞいてみる

              小さな丸い穴のむこう
              笑っているいじめっ子
              知らんかおの女の子
              光っている先生のはげあたま
              まわっている春の太陽

そしてそれらのもっとむこう  
きみは見る

星雲のようにこんとんとして
しかもまぶしいもの

              教科書には決してのっていず
              蛍の光でも照らしても
               正体をあらわせない
              そのくせ きみをどこまでも 
              いざなうもの

卒業証書の望遠鏡でのぞく
きみの未来
                  (『どきん』理論社1983)

● 最後まで,楽しく

 残りの日が少なくなるごとに,この学年は,1組は,「いいなあ」という思いが増していきます。昨日の三送会のパフォーマンスは最高でした。
Ozさん・Yaさんのサングラス姿,決まっていました。
Haさん・Fuさんの女装,細い脚がきれいでした。
Isさんの山の神?アイドル?,夢に出てきてうなされそうです。
Tuさんのオリラジ,カッキーーーンでした。
Iwさんの美声,ほれてまう女子が現れそう。
Maさんのメッセージ,力強く届いていました。
もちろん全員の合唱がよく響いていました。

三送会(三年生を送る会)を見にいらしているお母さんたちが大勢いて始めは驚いたのですが,この内容ならば見に来たくなるなぁと納得しました。

学級の時間も「連想ゲーム」や「クラスの仲間当てクイズ」で楽しんでいたし,昨日もいっぱい笑えました。いっぱい感心しました。
「Smile Children ~最高の思い出を~」
学級目標通りの「クラスじまい」を迎えられそうな気がします。

さぁ今日はいよいよ予行。
まだ,本物の卒業証書を受け取りませんが,
きちんとした気持ちと身なりで参加してください。

―― 以上です。
そろそろ卒業シーズンですね。高校はもう終わったかな。
式が近いからと,子どもの気持ちをひきしめることにやっきになるセンセイがいます。不思議なことです。最後はたのしい思い出をたくさんつくって終わりたいじゃないですか。
先生たちが,たのしいときをたくさんつくってくれるから,
退屈な式にも付き合ってあげよう(笑)と,子どもたちもガマンしてくれるのです。

ちなみに,谷川俊太郎さんの「卒業式」の詩を紹介すると,
式の当日にマネをする人たちが必ず現れます。中学生ってカワイイなぁ🥰

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