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ハッピーソング 詩集(計 111 作品)

111
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子どものころの夢

子どものころの夢

はやく 大人になって、自由が欲しいと思った。
はやく 田舎を出て、都会で一人暮らしをしたいと思った。
はやく 働いて、好きなものをたくさん手に入れたいと思った。
大人になった今、子どものころ、なぜあんなに、はやく大人になろうと思ったのか、不思議に感じることがある。

いいね! の人生

いいね! の人生

笑顔が、いいね。

明るくて、陽気なのが、いいね。

前向きなのが、いいね。

生きているだけで、いいね。

たくさん いいねを、感じられる人生は、何だか、いいね。

運命という名の電車

運命という名の電車

僕は、なぜ、この電車に乗ってしまったんだろう。

僕を乗せた電車は、どこへ、向かっているのだろう。

電車は、今、僕の人生の、どのあたりを走っているのだろうか?

この電車の終着駅は、一体どこにあるのだろうか?

僕の人生が終わっても、僕が乗った電車は、あの世へと、走り続けて行くのだろうか?

僕は、自分では降りることはできない、運命という名の電車の中で、いろいろと、考えごとをした。

なんとなく

なんとなく

なんとなく、食べてきた気がします。

なんとなく、仕事をしてきた気がします。

なんとなく、生きてきた気がします。

なんとなく、という暗示に、かかったまま、僕は、生きているのかもしれない。

あの時代(昭和)の子供たち

あの時代(昭和)の子供たち

お下げ髪の女の子に、鼻たれ小僧

日が暮れるまで遊びまわった、あの子たちは何処へ行ってしまったのかな。

チャンバラ、ビー玉、ゴム跳び、竹とんぼ・・・。

お遊びしたくて、あの子のお家(うち)を尋ねても、もう誰もあの子たちのことを知りません。

みんな何処へ行ってしまったの?

誰か、あの時代のあの子たちを知りませんか?

クラゲの気持ち

クラゲの気持ち

漂流し続けてきました。

生き方が不器用な私は、流され、さすらい、気づいた時には、いつも自分の居場所がわかりません。

漂う人生は、なんだか寂しい。

自分の意思で漂いたい。

港の見える丘

港の見える丘

眼下に、きれいな港が広がる丘。
青い海を行き交う船
飛び交うカモメの群れ
時々聞こえる霧笛の音
人々の賑わい
歴史の色合いを残す建物
海から吹き上げる風は、港街に、ゆるやかな時間の流れを運んでくれる。
丘から見える光景は、なんだか、出会いと別れを繰り返す人生の姿に、にていた。

好きでも、嫌いでもない

好きでも、嫌いでもない

好きだと思っても、好きになれない。

嫌いだと思っても、嫌いになれない。

どっちでもよさそうなのに、好きか、嫌いか、はっきりさせたい、気持ちが、私自身を戸惑わせる。

好きでも、嫌いでもないのに。

人生劇場

人生劇場

私の出番がやってきました。
今日の演目は、成り行きまかせ。
いつも同じ演目です。
格好よく演じたいのですが、格好よいセリフは、言えません。
二枚目の役は、もともと無理があります。
私にしかできない役まわりを、今日も演じる私です。

花の香のような友よ!

花の香のような友よ!

いつも変わらぬ笑顔で、私を受け入れてくれる友よ。
あなたの飾らない態度に、私は安心をおぼえます。
あなたのあたたかい言葉は、まるで花の香りが漂うように、私を心地よくさせる。
あなたといつまでも、おしゃべりしていたい。
花の香りのような友よ!

片思いの悲劇

片思いの悲劇

あの人のことを愛しすぎて、あの人が元々どんな人だったのか、わからなくなってきました。

あの人のことばかり考えすぎて、私自身のキャラクターが、自分でも、わからなくなってきました。

はやく本物のあの人に会って、本当の私に戻りたい。

人生舞台

人生舞台

人は、あたえられた時代の舞台で

ドラマを、演じなければならない役者のようだ。

拍手や、喝采なんて、なくても

自分らしく、思い切り立ち回りをやって

お役目を終えたら、人生舞台は、御開き(おしまい)よ!

瞳は語る

瞳は語る

あの瞳は、私に何かを伝えようとしています。

あの瞳をみると、あの人がうそをついているのがわかります。

あの瞳で見つめられると、私はうそをつけなくなります。

あの瞳の輝きは、まるで、あの人の内なる何かを、映し出しているようです。

瞳は、よく何かを語るものだ。

私の傘

私の傘

それは、ゴミですか?
いいえ、それは、わたしの傘です。

その傘、もう使えないでしょう?
いいえ、まだ、使えます。

安くて、良い傘売ってますよ?
いいえ、この傘には、愛着がありますから。

私の傘は、よくゴミ扱いされる。