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今までに書いたnoteの中で、 個人的に好きなものを集めていきます。
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#大学院生

noteを消費したくない

noteを消費したくない

noteを消費したくない。

自分の口からその言葉が出たとき、
ああ、私はそう思っていたのかと後から気づいた。

消費する。
この感覚に気がついたのは高校生のときか、大学に入った後の話か。
ともかくここ数年の話です。

その当時、私はイラスト交流サイトでいろんな人の絵を見るのが好きでした。
趣味でイラストを描いている人が、作品にタグをつけて投稿する。
noteのイラスト版みたいなものです。

人気

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音楽のなかで修論を書き、電車のなかでnoteを書く。

音楽のなかで修論を書き、電車のなかでnoteを書く。

音楽を聞きながらnoteは書けないけど、修論は書ける。
足もとだけが異様に冷える研究室で、そんなことに気がづきました。

修論は、大学院生の卒業論文です。
この2年間でやってきた研究を、言葉と図と表でまとめて報告する論文。

しめきりもすぐそばまでやってきていて、「なんとかなるやろ」とよくよく言い聞かせながらwordに文章をうちこむ毎日です。

ここで焦って、不安になるのはよくない。
とはいえ気分

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もっと「すき」のそばにいてもいいんじゃないっておもった話。|カフェの話

もっと「すき」のそばにいてもいいんじゃないっておもった話。|カフェの話

「20分あればカフェに入る」

ぼんやりとしていたらあっという間にすぎてしまいそうな20分。
そんな時間をすてきにすごしているnoteに出会いました。

sar──さんのnoteです。

短い時間だからこそ、きりかえの時間にしているsar──さん。

ひとりでも友達とでも、カフェは「ゆっくりする時間を確保してからいく場所」。
そう思っていたわたしからすると、もうタイトルからびっくり。

カフェ好き

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書きたい気持ちはろうそくの火のようで

書きたい気持ちはろうそくの火のようで

書きたいことがぽんっと思い浮かんでも。

だれかに伝えたくなることに出会っても。

何もしなかったら、文章や記事にはなりません。
文章にしないまま日々をすごしていたら、そのうち書かなくてもいいかと思ってしまう。

書きたいって気持ちは、ろうそくの火に似ているのかもしれません。
風がふけば消えてしまうし、放っておいても大きくなりません。

書きたい気持ちをろうそくの火にたとえるとしたら、
書かなくて

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本をよむために電車にのりたい

本をよむために電車にのりたい

電車の中は読書がはかどる。

このことにどれくらいの人がうなずいてくれるのかわかりませんが、
少なくともわたしはそう感じています。

片道4時間かけて、電車でひとり旅をしたことがあります。
あのとき、旅のおともだったのは「銀河英雄伝説」
全10巻の長編SFです。

進行方向を向いている2名がけの席、窓ぎわ陣取って、

窓の外の山や田んぼの景色と、本の中の宇宙空間をいったりきたりしていました。

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おじいちゃんのお葬式。泣けないわたしはてがみを書いた。

おじいちゃんのお葬式。泣けないわたしはてがみを書いた。

わたしにとって、初めての死は祖父のものだった。

天国にいる、おじいちゃんへ。

・ ・ ・

共働きの母と父。
ふたりに代わって保育園の迎えにきてくれるのはおじいちゃんでした。

保育園のグラウンドで友達と遊んでいるときてくれる。
わたしや弟をすぐにつれて帰らず、一緒で遊んでくれた日もあります。
保育園の竹馬にのってひょいひょいと歩くおじいちゃん。
わたしのおじいちゃんは竹馬が得意なのよと、ほこ

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「音楽に一生はささげられないけど、一生音楽とつきあっていきたい」

「音楽に一生はささげられないけど、一生音楽とつきあっていきたい」

小学5年生から大学まで、12年くらいピアノを習っていました。

12年と聞くと、ちょっとおどろかれるかもしれません。

実際は、週に1回30分、やさしい先生の個人レッスンを受け、たまーに発表会にでるくらいの、習いごとです。

習い始めて7年くらいまで、ピアノとはつかずはなれずの距離で続けていました。
好きだけど、熱中するほどではなかったんです。

楽譜をにらみながら、カタコトの英語みたいに弾いてい

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いつかわすれてしまうなら、すきな気持ちをここにのこそうと思った。

いつかわすれてしまうなら、すきな気持ちをここにのこそうと思った。

昨日の夜ご飯、なにを食べたかおぼえていますか。

わたしはハヤシライスでした。ぺろりと食べました。

昨日、なにを考えていたかおぼえていますか。
先週は、先月は?

どうやらわたしたちは、色んなことをわすれてしまうらしくて。

いつかわすれてしまうなら、いま書いておくことにしました。

わたしがすきな競技ダンスのこと。
すきなものを文章にするってことについて。

・ ・ ・

競技ダンスをやってい

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鐘を打ち鳴らすように、ひびけひびけと願っている。

鐘を打ち鳴らすように、ひびけひびけと願っている。

「あなたのわたしを教えてください」

noteで盛り上がっている企画が、わたしのタイムラインにも流れてきました。

どうやら、みなさんからみた、「わたしといえば」な記事を教えてください。という企画みたいです。

いつもお世話になっている ともきちさん……と書くとなんだかお仕事っぽいので。

いつもたのしませてもらっている ともきちさんも、企画に参加していました。

これは!と思い、わたしも早々に「

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しあわせを、ねがってねがってやまない気持ちはたぶん愛に似たかたち。

しあわせを、ねがってねがってやまない気持ちはたぶん愛に似たかたち。

縁側。休日。コーヒーの香り。

マグカップから視線をあげると、青空が広がっている。

田んぼも、高層ビルもなく、でこぼこにならぶ屋根と、合間をぬって走る車。

隣りにいる母親も、同じ景色を見ていたのでしょうか。

「ほんと、いいながめだよね」
と、つぶやくので、
「わたしも今おんなじこと考えてた」
と笑って返します。

ときどき、縁側でコーヒーを飲みながらおしゃべりします。
話題は、とりとめのない

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