岸 華子

生まれつき膀胱尿管逆流症、そして15歳から血液透析開始。21歳から過敏性腸症候群も発症…

岸 華子

生まれつき膀胱尿管逆流症、そして15歳から血液透析開始。21歳から過敏性腸症候群も発症。 何があっても次の日には笑顔で前を向く! ドロドロな心も温かな心も、私の中の事実をそのまま書いていきます。

記事一覧

第59話 ついに簿記1級検定

前の記事です▼ ついに来てしまいました。 1級の検定日です。 そう、来てしまいましたという言葉の通り、自分の中に受かる自信が無いのです。理解しているようで出来てな…

岸  華子
10時間前
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第58話 ついてく気持ちと先生の結婚

前の記事です▼ 簿記1級の勉強が過酷になってきました。 18時になっても授業は全く終わらず!途中で授業を抜けて、プリントをもらって透析へ走りに走る日々。 本当に健康…

岸  華子
1日前
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第57話 髪の色は自由でいい

前の記事です▼ 専門学校に行き、透析日は透析に行くのですが、透析室の臨床工学技士さんのNさんを、私は興味深く見ていました。 臨床工学技士とは、透析の機械や人工腎…

岸  華子
2日前
7

第56話 気抜けと簿記1級

前の記事です▼ 1級の簿記漬けの日々なのですが、2級を受かれたことで私は気抜けしていたと思います。 もっと簿記が難しくなり、授業を聞いていても分かっていても分かっ…

岸  華子
3日前
7

第55話 やってみたくても

前の記事です▼ 透析に使うパジャマとタオル類をバックにドサッと入れて、名古屋の地下街を急いでいた時の話です。 いつもの速さでスタスタスタスタ!! 地下街を通り抜…

岸  華子
4日前
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第54話 薄汚い話と自分の思考

前の記事です▼ 同級生に少し年上の男の子が2人混じっていました。その2人が私の隣で、お弁当を食べていた時の話です。 「〇〇は生でヤレるな。〇〇はだめだ。」 指し向…

岸  華子
5日前
7

第53話 簿記2級最終模擬試験と検定当日

前の記事です▼ ついに、簿記2級の模擬試験も最終に。 専門学校がコレが出るんじゃないか?と予測した試験用紙を解きました。 ドキドキドキドキ。 こんなにドキドキして…

岸  華子
6日前
9

第52話 ここでもコンプレックス

前の記事です▼ 模擬試験をどんどん解いていく日々が、また来ていました。 解いては振り返り、解説を繰り返すのです。 養護学校育ちの私です。進学校ではありません。超…

岸  華子
7日前
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第51話 簿記2級を確実にとる為に

前の記事です▼ 簿記2級の検定日が近づいてきてました。 朝は先生方々が、「おはよう!」と言いながら教室前で竹の棒や竹刀を持って、激を飛ばします。 先生方々も、生徒…

岸  華子
8日前
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第50話 途中で手術へ

前の記事です▼ 簿記2級の勉強をガリガリとしていた時でした。 予備のシャント(透析の為の血管で、動脈と静脈を手術で繋いだもの)を造る手術が入りました。 朝から担任の…

岸  華子
9日前
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第49話 イジメは笑い飛ばせばいい

前の記事です▼ 専門学校で、日頃の疲れで机に伏せていた時でした。 起きたら、机の隅に金髪の枝毛が数本。 (金髪、、1人しかおらんやん。つまらない人生にしてるなー。暇…

岸  華子
10日前
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第48話 看護学生さん

前の記事です▼ 思い出したので書いておきます。 国立療養所中部病院の小児科に入院していた頃の話に戻ります。 養護学校高等部3年の頃だと思います。 私の体には管が3本…

岸  華子
11日前
9

第47話 簿記の3級と電卓の3級

前の記事です▼ 簿記検定3級試験です。 緊張はしましたが、あれだけ問題を解き続けてきたので、受かると思う気持ちはありました。 あとは、本番の度胸のみです。ですが、…

岸  華子
12日前
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第46話 兵庫医科大学病院

前の記事です▼ すみませんが、思い出したので小学校6年生頃の話をします。 私は愛知県在住なのですが、2週間ほど兵庫医大病院に入院した事がありました。 父の運転でひ…

岸  華子
13日前
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第45話 資格試験が近付く時と終電に乗る体験

前の記事です▼ 授業が佳境に入ってきました。 先生の熱量が違ってきます。 左手で電卓をたたき、右手でプリントを記入する事にも慣れてきました。 桁数も「,=カンマ」…

