たかはしあやこ/㈱つむぐ設計 代表取締役

フリーターから社長へ🪴現場監督補助⇒意匠設計⇒フリーランス後 2011年ずるをしないを…

たかはしあやこ/㈱つむぐ設計 代表取締役

フリーターから社長へ🪴現場監督補助⇒意匠設計⇒フリーランス後 2011年ずるをしないを信条に設計事務所を開設🪴子育て中の女性建築士が多数活躍しています🪴2022年からシェアキッチン628の運営も開始しビジネスプランコンテストで信用金庫賞受賞🪴一級建築士🪴栄養士

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喧嘩を売っているつもりはないのだけれど

「わざわざ、喧嘩を売って歩かなくても…」と言われることがあります。できないことや違反行為について、丁寧に説明しているだけのつもりの時のことです。端から見ていたら険悪なムードに見えたらしいです。ということは相手の方には喧嘩を売られているように思われたのでしょうか。それは言葉遣いや態度のせいなのか、それとも両方なのか、考えなければいけないかもしれません。 最近、「検査後に増築しろということですか?」と思うような相談が続きました。一つは上に、もう一つは横にです。それらは違反行為で

    • そのうちスマートグラスで解決できるようになるんじゃない?

      経営者になって気づいたことの一つに人との出会いの機会が増えたということがあります。多くの方との出会いによって新しい世界を知る機会も増えました。それはとてもありがたいことだなと思う反面、困ったことも増えてきました。 例えば「ひとの名前や顔を覚えることは社会人として大切です」とか「名前を覚えないのは失礼です」とか、社会人生活の中では人の名前や顔を覚えることが重要だと言われます。名前を覚えないと相手に失礼な印象を与えてしまったり、「軽んじられている」と感じさせてしまうこともありま

      • どんな立場になっても感謝の気持ちを

        「髙橋はな、最初はなんて『生意気な女』だ、と思ったんだよ」私の父と同じくらいの年齢の建築設計事務所の所長は、酒の席では必ずと言っていいほどこの言葉を言います。 私が現場監督補助をしていた会社からゼネコンの設計部に転職したばかりの頃からなので、かれこれ25年以上の付き合いになります。自分で言うのも変ですが、当時は生意気でした。そうでなければ女性の私がその頃の現場にいることはできなかったでしょう。むしろ転職してきて「社会ってこんなに穏やかな話し方で仕事が進むのか」と若干のカルチ

        • 2024年9月のゆるテーマ

          私が新卒で入った会社では、新しく作った部署に所属したので、直属の上司がいない、というか、会社の人全員が上司、というか、そんな特殊な環境でした。ある意味社長が直属の上司であるので、何でも質問して追いかけ回していました。しかし、社長はいつも忙しそうで、返事はなかなかもらえません。なんでこんな簡単なことにすぐに返事してくれないのかと不思議に思っていました。 ところが、今や私も経営者になって、その理由がよくわかります。目の前の仕事をこなしながら、常に15分前とは違うことを考え続けな

        喧嘩を売っているつもりはないのだけれど

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        • 一級建築士女性経営者日記#1000文字 2024
          43本
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        • 相互応援有料マガジン(100円)
          14本
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        • 一級建築士女性経営者日記#1000文字『前座編』
          20本
        • シェアキッチン628
          15本

        記事

          家、ついて行ってイイですか?【住】

          タイトルのテレビ番組、あれって放送されるドラマチックな人生の裏側にはたくさんのボツ作品があるのだと思います。なぜならば、あれ、うちにも起こったことがあるのですよ。声をかけられたのは夫です。

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          家、ついて行ってイイですか?【住】

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          30年前もシェアキッチン【食】

          一級建築士事務所の所長である私が運営する、新規事業のシェアキッチンは学生時代の経験に繋がっている、という話です。 これまでも書いてきましたが、高校卒業後の私の進路は建築ではなく栄養学でした。そこで学んでいた頃、毎週の給食作りがありました。授業の一環で、学生がメニューを考え、試作し、最終的に本番の給食を作るという流れです。大学の毎日の給食は日々違うチームが作っていたのです。 このプロセスがまさにシェアキッチンの仕組みでありましたね。

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          30年前もシェアキッチン【食】

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          酢豚味のエビチリをだすお店【食】

          私が栄養学を学んでいたのは30年以上前です。当時の先生から「おいしいと言われるお店には高くても行ってみなさい。本物の味を知ることが大事です。」と教わりました。今ほどネットでなんでも調べられる時代ではなかったので、本で情報を得たり、ひとづてに聞いたりしていました。 今の私からは想像できないかもしれないけれど、その頃はひとりで食事をするのが苦手だったので、誰かに「今度ごはんでも行こうよ」と誘われたら、「今度っていつ?」「このお店はどう?」と、そのチャンスを逃さないよう常に候補を

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          酢豚味のエビチリをだすお店【食】

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          建築と着物と私【衣】

          31歳のある日、それまでそれなりにバリバリ会社員生活を送っていたある日「会社員やーめた」とほぼ勢いで決断しました。 そしてその頃着物に目覚めました。なんの脈絡のない話ですみません。 とにかくその時は突然「着たい!」という衝動に駆られ、仕事以外はほとんど着物で過ごすようになったのです。

