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立ち止まることなく、(プログラミング参加者インタビュー第3弾)

こんにちは!
もしくはこんばんは!
前回のインタビュー記事はご覧頂けましたでしょうか?
もし、「まだ読んでいない!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひそちらもご覧ください!


第3弾の今回は、2019年のシリコンバレープログラムに参加したことで、自身の可能性に気付き、自分をアップデートさせる毎日を過ごしている 井上嘉人(いのうえよしと)さんへのインタビューです!

井上さんは、ずっとサッカー一筋の青春時代を過ごしていましたが、集大成である高校3年生の試合がコロナウイルスによって全て中止に…。
様々な困難にぶつかりながらも、現在はオーストラリアの地で大好きなサッカーに打ち込む毎日を送っています。
こんなにも熱量の多い井上さんですが普段は寡黙な方で、突拍子もない行動を起こして周りを驚かせています。

そんな、人生19年で止まることなく、淡々と豪快に走り続けている井上さんにお話を伺いました。





現在の井上嘉人さん(19歳)

プロフィール



名前:井上嘉人
年齢:19歳
出身:青森県
所属:株式会社 ゆめみ (システムエンジニアインターン)
   42東京
   オーストラリアセミプロフェッショナルサッカーチーム (選手)

2021年、青森県から東京の専門学校へと進学。
しかし、進学先の授業の生ぬるさに辟易し、猛勉強の末、42東京へと転校
現在は、42東京でプログラミングを学びながらオーストラリアのセミプロフェッショナルサッカー選手として活躍する傍らで、株式会社ゆめみのシステムエンジニア(インターン生)として働いている。
俗に言う「2足の草鞋」どころか「3足の草鞋」を履いた状態で、毎日を生き生きと過ごしている

(また、私事になるが、井上さんは私の高校の先輩である。)



3足の草鞋を履きこなす



__先輩、お久しぶりです!いつの間にオーストラリアに行っていたんですか??


井上:久しぶり。
今年の4月とかだから、そんなに前でもないぞ。


__いや、そうなんでしょうけど…。急に旅立つものだから…。


井上:まぁ、オーストラリアに行こうって考えてから1ヶ月でこっちに来たからな。


__相変わらずですねw
オーストラリアでの生活って、どんな感じなんです?
サッカーとプログラミング勉強とエンジニアの掛け持ちって、考えたくないくらい大変そうなんですが…。


井上:いや、そうでもないぞ。
あくまで俺の場合だけど、エンジニアの仕事はフレックス制だから週三日の勤務を無理なくこなせるし、オンラインでの勤務は通勤の手間も省けるし。


__フレックス制…。
最近、よく聞く単語ですよね。


井上:そうだな。
それを難なく導入できるのもエンジニアの強みの一つだな。
フレックス制かそうじゃないかだけで、負担はだいぶ違うぞ。


__じゃあ、想像していたよりも全然無理はしていないんですね。


井上:だな。
一週間のスケジュールもそんなに変動ないし、好きなサッカーもできているし。


__一週間のスケジュールって、どんな感じなんですか?


井上:そうだな…。
まず、火曜日・木曜日・金曜日の三日間はエンジニアの仕事してるな。
で、平日の空き時間を使って42東京の課題をやってる。
この課題、終わらないと即退学になるんだよな…。
サッカーは、火曜日と木曜日の夕方に練習したりとか。
休日はサッカーの試合に出たり、TOEICの資格試験の勉強にあてたり、あとは友達と飲み行ったりしてるぞ。


__充実してますねぇ…。
ん?飲み行ってるって…


井上:あぁ、オーストラリアの法律だと、俺の年でも飲酒OK だからな。


__なるほど。
試合の打ち上げとかでも飲みに行くことあるでしょうし、めちゃくちゃ楽しいんだろうなぁ…。


井上:実際、楽しいぞ。
目標達成の過程で好きなことできて、多少なりとも給料まで貰えて…。
楽しいし、頑張る意味があるって実感してるからこそ頑張れていると思う。


__きっと、それが「三足の草鞋」を履きこなせている理由なんでしょうね。




存在を知り、スタートラインに立つ


2019年、シリコンバレーにて

__シリコンバレープログラムに参加してから、もう3年近く経ちますよね~。嘉人先輩の中で、一番印象に残ったこととか思い出って何ですか?


井上:そうだなぁ…。
やっぱり、色んな人から話を聞けたことだな。

__色んな人というと??


井上:Googleの方とか、メルカリの方とか。
現地で働いている人と直接話すことができたっていうのが、俺の中で一番デカかった
後は、色んな施設を見学できたこととか。
そういうの含めて、トップ企業で働いている人が、どんな場所でどんな風に働いているのかっていうのをしっかりとイメージできたのは、めちゃくちゃ今に活きてるって感じる。


