『コロナとバカ』 ビートたけし著 (小学館新書)
『コロナとバカ』 ビートたけし著 (小学館新書)
思わず一気読みしてしまったビートたけしさんの新刊。
小学館『週間ポスト』の連載”ビートたけしの『21世紀毒談』”に抜粋・加筆したコラムをまとめた本で、まさに一気読みがオススメな本。
まあ、この本を読もうと思ったのは安倍昭恵さんの記述に尽きる。
国民に外出自粛をお願いしておいて、自分の妻には言えない前総理大臣
*小学館HP〈 書籍の内容 〉より引用
とくに呆れたのは、安倍(晋三)前首相のカミさんの昭恵さんだよ。
花見自粛要請の頃に、ジャニーズタレントやらモデルやらと桜の前で撮った”私的桜を見る会”を流出させたり、自粛ムードの最中に九州・大分へ大挙して旅行していたのがバレたりしてさ。一体を何を考えているのかゼンゼンわからない。ツッコミどころ満載で。まるでこの頃の流行の「炎上系YouTuber」みたいじゃないかってさ。
中略
この人、本当にどうにかなんねェかな。たぶん自分がヒンシュクを買ってるなんて、これっぽちも思っちゃいない。
中略
「安倍さんは『緊急事態宣言』の前に、まず『家庭内緊急事態宣言』を出すべきだったね。昭恵さんへ向けて”桜の近くへ行くべからず””外食するべからず”と何条にもわたって禁止事項を提示してさ」*本文より引用
まあ、安倍昭恵さんに関しては誰に聞いても『困った人』で、『悪気がないから...』と言葉濁されてしまう、まさに『困った人』なワケで...。
安倍昭恵さん以外にもビートたけしさん目線のコロナ渦の芸能関係者や政財界の人たちが小気味よく登場してい興味深い。面白いバラエティ番組1本観たような気分になる1冊。
本書後編には、
東大生はクイズ番組に出ている暇があったらウイルス克服の研究でもしろっての。*本文より引用
と、まさにその通りよね。