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          セミタイトスカートははかない【衣】

          中学校2年の時の家庭科の授業で、スカートを作りました。課題で渡された型紙はセミタイトスカート。私は「セミタイトスカートなんてはかない」と、その頃流行っていたミディ丈のフレアスカートかギャザースカートを作りたいと家庭科の先生に直訴しました。 すると先生はセミタイトスカートの型紙に垂直に数本線を引いて切り開き、その間を新聞紙でつなぎ、その新聞紙で広がった部分がギャザー分であったりフレア分であったりするということを教えてくれました。そして、「こうやって作るからまずセミタイトスカー

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          セミタイトスカートははかない【衣】

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          2024年8月のゆるテーマ

          こんにちは、つむぐ設計のたかはしです。 さて私、最近ふと昔のことを思い出すことが増えてきました。 そのほとんどが「なんであんなことしていたんだろう?」とか「なんであんなに興味があったんだろう?」と思うようなことばかりです。 でも、スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチの中に『Connecting the Dots』という言葉があります。一つ一つの経験が、何かの具合で結びついて、何かに化けちゃうこともあると信じて、日々興味の湧いたことに全力で取り組み、楽しく生きていこうと思い

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          ものづくりの価値と使命

          タイトルは大きく出てしまいました。 いつもと変わらない私の勝手なお話です。 建築という業界にいるので、ものづくりに携わるさまざまな集まりに声をかけていただくことがあります。ある時、ある方から「商品を作ると価格競争に巻き込まれるから、作品を作るべきだ」という意見を聞きました。その人(企業)でなければ手に入らない、独自性のあるものを作れば、価格競争に巻き込まれずに済むというお話しに「そこが設計事務所の変化の先か?」と思った一方「でも私は日頃、建築を作品として創りたいわけではない

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          モデルハウス見学の一幕での気づき

          最近、戸建て住宅の建替え相談が増えています。相談の中で、「ハウスメーカーはダメだと聞くから」と言われる方が時折いらっしゃいます。その根拠は誰かから聞いたり、ネットで読んだりした情報です。設計事務所の中にはハウスメーカーを批判的に捉える声もありますが、規模による価格競争力や研究しつくされた独自工法など、その企業ならではの強みもあり、私はハウスメーカーも批判的にはとらえていません。 なのでお客様によってハウスメーカーの方が向いていると判断すれば、お勧めすることもあります。ある時

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          AI時代の挑戦と可能性~夢見る建築士~

          「いずれAIに働かせて私は遊んで暮らすわ~」と夢見ているのは、半分冗談で半分本気です。 避けて通ることのできないAIとのお付き合いを毛嫌いせずに、出来るだけ仲良くしたいと思います。最近はここに書く記事をGPTさんに手直ししてもらったり、何を書いたら良いか相談したりしています。 それに何事も否定だけでは前に進まない。どうせ避けられない道なら楽しむ方がよいでしょう。と、AIに考えてもらった言葉を元に、画像生成AIで作った画像でラインスタンプを販売しています。テーマに統一性はな

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          AI時代の挑戦と可能性~夢見る建築士~

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          こういう仕事もある?

          オンライン会議中に電話が鳴りました。会議中に電話に出るのって微妙なところですが、高齢で一人暮らしの父からだったので、後悔することになってもなと、出ることにしました。父は「給湯器を取り替えようと思うんだけど、○○万かかるってさ」と言いました。 見積もりに来た営業マンの前での電話だったようです。前にも同じような経験があります。動画配信サービスの営業をされ断れない父は「娘がダメだって」と言うために使われたのですが、今回は価格を疑ってかけてきたようです。まあ、緊急事態じゃなくてよか

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          2024年7月のゆるテーマ

          こんにちは、つむぐ設計代表取締役のたかはしです! 建物を作ることを目的にするのではなく、建物や空間を手段として人々の暮らしやまち、そしてその建物が残る未来に貢献したいなと思っています。 以前、中小企業診断士との面談時に「変化することだけが唯一変わらないことなんだよ」と言われたのを思い出し「確かにそうだよな、ところで誰の言葉なのだろう?」と検索したら、過去のたくさんの偉人や賢人たちが同じようなことを言っているのだと分かりました。「諸行無常という言葉もそういう意味だったのか」と

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          見た目と実態のギャップ

          最近のある出来事で、私の印象と実態とのギャップについて自身を見直そうと思いました。 ある日スタッフから「あれこれ色々言われました」とある方からかなり上からな感じで色々言われたことの報告を受けました。 その相手の人のことを思い出して「あの人?なんだか思ったことも言えなそうなぺこぺこした感じの人だったけど?」と私が言うと、別のスタッフが「そりゃそうですよ。たかはしさんは社長ですよ。そうなりますよ。むしろ私の方が『あの女は何なんだ』と言われていると思いますよ」と言ってきました。(

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