__やっぱり、そこが一番印象深いですよね…。
スケールの大きさとかを身に染みて感じた機会だったというか…。


井上:だな。
特に俺は、メルカリの方の話を聞くまで、「エンジニア」っていう職業の選択肢があるっていうことを知らなかったから、それを知れたことがかなりデカかった。


__まぁ、青森で普通に暮らしてると「エンジニア」っていう職業に触れる機会なんて滅多にないですからね。


井上:そうなんよ。
メルカリの方の経歴とか考え方とかを直接聞けたおかげで、俺の将来の選択肢が広がったよね。
マジであれは衝撃だったわ…。




草鞋の限界をもう1足の草鞋で補う


__さっき、将来の選択肢が広がったっておっしゃっていましたが、そもそも嘉人先輩って、プログラム参加前はどういう進路を選ぶつもりだったんですか?


井上:俺、ずっとサッカー一筋だったからさ、このままサッカーをずっとやっていこうと思ってたんだよ。
サッカーで推薦の話もあったし。
でも、それで頑張っていきたいと思う反面、サッカー一筋には限度があるって薄々…、いや、ずっと胸の奥で不安が燻ってて…。
俺なりに、セカンドキャリアについて色々考えてた時にシリコンバレープログラムに参加することができて、「エンジニア」を知ることができたのよ。
そこから「エンジニア」っていう職業を目指す、手に職をつけようって考えになれたんだ。
サッカーを諦めるつもりは全くなかったし、単純に、「サッカー」と「エンジニア」っていう二つの目標があのプログラムで出来たのよ。


__ですよね。
 正直、「嘉人先輩=サッカー」っていうイメージしかなかったので、エンジニア関係に進んだって聞いたときは結構衝撃を受けた覚えがあります。


井上:だよなwww
まぁ、本格的に「エンジニア」の道に進むって決めたのは、高校2年生から3年生にかけてのアプリケーションの自己開発に挑戦してからだから、決まったのはだいぶ遅めだったと思う。
アレは、めちゃくちゃ楽しかったよw


__アプリの自己開発…。
普通に厳しくないですか??
一年間、よく続きましたね…。


井上:難しいよw
でも、続いた理由をあげるんだったら、楽しかったっていうのもそうだけど、親父の存在もデカかったな。


__そうなんですか?


井上:うん。
俺の親父、知ってるだろうけど情報の先生やってるだろ?
その影響もあってか、中学生の頃からパソコンに触れててリテラシーがあったからアプリ開発を素直に楽しめたと思うし、出来上がったものを親父に見せて褒められたのもめちゃくちゃ嬉しかったし。
なんだかんだで親父の存在はかなり影響してると思う。


__確かに、事前知識があると物事にとっつきやすくなりますしね。
それに、家族に褒められるのはめちゃくちゃ嬉しいから、励みになりますし!
お父さんのおかげですねw


井上:だな。
後はまぁ、単純に進路選択の時期に被っていたってのもあって、タイミングも丁度良かったんだと思うよ。
タイミングって結構重要だし、運がよかったんだろうな。


__シリコンバレープログラムでお話を伺った方々でも、「運は大事」って熱弁している人多かったですもんね。
「運」がなくても、自分でチャンスを掴みに行くっていう気概は大切ですし。
嘉人先輩はそれが人一番強いんでしょうね!




暗闇を進むための灯を求めて



__今までは嘉人先輩がプログラムを通して感じたことなどを聞いてきたんですけど、先輩はどんな人にこのプログラムに参加して欲しいと思いますか?


井上:ん~…難しいなw
でもまぁ、俺の経験から考えると、刺激が欲しい人とか、モラトリアムな時期にいる人とかが参加してみればいいと思う。


__やっぱり、キャリアを考えている時に行ったから、余計に刺激を受けることが出来たっていう感じですか?


井上:そうだな。
でも、そういう人に限らず、どんな人でも行きたいなら行くべきだと思う。
ひょっとしたら、本当にすっからかんで、何やればいいかわからない人とかが行く方が刺激を素直に受け止められるから、このプログラムの効果が高いかもしれないし。


__前回のインタビューで佐々木さんも仰っていましたけど、「熱量」を貰うっていうのは皆さん一貫しているんですね。
「刺激=熱量」かどうかは人それぞれだと思いますけど、少なくとも、その刺激や熱量が何かしらの着火剤になるとは思いますし。


井上:逆に、情報系を学んでいる人とかが行くと、勉強に対する意欲は増大するだろうな。
テクノロジーの最先端を走っている場所に行って、そこで活躍している人の話を聞くわけだから、より将来に対するビジョンとかが鮮明になるだろうし。


__確かにw
情報系に興味がある人からすれば、シリコンバレーはテクノロジーの宝物庫ですし。
私がシリコンバレープログラムに参加した当時は
「(なんとなく)凄いなぁ」
「こ、これがあのGoogle…。」
みたいな大雑把な衝撃でしたけどねw
今はプログラミングに若干触れているので、また別の衝撃を受けられると思います!


