<はじめに> ここで書こうとしたことは、一生懸命頑張って結果が出てよかったという話ではありません。親子で中学受験に臨み、小4で受験勉強を始め、小6の2022年2月に開成…
中学入試で出題される算数の問題があまりに「特殊」で「独特」なので、中学以降で学ぶ数学ともつながらず、意味がないといわれることがあります。 中学受験の弊害、という…
4つの数字と四則演算(+-×÷)を使って10をつくるパズルがあります。 メイクテン(make ten)とも呼ばれます。 切符の番号や車のナンバープレートなど、4けたの数字4…
今年の中学入試の算数の問題を見ていたら、面白い問題を見かけたので紹介したいと思います。 1の位以外の位の数字を全て足すと、1の位の数字に等しくなるものを「たし算…
2年前に息子が中学受験した際、親が子どもの勉強に3年間付き合いました。 親が子どもの受験沼にどっぷり浸かっていたように思います。 連日、わが子の学習スケジュールを…
長野県美ヶ原高原で牛の放牧が始まった、というニュースを見た。 夏の暑さから牛を守るため、毎年5月下旬に麓の畜産農家から牛を預かり、秋まで放牧するのだという。 高…
子どもの受験に伴走して以来、中学受験算数の問題のハマり、時々、有名中の過去問を考えたりしています。 今年、ある難関私立中入試(算数)で出た損益算の問題がありまし…
やりとり算にはいくつかのパターンがあります。 フローチャート書いて解くのが定番。 CがAに200円渡して900円になったから、その直前はCが1100円でAが700円… という…
昨年から今年にかけ、埼玉県の県立高校の共学化問題を巡る議論が盛り上がっています。 中高一貫の男子校に子どもを通わせている親として、考えさせられるところがあります…
サピのテストでは、最後の方の大問に、満点を取らせない(?)ためかどうかわかりませんが、難易度の高い問題を出してくることがあります。 この時期に解けなくても全く…
算数の問題を解くには論理的思考力が必要、と言われます。 具体的な問題をもとにこのことについて考えたいと思います。 <一つの解答例> 【ステップ1】枚数比が7:4…
子どもの中学受験に伴走した経験は、大変ではあったけれど、親にとっても子どもにとっても成長の糧になったと思えます。 今から振り返れば、もっとああしておけばよかった…
中学受験において親の関与が必要な大きな理由の一つが、受験生である子どもによる自己管理、特に時間管理が難しいことだと思います。 目的を認識し、自分で目標を設定し、…
子どもの中学受験に伴走した経験から思うのは、学校での勉強とかけ離れ、断トツに難しいので、できないことがあまりに多くなって、親も子も自信を失いやすいということ。 …
子どもの中学受験に伴走していたとき、怒りや不安、焦りを強く感じることがありました。 子どもの受験が大きなストレスになっていました。 親が心配性の性格なのか、我が…
中学受験は、小6の1-2月時点の学力のごく一面を捉えて、入試というふるいにかけるもの。 それを目に見える数値で表したものが偏差値。 定員に対して志願者が多ければ…
けるねるね (息子の中学受験に伴走し、2022開成&筑駒合格に立ち会う)
2022年8月15日 15:47
<はじめに>ここで書こうとしたことは、一生懸命頑張って結果が出てよかったという話ではありません。親子で中学受験に臨み、小4で受験勉強を始め、小6の2022年2月に開成&筑駒合格に至る、3年越しの真剣勝負の記録です。この道のりは決して平たんではなく、とても長いものでした。終わってみるとあっという間に過ぎた時間のようにも思います。その一方、たどってきた道をふり返ると、富士山の裾野に広がる樹海の中
2024年6月12日 19:07
中学入試で出題される算数の問題があまりに「特殊」で「独特」なので、中学以降で学ぶ数学ともつながらず、意味がないといわれることがあります。中学受験の弊害、という人もいます。最初から数学の方程式を使えばすむのに、わざわざ中学以降では「使わない」ようなものを何年も時間をかけて一生懸命やることにどれほどの意味があるのか、という疑問。例えばその典型例として挙げられるのが「ツルカメ算」。便利な
2024年5月30日 20:44
4つの数字と四則演算(+-×÷)を使って10をつくるパズルがあります。メイクテン(make ten)とも呼ばれます。切符の番号や車のナンバープレートなど、4けたの数字4つを使って、足したり引いたり掛けたり割ったりして10をつくる、という『遊び』です。例えば、「1257」1、2、5、7の4つの数字を使って(順番は変更可能)、「+」「-」「×」「÷」と( )を使うのが基本。あれこれ
2024年5月26日 11:20
今年の中学入試の算数の問題を見ていたら、面白い問題を見かけたので紹介したいと思います。1の位以外の位の数字を全て足すと、1の位の数字に等しくなるものを「たし算の数」とする。例えば、112という3ケタの数は、1(百の位)+1(十の位)=2(一の位)なので、たし算の数。1の位以外の位の数字を全て掛けると、1の位の数字に等しくなるものを「かけ算の数」とする。例えば、122という3ケタの数
2024年5月23日 21:03
2年前に息子が中学受験した際、親が子どもの勉強に3年間付き合いました。親が子どもの受験沼にどっぷり浸かっていたように思います。連日、わが子の学習スケジュールを管理し、塾で習う単元の予習や復習に付き合って、科目毎にアドバイスを行う…。このような家庭は巷では「親塾」と称されているようです。大手塾では、予習中心、復習中心などいろいろなタイプがありますが、どこであっても塾での授業だけでは完
