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月は暗いか

飛んで行った鳥の名前を俺は知らない だから、だから靴紐を結ぶときは右足から。 大丈夫と言うあなたは鏡越し だから、だからあなたを電柱の横に いない。 わたしは伝えるべき鳥の名前を知っている だから、だから鳥は死なない。 わたしは空を掴んだ 滑空して海を撫でる。 あなたを電柱の横に いない。

    • 懺悔

      ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごかいあやまった

      • Route16沿いのカフェで

        「『文章にね、滲み出るんだよ。その滲み出たものを汚く啜るんだ。そうすることでやっと文章は読者と筆者の仲介者になるんだ。』 --------次の劇で僕が主役に向かって言うセリフ。 僕の役は、ディスレクシアで無口の高校生。 世界にうんざりしちゃって連続通り魔をやっちゃうんだ。」 「捕まっちゃうの?その子」 彼女は、ウィンドウ越しに夕で焼ける抒情的な街を見ながら言った。なるほどこちらの話に関心はないようだ。構わない。僕はコーヒーを一口飲み、セブンスターのソフトに火をつける。 「捕

        • よう、残暑、ファッキン残暑

          俺の部屋には百と八のクレイモアがひっそり息を潜める。 一つ作動すれば60lbのエネルギーを持った鉄球が俺めがけてぶっ飛んでくる。有効範囲は50m。 俺は蜂の巣、ファックアップ。 隣に寝てた売国奴は昼過ぎには消えていて、抜けてきたヤクは血尿混じりのクソと一緒に流す。 クローゼットからRPG-7を取り出してサツに向かってぶっ放せば19の日本男児の罪も晴れて、華々しくクソ暑い1日が始まる。 ジャンキーってだけで釣りがくる時代にキラキラあの子はイノセント笑顔。アホ虫唾が走る。 ジャン

        月は暗いか

          ネパールカレーは辛すぎず、美味い。

          ネパール料理と言われても何も思いつかなかったのは、ただ単に僕が無知だったからなのかもしれない。 無知さ故にネパールカレーを掲げた粗雑な外看板に僕は誘惑された。カリスマ性が人を我が身の元に引き付けるかの如く気づけばその戸を開け、手をピースの形にすれば店員は僕達が二人だということを視覚的に理解することができていた。 ネパールカレーはスパイスが効いているものの意外にも日本人の舌に合うのか、とてもおいしかった。 もう100円支払えば、ドリンクをつけられたので僕達はラッシーを頼んだ。

          ネパールカレーは辛すぎず、美味い。

          sos

          長い年月を流転するセルは覚えている。 セルは拒絶しいつかは崩壊する。 セルはひしひしと俺たちに訴えかける。 人類の大罪。 エマージェンシーオンプラネットアース。 副産物として文明の発展があり(違う、副作用じゃない。相互作用だ。)、過去を記録することができるようになった。今日では未来さえも予測しようとする貪欲ささえ垣間見えるほどだ。

          それ自体に意味はなくってさ

          先日、高校を卒業した。めでたいなー。正直卒業とかできないと思ってた。めっちゃ成績悪いし、テスト学年でケツだし。でもできたもんはできた。 こんな僕でも卒業できた。そして早稲田受かったあいつも。国立受かったあいつも。成績がトップのあいつも(知らんけど)。至極平等に卒業証書は配られた。 そこには卒業証書ランクAだとか卒業証書ランクBなんてもんはなく。 そう、めっちゃ平等に。卒業したらこれまでのあらゆる順位や努力がチャラになる感覚。ま、全然チャラじゃないんだけど。 頑張ったあいつと

          それ自体に意味はなくってさ