井上:いや、Googleは誰でもそうなると思うぞw
ただまぁ、本当にどんな人でも行けば何かしらの刺激は受けられると思うから…。
やりたいことが決まっている人、決まってない人、それ以外の人でも、行きたいと思ったなら行くべきだと思うぞ!




草鞋は増えるどこまでも


津軽富士を背景にパシャリ!

__最後になるんですが、嘉人先輩は今後どんなことをしていきたいと思ってますか?


井上:…どんなこと?


__なんでもいいんです!
資格でも、趣味でも、仕事関連でも、プライベート関連でもなんでも!
今、やりたいなぁって考えていることを教えてください!


井上:そうだな…。
とりあえず、サッカーはやめる。


__………はい???


井上:いや、高校の時にコロナで色んな大会が中止になってさ、俺、結構なモヤモヤを抱えてたんだよ。
でも、今思う存分サッカーできて、心を覆ってたモヤモヤをようやく晴らせそうだからさ!
だから、サッカーは今シーズンで終わるつもりだ。


__な、なるほど。
いやぁ…思い切りましたね。


井上:あとは、ある連携プログラムの1次選考を頑張ってクリアして、Googleに入社したい


__………ん???
グ、グーグルって、あのGoogleですよね…?


井上:ああ。
そのプログラムの1次選考を通過すると、Googleの1次選考が免除になるんだよ。
まぁ、42東京に在籍しているからってことで、学歴の面で保証されてるってことだな。


__また、大きく出ましたねw
入社できたら、その時はまた連絡ください。


井上:はいよw
でも、普通に2年後新卒だからさ、就活も頑張らないといけないわけよ。
TOEICも700以上を目標に勉強中だしな。


__そうですよね…。
私も「起業」だけじゃなくて、「就職」の選択肢も持っておかないといけませんし…。
…他にやりたいことってありますか?


井上:あるぞ。


__なんですか?!


井上:実はさ、YouTuberもやってみたいんだよな。


__………なるほど。
ちなみに、何系の動画を投稿しようとかは決まってるんですか?


井上:いや、シリコンバレーに行ったときに、世界にはまだまだ知らない部分が沢山あるってことに気付いてさ…。
シリコンバレーだけじゃなくて、世界の神秘的な部分を動画にしたいと思ったんだよ。
どれくらいの収益が出るかはわからんけど、旅をしながら稼ぐって最高じゃね??


__私もYouTuberの収入関係は全然詳しくないのでなんとも言えないですけど、毎日楽しそうでいいなぁっては思ったことありますねw
今では憧れの職業上位ですし。


井上:うんうん。
あと、俺、ゲーム実況も結構見るんだけどさ。
ゲーム実況者もやりたいなって思っててw


__やりたいことだらけですねw


井上:まぁ、動画関連のは、「いつか」だけどなw


__先輩は、案外早くやってる気がしますけどねw




__以上でインタビューは終わりになります!
嘉人先輩、今日は本当にありがとうございました!
久しぶりにお話しできて楽しかったです!


井上:いや、こっちこそありがとうな。


__なにか中野さんに伝言とかありますか?
伝えておきますよ。


井上:…あ~、じゃあ、

「自分がデカくなったらお会いしに行くんで!」

って伝えておいてくれ。


__わかりましたwww


編集後記


今回は、高校時代の先輩であり、共に2019年度のプログラムに参加した井上さんへのインタビューでした。
インタビューというよりは、旧友同士、昔話に花を咲かせながら近況を語り合う、といった雰囲気だったような気がします。
同じプログラムに参加していても、抱えていた悩みや葛藤は全く違っていて、進んだ道も大きく異なります
ですが、「井上さんの葛藤」も「私の葛藤」のどちらもが、シリコンバレープログラムに参加したことで、「解決のきっかけ」を見つけられました
このプログラムは「解決策」は教えてくれません。
教えてくれるのは「多種多様な考え方」と「様々な在り方」、そして「挑戦することの大切さ」などです。
しかし、それらは全て「解決のきっかけ」になるのです。
そのきっかけに気付くまでの過程とプログラムの楽しさを、少しでも皆さんにお届けできていれば幸いです。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました!




また、シリコンバレープログラムは、今年から再開します!
今年は大学生を対象に、少人数で行います。
詳細な情報は、以下の記事をご覧ください!仮申し込み受付中です!