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今までに書いたnoteの中で、 個人的に好きなものを集めていきます。
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noteを消費したくない

noteを消費したくない

noteを消費したくない。

自分の口からその言葉が出たとき、
ああ、私はそう思っていたのかと後から気づいた。

消費する。
この感覚に気がついたのは高校生のときか、大学に入った後の話か。
ともかくここ数年の話です。

その当時、私はイラスト交流サイトでいろんな人の絵を見るのが好きでした。
趣味でイラストを描いている人が、作品にタグをつけて投稿する。
noteのイラスト版みたいなものです。

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音楽のなかで修論を書き、電車のなかでnoteを書く。

音楽のなかで修論を書き、電車のなかでnoteを書く。

音楽を聞きながらnoteは書けないけど、修論は書ける。
足もとだけが異様に冷える研究室で、そんなことに気がづきました。

修論は、大学院生の卒業論文です。
この2年間でやってきた研究を、言葉と図と表でまとめて報告する論文。

しめきりもすぐそばまでやってきていて、「なんとかなるやろ」とよくよく言い聞かせながらwordに文章をうちこむ毎日です。

ここで焦って、不安になるのはよくない。
とはいえ気分

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手に入れてしまえばわすれてしまいそうな気持ちをここに。

手に入れてしまえばわすれてしまいそうな気持ちをここに。

いまほしいものと聞かれたら、車がほしい。
毎朝、汗まみれになりながら自転車で通勤していると、切実に車がほしくなる。

通勤は自転車で片道20分。
とっても「いい運動」ではあるんだけど、
車で通勤している先輩を見ると、いいなあと思っちゃう。

じつは車そのものにそんなに興味はないし、自転車通勤もなれたらなんとかなる気はしている。

それでも、ときどき、車がほしくてたまらない。
「なんで駐車場にわたし

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26歳、背骨を折る。そして気づく。

26歳、背骨を折る。そして気づく。

当たりどころが悪かった、としか言えないんだろうなあ。

今シーズン2回目のスノーボード。
斜面と斜面のつなぎめのような、なだらかな雪面でバランスを崩してこけた。

スノボでこけることは珍しくない。
初心者のわたしは、「スノボはこけてなんぼ」と思っているし、その日も何度もこけていた。

ただ、その1回だけは打ちどころが悪かったらしい。
ぽん、と尻もちをつく程度だったのに、腰のあたりからバキりと音がし

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「ミュージカルを見に新潟へ。」A COMMON BEAT新潟1期公演@新潟テルサを見てきました!!

「ミュージカルを見に新潟へ。」A COMMON BEAT新潟1期公演@新潟テルサを見てきました!!

ずっとずっと楽しみにしていたミュージカル『A COMMON BEAT(コモンビート)』を、ついに見てきました。

知り合いも出ているこのミュージカルは、わたしにとって一大イベント。
ミュージカルの感想や当日の話を書いていきます。

長くなるので、ゆっくりお付き合いいただけたら!

「そもそもコモンビートって???」

見てきたのは、全国団体のNPO法人コモンビートが主催する、ミュージカルプログラム

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めりめりと、成長していくさまを見た。

めりめりと、成長していくさまを見た。

大学1年生、ひとり暮らしも1年生のいもうとの部屋は、もうすでに「いもうとの部屋」だった。

あたたかみのある白いカーペットと、まんなかにローテーブル。
左はじによせられたベッドは、きっと背もたれになるんだろう。

部屋に入ってすぐ、そんなことを思った。
頭のなかに部屋でくつろぐいもうとの姿がうかぶ。ちょっと笑ってしまう。
現実のいもうとは家主らしく自分の家を紹介してくれているというのに。

