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大阪パッケージアカデミー のオープンキャンパス
半年間の講義・課題制作・演習を通してパッケージ(主に紙箱)の構造とデザインを総合的に学び大阪パッケージアカデミー(主催:株式会社中野木型製作所)の第6期が10月からはじまります。
それに先立って、先日オープンキャンパスを開催しました。
コロナ禍以降はZOOMでのオンライン講座のため、実際のワークショップなどは行えないため、今回の企画でした。
紙器用の木型製作(中野木型製作所)と貼り箱製作(村上
箱屋と話す、BARにおける親密な会話「箱BAR」
久しぶりの投稿です。
村上紙器工業所が贈る新しいコンテンツ「箱BAR」。
大人の空間を舞台にした「BARにおける親密な会話」のはじまりです。
貼り箱ディレクターである村上誠(村上紙器工業所 代表)と親交のあるクリエイティブに関わる方が、パッケージやデザインに関するアイデア、視点、果てはお互いの考え方や生き方について、オーセンティックBARにて語らいます。
いまのデジタル化された時代、製品(弊社
これからのモノづくりはハードとソフトの組み合わせ
先週末の土曜日、大阪市生野区の「ものづくりセッション vol.23」で、弊社のビジネスの取り組みについてプレゼンテーションをさせていただきました。
弊社は貼り箱という商品パッケージの製造業ですが、モノづくり特有のハード(スペック)一辺倒ではなく、ソフト(デザイン、ブランディング、マーケティング、コミュニケーションなど)を融合させた事業展開を行っていることについて、お話をさせていただきました。
コミュニケーションって、なに?
村上紙器工業所のまたまた箱屋らしくない、新コンテンツのをつくりました。「ブランディングって、こういうこと」に続く、「こういうこと」シリーズ企画です。
でも、とても大切なことなので読んでみてください。
商品を入れる化粧箱/パッケージは、機能的にいえば商品の外観であり、中身を保護する(包む)、商品を運ぶものです。
でも実はそういう機能だけでなく、ブランディングやマーケティングとしての役割も担ってく
貼り箱は量産品にして「複製不可能」なパッケージ
最も美しいひとつの一台、と言われるフェラーリ328。
フェラーリは、工業製品でありながら複製不可能な量産品の一つ。
現在は車としてのクオリティもかなり上がりましたが、聞くところによると昔のフェラーリは例えばドア交換で本国からリペア用のドアを取り寄せても、微妙にカタチが違って合わない。なんてことが普通にあったそうです。笑
量産といってもまだまだ生産台数が少なかった時代、それだけ手作りの部分が多く
ただ「運ぶ箱」から、「意思を運ぶ箱。」へ
日本を代表するクリエイティブディレクター、佐藤可士和さんの生の話を聞きました。ミーハー的に、ちょっと感激でした。笑
すごいクリエイターのお話って本やテレビ、ユーチューブなどではいくらでも聞けますが、実際に目の前で聞ける機会はそうはありません。
今回は、京都クリエイティブ・アッサンブラージュという価値創造人材育成プログラムの一環(佐藤可士和の創造性を読み解く)で、一般公開されていたものでした。
SDGs、持続可能な紙を使ったパッケージ/貼り箱
先日、平和紙業ペーパーボイス大阪の「紙と取り組むSDGs展」を見てきました。
環境のやさしい、配慮された素材として紙が注目されていますが、間伐材を使った紙や森林認証紙などが目を引いてました。
私たちがつくる貼り箱は、中芯のボール紙がほぼ再生紙ですし、貼る紙も古紙を含んでいるものが多いです。中には、ケナフ(アオイ科の一年草)紙などの非木材紙などもあります。
そして貼り箱に使う接着剤は、ニカワ(
パッケージ/化粧箱の役割に何を求めるか?
商品を包むパッケージ/化粧箱は、現代ではなくてはならないものです。
昔なら、八百屋さんで売ってるキャベツやきゅうりなどは、新聞紙にくるんでくれたものです。
しかし、今やスーパーで売っているキャベツなど野菜に限らず殆どすべてのものが、何らかの形でパッケージングされています。
パッケージの機能的価値は「包む」「保護する」「運ぶ」ですが、情緒(感情)的価値としては「ブランド価値を伝える」「ブランドと顧
ポジショニングでブランド価値が変わる
日本にはトヨタを筆頭に日産、ホンダ、スバル、マツダ、スズキなど、大手自動車メーカーがたくさんあります。
海外だと米国のGM、フォード、クライスラー。特に欧州にはメルセデスベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、フィアット、アルファロメオをはじめ、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなどの高級スポーツカー専業メーカーも。
企業ブランドによって、各々の特徴があります。
トヨタなど、日本メーカーは主に全
ものづくりのベクトルを変える
私たちは、「貼り箱(はりばこ)」という紙製の商品パッケージ/化粧箱を企画・製造しています。典型的な町工場です。
私たちの業界では、地域の小さなお菓子屋さんから貼り箱の注文を受けたり、もしくは印刷会社やパッケージ会社などから「下請け」として受注することが多くあります。
特に印刷会社などからの注文は、数ある下請け業者に相見積もりを取って安価なところに注文を出す。みたいな、昔ながらの慣習があります。
オリジナルパッケージは、コストダウンではなくブランディング
商品のオリジナルパッケージ/化粧箱を作るとき、よくあるのはコストダウンの考え方です。包装/梱包資材だから、できるだけコストは低く抑えたい。それはよくわかります。
しかし、安易にコストダウンだけを考えるのは短期的にはコスト削減になりますが、長期的な視点でみるとマイナスになることがあります。
何故ならコストダウンは表層的な一面で、その分費用は抑えられますが費用を削ったことで、ブランドそのものの価値
アイデアは、タダなんでしょうか?
昨年から、自社サイトからの新規のお客様案件について、1件あたり企画費として僅か(数万円程度)ですがいただくようにしました。今までは、製造業として作ったモノ(製品)に対してしかお金をいただけなかったのですが、実際には貼り箱を企画(各種打ち合わせや素材を含めた仕様提案など)するために多くの知恵や時間を使っています。
思い切って、それに対しての対価をいただくことを決めました。
箱屋(パッケージ業界)と