たかはしあやこ/㈱つむぐ設計 代表取締役

フリーターから社長へ🪴現場監督補助⇒意匠設計⇒フリーランス後 2011年ずるをしないを…

たかはしあやこ/㈱つむぐ設計 代表取締役

フリーターから社長へ🪴現場監督補助⇒意匠設計⇒フリーランス後 2011年ずるをしないを信条に設計事務所を開設🪴子育て中の女性建築士が多数活躍しています🪴2022年からシェアキッチン628の運営も開始しビジネスプランコンテストで信用金庫賞受賞🪴一級建築士🪴栄養士

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3台の電話と、届かない荷物、そして新しい働き方

今月のゆるテーマにそって、私をイライラさせた出来事と、そこから気づいたことについてお話しします。 さて皆さん、複数の電話を使い分けていますか? 最近の仕事はオンラインツールが充実していて、電話を使う機会が減ったように感じます。 ところが、私のデスクには固定電話、私用のスマホ、そして仕事用のスマホの3台が鎮座しています。 先日、ある資料についてクライアントと電話でやり取りをしている最中、固定電話が鳴り響きました。日頃めったにならない電話なのに、なぜか電話しているときに限って

    • 2024年11月のゆるテーマ

      電車の中で絶賛イヤイヤ期と思われるお子さんを見て、以前は「なんでわがままを言うのかな」なんて思ってしまっていたこともあるのですが、今やそんなこと思うことはなく、逆に涙が出そうになることがあります。 それはほとんどの子が通る成長の過程だし、生まれたばかりの時は何もできなかったのに、今や自分の思いを体全体で表現しようと頑張っているわけだし、親御さんはそれはわかりつつも周りの人に迷惑じゃないだろうかとも考えてみちゃったりしてるだろうし、それらをひっくるめて「いいよ、いいよ」と心が

      • サービス精神が招く悲劇

        前回、弁護士さんから『良かれと思ってやったことで、足元をすくわれることもある。だから、職務の範囲外のことはやってはいけないんだよ。世知辛い話だけどね』と言われたことを書きました。 この言葉の背景には、私の経営者人生の中で、かなり大きな出来事がありました。本来なら『建築士の仕事じゃない』と関わらずに済んだはずなんです。というか、ビジネスとして関わるべきではありませんでした。 でも、妙な正義感が出てしまい、つい口を出してしまい、その結果、他人のトラブルに巻き込まれることになり

        • サービス精神が裏目に出る時

          「どや顔で料理するのに、キッチンが大惨事になる」「洗濯物を丸めたまんま出す」夫さんへのそんな愚痴をたまに耳にしますが、幸い我が家はほとんどそういうことがありません。これも義両親か私か、はたまたその両方の教えが良かったのでしょうね。 先日、夫から渡されたのは、キャップを外そうとしたら反対側が開いちゃうし、インクの減りもやたら早いし、役に立たないと放置していた万年筆でした。なんとそれを修理に出してくれたんです。しかも、スペアのインクまで買ってきてくれて、一緒に渡してくれました。

        3台の電話と、届かない荷物、そして新しい働き方

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        • 一級建築士女性経営者日記#1000文字 2024
          49本
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        • 相互応援有料マガジン(100円)
          16本
          ¥100
        • 一級建築士女性経営者日記#1000文字『前座編』
          20本
        • シェアキッチン628
          15本

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          無料の誘惑

          以前、当社で働いていた方が、「私のパソコンにこのアプリ入れていい?無料だから」と言ってきたことがありました。仕事には直接関係ないアプリであったのですが、その方は何度も「無料だから!」を強調していました。そのとき、「う~ん。。。どこから説明すればいいんだろう?」とちょっと困りました。 ビジネスでは、もちろん支出を抑えることは大事です。でも、そればっかりに気を取られてもダメなんだと思っています。大事なのは、将来の収益や成長、それらに効果があるのだろうかというところです。そして無

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          設計料無料?

          「設計施工の会社に頼めば設計料はタダだし」って、今でもたまに言われるので、我々にとっては当たり前だと思っていたことも、ほかの人にとっては当たり前ではないこともあるのだと思い、改めてそのことを書こうと思います。 よくある話ですが、設計施工の会社に頼んだとき「設計料はいただきません」と言われたこと、または聞いたことはありませんか?確かに、一見お得に見えます。でも、建物を建てるためには設計図の作成や、確認申請をはじめ様々な手続きが必要です。それらの作業をした人が社内の人ならば給料

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          2024年10月のゆるテーマ

          行政などで行われている無料相談の相談員を任されることがあります。相談者の中には「タダだから」と軽く考えているのか、無断でドタキャンされることも少なくありません。それでも相談員には報酬が支払われます。それは税金で賄われます。無料であっても巡り巡って自分たちが損をするのです。 そこでAIに事業においてサービスを無料にした時のデメリットを聞いてみました。 だそうです。 そこで今月のゆるテーマは「無料の罠」にします。 タイトル予告です(変更することもあります)。 10月4日 設