岸  華子
2週間前
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第44話 研修旅行と心の深部

前の記事です▼ 専門学校の皆で大型バスに乗り、研修旅行です。 楽しみなのですが、大問題があります。 私には管が3本あります。皆をびっくりさせてしまいます。 先生に…

岸  華子
2週間前
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第59話 ついに簿記1級検定

第59話 ついに簿記1級検定

前の記事です▼

ついに来てしまいました。
1級の検定日です。

そう、来てしまいましたという言葉の通り、自分の中に受かる自信が無いのです。理解しているようで出来てないまま、突っ走って来てしまいました。とにかく、終わって休みたい!10時間くらい寝たい気持ちでした。

教室の皆は、真剣に淡々と受ける準備をしてる子と、苦笑いの子に別れていたように思います。

「はじめ!!」
問題に目を走らせます。

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第58話 ついてく気持ちと先生の結婚

第58話 ついてく気持ちと先生の結婚

前の記事です▼

簿記1級の勉強が過酷になってきました。
18時になっても授業は全く終わらず!途中で授業を抜けて、プリントをもらって透析へ走りに走る日々。

本当に健康が羨ましい!!なんで授業を抜け出さなきゃいけないのさ!
私だって授業ちゃんと受けたい!
分からないのにーー!!
ここでも理不尽と闘う羽目に。

(あーー養護学校のベッドサイド教育を取り入れてくれーー。て思ってもあるわけない。。)

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第57話 髪の色は自由でいい

第57話 髪の色は自由でいい

前の記事です▼

専門学校に行き、透析日は透析に行くのですが、透析室の臨床工学技士さんのNさんを、私は興味深く見ていました。

臨床工学技士とは、透析の機械や人工腎臓の管理や透析液の管理などをして下さる方々です。

そのNさん、年齢は20代半ばかな?髪の毛が色んな色に変わるんです(笑)今から28年ほど昔のことですよ?茶髪も許されてない時代です。
完全にアウトローでございます(笑)
でもね鼻歌を歌い

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第56話 気抜けと簿記1級

第56話 気抜けと簿記1級

前の記事です▼

1級の簿記漬けの日々なのですが、2級を受かれたことで私は気抜けしていたと思います。

もっと簿記が難しくなり、授業を聞いていても分かっていても分かってない感が満載でした。これをちゃんと理解して1級受からないと、税理士の道行けれないんだ。信っじられない!

そして気力が落ちてきて、お弁当を食べたあとは眠気との闘いです。皆も同じらしく、筆箱を落とす音や、既に腕を前に突き出し頭を乗せて

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第55話 やってみたくても

第55話 やってみたくても

前の記事です▼

透析に使うパジャマとタオル類をバックにドサッと入れて、名古屋の地下街を急いでいた時の話です。

いつもの速さでスタスタスタスタ!!
地下街を通り抜ける時でした。スーツを隙なく着こなした紳士が、地下街の人を観察していました。(なんだあれ?目立つ人。何してるんだろ?)

あ!ヤバ、目が合っちゃった。知らん顔して通り過ぎよう。
スタスタ!!
グイッ!!腕を捕まえられました。

「すみま

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第54話 薄汚い話と自分の思考

第54話 薄汚い話と自分の思考

前の記事です▼

同級生に少し年上の男の子が2人混じっていました。その2人が私の隣で、お弁当を食べていた時の話です。

「〇〇は生でヤレるな。〇〇はだめだ。」
指し向かいで食べていた、もう1人の男の子は無言を貫いていました。
真っ昼間に、しかも女の子が隣でお弁当を広げて食べているのに、お構い無し。

私は睨み付けていましたが、気づきもしないでベラベラ。もう1人の男の子は、止めもしないで聞きづらさを

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第53話 簿記2級最終模擬試験と検定当日

第53話 簿記2級最終模擬試験と検定当日

前の記事です▼

ついに、簿記2級の模擬試験も最終に。
専門学校がコレが出るんじゃないか?と予測した試験用紙を解きました。

ドキドキドキドキ。
こんなにドキドキしてたら早く死んじゃいそう。
何度解いても、どこまでも大丈夫じゃないように感じます。

日々、勘定科目や数字を見てばかりで、目が見たくないと言ってるのも気がついていた私です。それはきっと皆同じだったでしょうね。数字だけで、お腹いっぱいで頭

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第52話 ここでもコンプレックス

第52話 ここでもコンプレックス

前の記事です▼

模擬試験をどんどん解いていく日々が、また来ていました。
解いては振り返り、解説を繰り返すのです。

養護学校育ちの私です。進学校ではありません。超スローペースの温室育ちです。
今思えばですが、確実に自分の糧になりましたね。あれが専門学校というものなのだ!という経験と病気の体でついて行く自信です。

