マガジンのカバー画像

サイエンス×テクノロジー=エンジニアリング

562
科学とは「事物の本質を表す体系的な知」であり、技術とは「特定の場面で応用される実践的な知」である。すなわち工学および工業とは「人々にとって有用な構造物や発動機関の設計・組立・運用… もっと読む
運営しているクリエイター

#データ分析

データ分析者さん以外にもおすすめしたい『データ分析のためのデータ可視化入門』

データ分析者さん以外にもおすすめしたい『データ分析のためのデータ可視化入門』

訳者の1人である @kilometer00さん から『データ分析のためのデータ可視化入門』をいただいて、ざっくり読んだので感想を書きたいなと思います。

この本をおすすめしたい対象者・ データの可視化について学びたい人
・ 伝わりやすいグラフを描きたい人

良いグラフ・悪いグラフについて考えたいとくに感動したのが、良いグラフ/悪いグラフはなんなのか、というところから説明してくれているところです。今

もっとみる
企業の意思決定のスピードをさらに加速するデータビークルの新製品「dataDiver TriA」オンライン発表会を開催しました!

企業の意思決定のスピードをさらに加速するデータビークルの新製品「dataDiver TriA」オンライン発表会を開催しました!

2020年6月、データビークルは新商品「dataDiver TriA」(データダイバー トライア)を発表しました。dataDiverがこれまでご提供してまいりました「日本語によるわかりやすいデータ分析機能・予測機能」に加え、予測精度の検証機能、続けやすい料金体系など、データを使ってエビデンスにもとづく意思決定をしたいという企業にとって非常に魅力的な製品に仕上がっています。オンライン新製品発表会の様

もっとみる
ウイルスとの闘いに、AIはなぜ貢献できていないのか

ウイルスとの闘いに、AIはなぜ貢献できていないのか

このウイルスとの闘いの中で、AIの貢献は、今のところ極めて限定的だ。

AIやデータの価値は、その予測能力と考えられてきた。その予測力は、素朴に考えれば、ウイルスとの闘いに大いに貢献してもおかしくない。その意味では、何かがおかしい。

ここで素朴な疑問が出る。データは常に過去のものである。
過去のデータを使って、未来が予測できるのだろうか。

この素朴な疑問は、単純でありがながら、多くのAIやデー

もっとみる
シンガポールでコロナ対策アプリが苦戦する理由とは?

シンガポールでコロナ対策アプリが苦戦する理由とは?

コロナ対策としてアプリやデータを活用した取り組みでは徐々に政府の議論でも進みつつあります。

IT技術を担当する竹本大臣は5月上旬にもアプリを公開して対策を行うことを発表しています。

日本に先んじで3月からアプリを提供始めているシンガポール、イスラエルなどの国では100万を越えるダウンロード数を記録するなど期待が高まる一方で、徐々に課題も見え始めています。

今回はコロナ対策で注目されるアプリの

もっとみる
グーグルが第三者に閲覧データを提供しない本当の理由

グーグルが第三者に閲覧データを提供しない本当の理由

今年の1月からカルフォルニアでもGDPRに続き個人情報に関する厳しい規制がスタートしています。

広告やメディア業界に与えるインパクトは大きく、各社はデータ戦略の変更を迫られています。

グーグルが先日発表した閲覧データの提供制限には背景にインターネット大手の個人情報戦略が隠されています。今回はカリフォルニアで起きている個人情報に関する変化と各社の対応戦略からその理由を紹介していきます。

カリフ

もっとみる
自動運転を社会実装するためにGMとBMWはコラボできるのか?

自動運転を社会実装するためにGMとBMWはコラボできるのか?

テーマ毎に海外企業の事例シリーズの第7弾特別版!