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          『フ』か『ス』か

          経営者のお二人とお話しする機会がありました。一人は高度成長期に育ち、バブル時代バリバリ働いてきた方で、新卒で入社した会社で社長まで上りつめました。そして最近、若い方に社長の座を引き継いだそうです。 「新社長は結婚したばかりで子育てを大事にしている。それに理念の確立にお金を使っているんだよ」とその方はおっしゃいました。

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          喧嘩を売っているつもりはないのだけれど

          「わざわざ、喧嘩を売って歩かなくても…」と言われることがあります。できないことや違反行為について、丁寧に説明しているだけのつもりの時のことです。端から見ていたら険悪なムードに見えたらしいです。ということは相手の方には喧嘩を売られているように思われたのでしょうか。それは言葉遣いや態度のせいなのか、それとも両方なのか、考えなければいけないかもしれません。 最近、「検査後に増築しろということですか?」と思うような相談が続きました。一つは上に、もう一つは横にです。それらは違反行為で

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          そのうちスマートグラスで解決できるようになるんじゃない?

          経営者になって気づいたことの一つに人との出会いの機会が増えたということがあります。多くの方との出会いによって新しい世界を知る機会も増えました。それはとてもありがたいことだなと思う反面、困ったことも増えてきました。 例えば「ひとの名前や顔を覚えることは社会人として大切です」とか「名前を覚えないのは失礼です」とか、社会人生活の中では人の名前や顔を覚えることが重要だと言われます。名前を覚えないと相手に失礼な印象を与えてしまったり、「軽んじられている」と感じさせてしまうこともありま

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          どんな立場になっても感謝の気持ちを

          「髙橋はな、最初はなんて『生意気な女』だ、と思ったんだよ」私の父と同じくらいの年齢の建築設計事務所の所長は、酒の席では必ずと言っていいほどこの言葉を言います。 私が現場監督補助をしていた会社からゼネコンの設計部に転職したばかりの頃からなので、かれこれ25年以上の付き合いになります。自分で言うのも変ですが、当時は生意気でした。そうでなければ女性の私がその頃の現場にいることはできなかったでしょう。むしろ転職してきて「社会ってこんなに穏やかな話し方で仕事が進むのか」と若干のカルチ

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          2024年9月のゆるテーマ

          私が新卒で入った会社では、新しく作った部署に所属したので、直属の上司がいない、というか、会社の人全員が上司、というか、そんな特殊な環境でした。ある意味社長が直属の上司であるので、何でも質問して追いかけ回していました。しかし、社長はいつも忙しそうで、返事はなかなかもらえません。なんでこんな簡単なことにすぐに返事してくれないのかと不思議に思っていました。 ところが、今や私も経営者になって、その理由がよくわかります。目の前の仕事をこなしながら、常に15分前とは違うことを考え続けな

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          家、ついて行ってイイですか?【住】

          タイトルのテレビ番組、あれって放送されるドラマチックな人生の裏側にはたくさんのボツ作品があるのだと思います。なぜならば、あれ、うちにも起こったことがあるのですよ。声をかけられたのは夫です。

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          家、ついて行ってイイですか?【住】

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          30年前もシェアキッチン【食】

          一級建築士事務所の所長である私が運営する、新規事業のシェアキッチンは学生時代の経験に繋がっている、という話です。 これまでも書いてきましたが、高校卒業後の私の進路は建築ではなく栄養学でした。そこで学んでいた頃、毎週の給食作りがありました。授業の一環で、学生がメニューを考え、試作し、最終的に本番の給食を作るという流れです。大学の毎日の給食は日々違うチームが作っていたのです。 このプロセスがまさにシェアキッチンの仕組みでありましたね。

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          30年前もシェアキッチン【食】

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          酢豚味のエビチリをだすお店【食】

          私が栄養学を学んでいたのは30年以上前です。当時の先生から「おいしいと言われるお店には高くても行ってみなさい。本物の味を知ることが大事です。」と教わりました。今ほどネットでなんでも調べられる時代ではなかったので、本で情報を得たり、ひとづてに聞いたりしていました。 今の私からは想像できないかもしれないけれど、その頃はひとりで食事をするのが苦手だったので、誰かに「今度ごはんでも行こうよ」と誘われたら、「今度っていつ?」「このお店はどう?」と、そのチャンスを逃さないよう常に候補を

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          酢豚味のエビチリをだすお店【食】

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          建築と着物と私【衣】

          31歳のある日、それまでそれなりにバリバリ会社員生活を送っていたある日「会社員やーめた」とほぼ勢いで決断しました。 そしてその頃着物に目覚めました。なんの脈絡のない話ですみません。 とにかくその時は突然「着たい!」という衝動に駆られ、仕事以外はほとんど着物で過ごすようになったのです。

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