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音楽に生きる

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ヴァイオリニストとして生きるということ
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#音楽家のエッセイ

私のクラシック音楽の原点

私のクラシック音楽の原点

私は3歳からヴァイオリンを始めたが、全然練習しない子供だった。ヴァイオリンも好きだし、母がよくコンサートに連れて行ってくれた。でもクラシックは流れていたら聴く程度。自分からこれが聴きたい!というのはなかった。

まぁ小学生だし仕方ない。

出会いは10歳映画学科卒の母とよく映画を見ていた、小さい頃からオールジャンル、子供向けのディズニー映画をはじめ、観たら鬱になりそうな映画も、とにかく子供向けも大

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音楽に救われた人たち

音楽に救われた人たち

ヴァイオリンをしていて良かったと思ったことが人生で3度ある。

高校生のとき、ピアノを習っているクラスメイトと近所の図書館のロビーコンサートで閉館間際の数分間、演奏する機会があった。

合わせなんて、音楽の授業の前と、その子が部活に行く直前の音楽室が空いてる時間しかしてないし、“音の方向性を〜”なんて言える段階じゃなかったと思う。

ハイクオリティとは言い難い演奏だったけど、舞台慣れしてない2人が

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「あれが啐啄同時だった」と言えるように

「あれが啐啄同時だった」と言えるように

私は中学生のときから生き急いできたのを自覚している。

正しい音楽の道を進むことにおいて、他の人に比べて遅れてしまっていること、自分の夢が叶うための情報が回ってこない場所、今みたいに海外が近くない時代で、ただとにかく行動あるのみだった。

高校生の夏、著名なヴァイオリンの先生のセミナー(1週間毎日ソロレッスンとアンサンブルレッスン)を受けることができた。

今でもよくしてくださっているスポン

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感情保管庫に〈クラシック音楽〉は如何?

感情保管庫に〈クラシック音楽〉は如何?

中学生のとき、放送部に自分の好きな曲をリクエストできる制度があった。
度々、昼休みのお昼ご飯中に流される音楽を友達たちと話しながら決めていた。

好きなアーティストの曲を書いていると、私のリクエスト用紙を覗き込んだ友人が一言

「はるかさん、その曲もう古かばい!みんなもう聴かんやろ。今はこっちの曲のほうが流行っとるとよ!」

と、ポップスに疎い私に、書き直しの圧をかけてきた。

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ヴァイオリンを教えるということ

ヴァイオリンを教えるということ

自分のヴァイオリン教室を開いて4年目になる。

大学院2年生の頃、院を留学準備のため休学している中、ドイツへ留学するタイミングを見送り、毎日鬱々としていた。

家庭教師や塾講師はしたことがあったので新しいことをしてみたくなり、気分転換にヴァイオリン教室を開いてみようと思い立ち行動に移した。大学院2年生の夏だった。

ありがたいことに意外と問い合わせが多く、隣の県からもわざわざ来てくださ

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