今回は、

「ブロックチェーンを起点としたビジネスコラボレーション事例」

をテーマに紹介します。

ブロックチェーンを活用して生まれる将来のビジネスコラボレーションに期待です。

今回取り上げるのはGMとBMWの未来の話。

GM(ゼネラルモーターズ)とは1908年にウィリアム・C・デュラントによって設立された持株会社で、20以上の数多くのブラ

もっとみる
Uberの調査記事から統計リテラシーについて考える

Uberの調査記事から統計リテラシーについて考える

先日こんな記事をTwitter上で見かけた

これはなかなかいい題材だと思い社内Slackにて話題にしてみました

この話の流れの中で自分なりに統計リテラシーって何よ?というテーマについてまとめたので久方ぶりのnoteとして転載しておきます。

あたりまえ編・実数だけ出されたら率を調べろ
・率だけ出されたら実数を調べろ

質の悪いメディアは読み手がこれをやらない前提で恣意的に情報をセンセーショナル

もっとみる
データ分析&データ視覚化に必要な幅広いスキルの習得に役立つおすすめ本

データ分析&データ視覚化に必要な幅広いスキルの習得に役立つおすすめ本

データ分析&視覚化に必要とされるスキルって、意外と多いですよね。Tableauだけ使えても、統計だけわかっていても、スクリプト言語だけ使えても、それだけじゃ、全然足りません。
そこで、この記事では、データ分析&データ視覚化に必要な幅広いスキルの習得に役立つ本をご紹介します。

The Big book of Dashboards

ダッシュボード設計、思想の入れ込み方、Tableau UKの、私

もっとみる
日本でうまくやってから他の国に!と考えてると失敗するシンプルな理由

日本でうまくやってから他の国に!と考えてると失敗するシンプルな理由

ふと7月22日のGoogle Playストアの各国のランキングを見てたら、相変わらず日本って独特の嗜好をもった国民なんだなぁと改めて思ったので、ちょろっとだけ書いておこうと思います。

以下のマトリクスデータ、App Annieに無料ユーザー登録すると見ることができるので興味ある人は是非、と思いますが、トップアプリのマトリクスを毎日毎日せっせと公開してます。

イタリアの下にまだまだずらーっと国名

もっとみる
国境を越えるブロックチェーン通信ネットワークとは?

国境を越えるブロックチェーン通信ネットワークとは?

通信業界でもブロックチェーンの活用の波は徐々に広がりつつあります。

その中でも注目トピックを紹介します。

会計ファーム大手KPMGはソフトウェア企業のTOMIA、Microsoftとブロックチェーン企業R3と協力して通信決済システムの開発を進めています。

ブロックチェーンの実証実験を通じて今後モバイル通信で決済する際に発生するネットワーク回線の問題を解決することが狙いです。

決済の際には、

もっとみる
第12回 洞察・予測・最適化〜AI開発で同様のところと違うところ

第12回 洞察・予測・最適化〜AI開発で同様のところと違うところ

シティズンデータサイエンスラボは「データサイエンスを全ての人に」を掲げる株式会社データビークル(https://www.dtvcl.com/)が運営する公式noteです。

AI開発ではどうなのか前章ではアウトカムと解析単位というリサーチデザインの基本をもとに、「何に活かしていいかわからない」という状況で、どう考えればよいかということを説明してきました。

データ分析のような定量的な研究は、「何か

もっとみる
ブロックチェーンで教育の仕組みは変化するのか?

ブロックチェーンで教育の仕組みは変化するのか?

学歴や教育レコードなどは自分自身が辿ってきた歴史を記録していく上でも非常に重要です。

いくつかその課題にチャレンジしているブロックチェーンのプロジェクトを紹介します。

アリゾナ州立大学はセールスフォースが提供するブロックチェーン技術を活用して新たな取り組みを行うと発表しています。

コミュニティカレッジから短期大学士号を既に取得しているかどうかの履歴を記録し、高校の学歴証明書から大学歴の情報を

もっとみる
データ分析・機械学習業界で生き残るということ

データ分析・機械学習業界で生き残るということ

GW明け、以下のようなnote記事およびツイートが目についた。

ざっくりまとめると、この業界・分野でどのように自らのキャリアを築いていくか、という話になる。

僕自身はデータサイエンティストという肩書きを持ち、かつデータ分析・機械学習関連のユーザーをtwitterでフォローしている。そのため、このような記事やツイートが目につくのは当たり前といえば当たり前だが、特に最近この界隈のキャリアについての

もっとみる