・ ・

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この本が、よき隣人になれたなら。/『阪急電車』有川浩

この本が、よき隣人になれたなら。/『阪急電車』有川浩

なにかがパチリとかみあって、弟に本をおくることになった。

本当に、偶然だったと思う。
入社して1か月。
お給料で少し気が大きくなって、だれかになにかをおくりたい気持ちだった。

たまたま弟の誕生日がちかくて、勢いで「本でもあげようか」と言ったら案外のり気な反応がかえってきたのだ。

こちらから言いだして、やっぱりやめるわけにもいかない。
そんなこんなで、弟に本をおくることになった。

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noteをやめたわけじゃない。

noteをやめたわけじゃない。

最近すっかりnoteを開かなくなった。

投稿することも、読むことも、ぱったりと減ってしまった。

いや、実はアプリを開いてはいる。でもそれは通知の数字を消すためで、おしらせを流し見てアプリを閉じる。おかげで今も通知はたまっていない。

この前、久しぶりにnoteを読んだ。ともきちさんの記事だ。

noteを読んでも書いてもいない今の自分に、よりそってくれるような、隣にいてくれるだけで安心するよう

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大丈夫な日に仕事を休んでもいい

大丈夫な日に仕事を休んでもいい

今日、会社を休んだ。
熱が出たわけでも、用事があったわけでもなく、突発的に休むことにした。

もともと、調子の悪い週ではあった。自分の体調や気分はムラっけがあって、それが生理周期とぴったり重なることを自覚している。

だから今週は無理をしないのが吉だと、そこまではわかっていた。
わかってはいたのだけど、昨晩うっかり悲しかった出来事を思い出して、手がつけられないほど悲しい気持ちでいっぱいになってしま

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なにか、書きたいと思いました。

なにか、書きたいと思いました。

社会人生活が始まって、3か月と3週間。本配属の勤務が始まって1週間。
最後にnoteを投稿した日から、1か月。

なんとまあ、時間が空いたもんです。
ばたばたと変わる環境に、楽しんだり不安になったりの毎日を過ごしています。

すっかりnoteからも離れていました。久しぶりにnoteを読んだら、書きたいと思っていた小さな気持ちが芽を出して、今、書いています。

きっと、投稿できないままになることを見

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もっと「すき」のそばにいてもいいんじゃないっておもった話。|カフェの話

もっと「すき」のそばにいてもいいんじゃないっておもった話。|カフェの話

「20分あればカフェに入る」

ぼんやりとしていたらあっという間にすぎてしまいそうな20分。
そんな時間をすてきにすごしているnoteに出会いました。

sar──さんのnoteです。

短い時間だからこそ、きりかえの時間にしているsar──さん。

ひとりでも友達とでも、カフェは「ゆっくりする時間を確保してからいく場所」。
そう思っていたわたしからすると、もうタイトルからびっくり。

カフェ好き

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書きたい気持ちはろうそくの火のようで

書きたい気持ちはろうそくの火のようで

書きたいことがぽんっと思い浮かんでも。

だれかに伝えたくなることに出会っても。

何もしなかったら、文章や記事にはなりません。
文章にしないまま日々をすごしていたら、そのうち書かなくてもいいかと思ってしまう。

書きたいって気持ちは、ろうそくの火に似ているのかもしれません。
風がふけば消えてしまうし、放っておいても大きくなりません。

書きたい気持ちをろうそくの火にたとえるとしたら、
書かなくて

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本をよむために電車にのりたい

本をよむために電車にのりたい

電車の中は読書がはかどる。

このことにどれくらいの人がうなずいてくれるのかわかりませんが、
少なくともわたしはそう感じています。

片道4時間かけて、電車でひとり旅をしたことがあります。
あのとき、旅のおともだったのは「銀河英雄伝説」
全10巻の長編SFです。

進行方向を向いている2名がけの席、窓ぎわ陣取って、

窓の外の山や田んぼの景色と、本の中の宇宙空間をいったりきたりしていました。

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おじいちゃんのお葬式。泣けないわたしはてがみを書いた。

おじいちゃんのお葬式。泣けないわたしはてがみを書いた。

わたしにとって、初めての死は祖父のものだった。

天国にいる、おじいちゃんへ。

・ ・ ・

共働きの母と父。
ふたりに代わって保育園の迎えにきてくれるのはおじいちゃんでした。

保育園のグラウンドで友達と遊んでいるときてくれる。
わたしや弟をすぐにつれて帰らず、一緒で遊んでくれた日もあります。
保育園の竹馬にのってひょいひょいと歩くおじいちゃん。
わたしのおじいちゃんは竹馬が得意なのよと、ほこ

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