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子どもの中学受験に対する親の関わり

2年前に息子が中学受験した際、親が子どもの勉強に3年間付き合いました。

親が子どもの受験沼にどっぷり浸かっていたように思います。

連日、わが子の学習スケジュールを管理し、塾で習う単元の予習や復習に付き合って、科目毎にアドバイスを行う…。

このような家庭は巷では「親塾」と称されているようです。

大手塾では、予習中心、復習中心などいろいろなタイプがありますが、どこであっても塾での授業だけでは完結せず、どうしても「家庭学習」が必要になります。

家庭学習が必要→子どもだけだとできない(やらない)→親がフォロー

そうしないと塾についていけなくなるので…。

今から3~4年前といえば、感染症爆発が起き、在宅勤務が始まったタイミングでした。

学校も休校になり、会社での働き方も一変しました。

リモート会議、在宅勤務、業務の電子化の波が一挙に押し寄せ、感染症を以前ほど気にしなくなったそれは今でも続いています。

親と子が同時に自宅にいる時間帯が確実に増えたと思います。

目の前に頑張っている子どもがいれば、親としては「何とかしてあげたい」「わが子の力になりたい」と思います…。

親は教師経験でもなければただの「素人」なので、プロのように教えられないし、塾の教え方と違っていたら子どもが混乱するだけです。

親が、塾の先生の役割を果たすことがきたらそもそも塾に行く必要がありません!

まず親が勉強して、それを子どもにわかりやすく伝える、という「間接的」なアプローチもありえるのかもしれませんが、正直、限界があると思います。

第一、親も家事や仕事が忙しいので、4科目万遍なく勉強する時間なんて普通ありません。

さらに、直接自分の子どもと対峙していると、どうしても感情的になってしまいがち。

こっちの方がより大きな問題かもしれません。

子どもの方も反抗期が近づけば黙ってません。

ワーワーやってるとこちらも参ってきます…。

個別指導か家庭教師に頼むという手もあります。

家庭での学習をどう進めていくか。

親はどのように関わるのかいいのか。

「親塾」の悩みは尽きませんでした。

そこでの親の役割は、一言では語れません。

監督、コーチ、アドバイザー、参謀、コンサルタント、カウンセラー、メンター、応援団といった「役割」を使い分けながらやっていくようなことかもしれません。

いずれにしても一番のベースは、親と子のつながり、親子関係が円満であることだと思います。

子どもの受験によって親子関係がこじれたり、心のしこりとなってしまっては本末転倒です。

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