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2023年9月の記事一覧
ライティングスキル|読まれて愛される文章術
Kindle出版をサポートしていて、よく聞くお話があります。
それは「書くのが得意だと思っていたけれど、なぜか、なかなか書けないんです」というお悩み。
日記やジャーナリングのように、自分のために書く文章。
そしてKindleのように、読者さまに読んでもらうために書く文章は、やっぱり書き方が違います。
とくに、無料で読めるnoteやX、インスタ投稿とは違い、Kindleは少額であってもお金をい
書くことは料理に似ている。あなたの書けない悩みをなくす食材集めのススメ🧑🍳
文章を書くことは料理に似ています。
だから、文章が書けないとき、途中で手が止まってしまうときは冷蔵庫の中がカラッポの状態と同じ。
食材が手元にないと料理をつくるのが難しいように、情報が少ないと書くことが難しいんです。
でも、もし冷蔵庫をパッと開けた瞬間、目の前ににんじん、玉ねぎ、じゃがいも、お肉が揃っていたら、あなたなら何をつくりますか?
このように食材さえ揃っていれば、つくりたい料理がポ
文章を書くことは、世界の解像度を上げること。
文章が面白い人には、共通点がある。
それは「面白さを見つける天才」だということ。文章のうまさ、構成の絶妙さ、スラスラと読めてしまう文体。いわゆるテクニックが優れているから文章が面白いわけではない。彼らは、目の前の出来事を面白がる天才なのだ。
面白いエッセイを読んでいると、些細なことも逃さずキャッチし、切り取り、文章に落とし込んでいることに驚く。
放浪記の序盤の一節。お店が並ぶ様
自然体から発せられる言葉に勝る名言なし。
専門用語が炸裂する専門分野はさておいて、普段の会話やメールの遣り取りで、難解な言葉をこよなく愛してやまない人がいるが、それでは、伝えたいことは伝わらない。
難解な言葉を遣う方が頭の構造が良さそうに見えるが、それは表面だけのことで、実際には頭の構造が悪い人が多い。そこで、相手の理解力や読解力を考慮しつつ、核心を伝えるのが、頭の構造が良い人の手法である。
また、江戸時代のような稀有なる故事