2024年5月21日 07:31
長野県美ヶ原高原で牛の放牧が始まった、というニュースを見た。夏の暑さから牛を守るため、毎年5月下旬に麓の畜産農家から牛を預かり、秋まで放牧するのだという。高原は標高2千メートル、暑さによるストレスを受けにくく、広い草原を自由に動きまわり、元気に育つのだそうだ。牛の放牧で思い出すのが、中学受験算数のニュートン算。例えばこんな問題。算数の問題で牛の放牧が題材となっていたのが妙に記憶
2024年5月18日 08:49
子どもの受験に伴走して以来、中学受験算数の問題のハマり、時々、有名中の過去問を考えたりしています。今年、ある難関私立中入試(算数)で出た損益算の問題がありました。次のような問題でした。よくある損益算で、それほど解き方に迷う問題ではないと思いました。50円の4割の利益なので、20円。予定の利益は、20×1500=30000(円)その86%は、30000×0.86=25800(
2024年5月10日 07:42
やりとり算にはいくつかのパターンがあります。フローチャート書いて解くのが定番。CがAに200円渡して900円になったから、その直前はCが1100円でAが700円…という風に1つ1つ遡って、3人の金額の動きをフローチャートにして埋めていく。これが定石。なかなかめんどうですね…。実は、聞かれているのは、最初にAさんがもっていたお金なので、Aさんだけに着目すれば、OK。
2024年5月2日 19:17
昨年から今年にかけ、埼玉県の県立高校の共学化問題を巡る議論が盛り上がっています。中高一貫の男子校に子どもを通わせている親として、考えさせられるところがあります。<女子差別撤廃条約とは?>1979年に国連総会において採択されてその後発効した条約で、日本も1985年に締結しています。女子に対するあらゆる差別を撤廃することを基本理念とした条約で、「女子に対する差別」を定義し、条約を結んだ国
2024年4月19日 21:05
サピのテストでは、最後の方の大問に、満点を取らせない(?)ためかどうかわかりませんが、難易度の高い問題を出してくることがあります。 この時期に解けなくても全く問題がなく、テストで遭遇しても、無理に深いせず、他の問題の見直しや確認をしたほうがよいことが多いです。 SAPIXの小4冬の算数の定期テストで出た正答率2%の問題を取り上げます。こんな問題を解くことがある…。 グラフがから
2024年4月13日 10:04
算数の問題を解くには論理的思考力が必要、と言われます。具体的な問題をもとにこのことについて考えたいと思います。<一つの解答例>【ステップ1】枚数比が7:4なので、10円玉7枚と100円玉4枚、計470円を「1つの単位」とする【ステップ2】合計金額3760円の中に何単位あるか考えると、3760÷470=8(単位)ある【ステップ3】1単位あたり、10円玉7枚、100円玉8枚な
2024年4月6日 09:40
子どもの中学受験に伴走した経験は、大変ではあったけれど、親にとっても子どもにとっても成長の糧になったと思えます。今から振り返れば、もっとああしておけばよかったと思うこともあります。親と子にとってこんな受験だったらいいのにと思ったことをいくつかまとめておきたいと思います。ポイント1:親の覚悟塾のテストや模試の結果が悪くても「たかが塾のテストじゃないの。弱点がわかってよかったね。」と開
2024年3月27日 17:43
中学受験において親の関与が必要な大きな理由の一つが、受験生である子どもによる自己管理、特に時間管理が難しいことだと思います。目的を認識し、自分で目標を設定し、そこから逆算して計画を立てて実行していく。進捗を見ながら、途中で計画通りに行かないことが出てきたら修正をかける。いつまでに何をしなくてはいけないか。今、どこまで出来ていて、あとどれくらい残っているのか。時間がないとしたら、この
2024年3月20日 14:28
子どもの中学受験に伴走した経験から思うのは、学校での勉強とかけ離れ、断トツに難しいので、できないことがあまりに多くなって、親も子も自信を失いやすいということ。子どもは、難しい漢字や表現がわかるようになったり、今までできなかった複雑な計算ができるようになったりと日々進化しているのですが、親子でずっと走り続けている感じで、その変化になかなか気づきにくいです。毎月の塾のテストでいやおうなく点数や
2024年3月16日 20:47
子どもの中学受験に伴走していたとき、怒りや不安、焦りを強く感じることがありました。子どもの受験が大きなストレスになっていました。親が心配性の性格なのか、我が子のことだから気をもむのか。悩まされました。ついに小6になり、「いよいよ受験学年、本番まで1年を切った。」と思うと、どうしようもなく不安感が高まりました。小6になってから、得意科目と不得意科目の差が開くばかりでした…。モ
2024年3月9日 08:49
中学受験は、小6の1-2月時点の学力のごく一面を捉えて、入試というふるいにかけるもの。 それを目に見える数値で表したものが偏差値。 定員に対して志願者が多ければ偏差値が上がるので、学力だけでなく、学校に対する人気を表しているともいえます。 中学受験の科目は、首都圏では4科目が一般的なため、学力を計るモノサシが単一のものになりやすい。得意な国語・社会だけで勝負しよう、とはならない