鐘を打ち鳴らすように、ひびけひびけと願っている。
「あなたのわたしを教えてください」
noteで盛り上がっている企画が、わたしのタイムラインにも流れてきました。
どうやら、みなさんからみた、「わたしといえば」な記事を教えてください。という企画みたいです。
いつもお世話になっている ともきちさん……と書くとなんだかお仕事っぽいので。
いつもたのしませてもらっている ともきちさんも、企画に参加していました。
これは!と思い、わたしも早々に「ともきちさんといえば」な記事をコメントしてきました。
ただ、ほかにも個人的にすきな一文があるので、ここで書きます。
・ ・ ・
noteでともきちさんのことを知ったころ、
「コーヒーが好きな人」(あるいは「コーヒーを61杯飲む人」)と覚えていました。
そう思うようになったきっかけは、この記事から。
この記事の、この一文をよく覚えていたからです。
Blendyのモカ・ブレンドを手に取って、袋からドリップバッグを出す。バッグを軽く振り、粉を下に寄せる。これを怠ってはいけない。いつか後悔することになる。
ワンドリップのコーヒーを入れるときの一文。
「いつか後悔することになる。」
この13文字を読んだとき、
「後悔」の内容を想像して、ふふっとわらってしまいました。
それ以来、ワンドリップのコーヒーをいれるたびに、ふっとこの一文を思いだします。
そうして、とりだしたドリップバックをトントンとゆらし、わたしもバックのはじに粉をよせるのです。
みなさんも、こういう、お約束の連想ゲームみたいなことおきたりしませんか。
しりとりと言ったらりんごが続くように、
初恋と聞いたら浮かぶ顔があるように、
わたしはワンドリップのコーヒーをいれるたび、ともきちさんの文章を思い出すのです。
すごくすごく個人的な思いいれですし、
こんなこまかすぎる話をコメント欄で語ってもなあと思い、記事にしてみました。
・ ・ ・
せっかくなので、最近思ったことも少しだけ書きます。
わたしも、だれかの心に残る文章を、書きたいなと思います。
傷ついたとか、ショックだったとか、かなしくなるような残り方じゃなくて、
いい言葉だなとか、あんなこと書いてる人いたなあとふと思い出すような、文章。
たった13文字でいいから、だれかの心に響いてほしい。
そう、響いてほしいんです。
どうしてそんな文章が書きたいのか、はっきりとはわかりません。
この気持ちの底には、どんな欲求があるんでしょうか。
みとめて、ほしいからでしょうか。
覚えておいてほしいからでしょうか。
わからないけど、顔の見えないあなたに、少しでもひびけと願っています。
そしてもしも、もしもそんなことができたなら、
文章を書いててよかったと、心から思えるんだと思います。
わたしが文章を書く理由は、きっとそのあたりに着地するんじゃないか。
そんな、最近の気づきでした。
「あなたといえばと聞いたとき、この一文が浮かんだよ」
そう言ってもらえる13文字のために、これから何万文字でも書いていきます。
どうぞよろしくお願いします
たいしたものはお返しできませんが、全力でお礼します!! 読んでくださり、ありがとうございます!