そんな生活の中、ニットのワンピースで体の曲線を露わにしている、堂々とした同級生がい

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第51話 簿記2級を確実にとる為に

第51話 簿記2級を確実にとる為に

前の記事です▼

簿記2級の検定日が近づいてきてました。
朝は先生方々が、「おはよう!」と言いながら教室前で竹の棒や竹刀を持って、激を飛ばします。

先生方々も、生徒である私達に資格を取らせるのが仕事ですから。
しかも社会人の方々も教えていて、目の下にクマをつくっています。大変なんだろうなー、気も使うだろうし。なんて、自分にも余裕無いのに観察してしまう私。

最低ラインの簿記2級は、確実に取りたい

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第50話 途中で手術へ

第50話 途中で手術へ

前の記事です▼

簿記2級の勉強をガリガリとしていた時でした。
予備のシャント(透析の為の血管で、動脈と静脈を手術で繋いだもの)を造る手術が入りました。

朝から担任の先生に手術があるので早退させて下さいと伝えました。

お昼で早退し、病院の手術室を訪問。
上着だけ手術着に着替え、いざ手術室へ。
今回の手術は、人工血管を埋め込むものではなく、自己血管同士を繋ぐだけなので簡単に済みました。手術は淡々

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第49話 イジメは笑い飛ばせばいい

第49話 イジメは笑い飛ばせばいい

前の記事です▼

専門学校で、日頃の疲れで机に伏せていた時でした。
起きたら、机の隅に金髪の枝毛が数本。
(金髪、、1人しかおらんやん。つまらない人生にしてるなー。暇なんだなー)と思いつつ、フーッと枝毛を飛ばしました。

そして左隣りの同級生と会話して、皆に振り返られる程の大笑いしてたら、後ろから声が聞こえたんです。
「全然効いてないじゃん。」
当たり前~!
乗り越えてきた荒波が違う。
覚悟と度胸

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第48話 看護学生さん

第48話 看護学生さん

前の記事です▼

思い出したので書いておきます。

国立療養所中部病院の小児科に入院していた頃の話に戻ります。
養護学校高等部3年の頃だと思います。
私の体には管が3本、腎臓と膀胱にありました。
看護学生さんには良い勉強になるのです。

看護学生さんが看護師の指導を受けつつ、お風呂に入った後の管周りの消毒と、ガーゼ交換です。ですが、モタモタと手際が悪く自分でした方がずっと早いし、何よりプロじゃない

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第47話 簿記の3級と電卓の3級

第47話 簿記の3級と電卓の3級

前の記事です▼

簿記検定3級試験です。
緊張はしましたが、あれだけ問題を解き続けてきたので、受かると思う気持ちはありました。
あとは、本番の度胸のみです。ですが、面白がる余裕は無かったです。

「はじめ!!」
バッと試験用紙をめくり、問題を見ながら電卓をたたきます。
電卓の音とシャープペンが走る音のみの時間。
解き終わり、見直しする時間もとれたと思います。(大丈夫、たぶん大丈夫。)

健康な人と

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第46話 兵庫医科大学病院

第46話 兵庫医科大学病院

前の記事です▼

すみませんが、思い出したので小学校6年生頃の話をします。

私は愛知県在住なのですが、2週間ほど兵庫医大病院に入院した事がありました。

父の運転でひたすら高速を走り続け、甲子園球場を横目に過ぎて、兵庫医科大学病院に着きました。
縦の長四角の建物で(でっかー!ここに入院するの?!)とびっくりしました。
何のためなのかも知りません。

そこで待ってたのは、嫌~な検査でした。
先ずは

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第45話 資格試験が近付く時と終電に乗る体験

第45話 資格試験が近付く時と終電に乗る体験

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授業が佳境に入ってきました。
先生の熱量が違ってきます。
左手で電卓をたたき、右手でプリントを記入する事にも慣れてきました。
桁数も「,=カンマ」があれば、100万も1億も直ぐに分かるようになりました。

授業をしてから、プリントを黙々と解いていく事が増えました。
周りから電卓をたたく音が絶え間なく聞こえていて、自分も何とかついて行ってました。

算数・数学なんて、ちゃらんぽらん

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第44話 研修旅行と心の深部

第44話 研修旅行と心の深部

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専門学校の皆で大型バスに乗り、研修旅行です。
楽しみなのですが、大問題があります。

私には管が3本あります。皆をびっくりさせてしまいます。
先生に相談し、先生用のお風呂に先に入らせてもらう事にしたんです。

本当は皆と入ってワイワイしたい。何でも分かち合えたらいいのに。
でも、難しいことです。気分を盛り下げたくないんです。
全部を見せることは出来ませんでした。

あと、びっくり

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