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「表現活動をする人が生きやすい社会なら、もっとみんな幸せかもしれない」 芸術のキャリア支援 ひよこアーツさんのお話
卒業生の半分が行方不明…とか言われる東京芸大。
東京芸大に限らず芸術系大学を卒業した後のキャリア形成の難しさは、もはや一種のあるあるだと思います。
「絵を続けたい⇒食えない⇒無職」「とりあえず20代は頑張ってみよう⇒フリーター」みたいな流れがあるわけで、新卒カードも捨てがち…ではある。
ところで私遠藤は「その後の藝大生」というインタビュー活動をやってます。東京芸大を卒業した後のキャリア
吉田靖直を読んで、この人でも成功できたんだから、じゃ俺も、って思うのは間違い
「持ってこなかった男」吉田靖直著(双葉社)は、著者が10代でバンドを始め、ライブハウスを中心に活動をするも全く評価されず、才能も無く、練習や努力もせずに自堕落な日々をつづった自伝的エッセイである。
おそらくこの本を読んだ人の中には
「この人でも本を出せるくらいには有名になれて、テレビとかにも出れるようになるんだから、俺も音楽を続けていれば何者かになれるかもしれない」
と勇気づけられる人が一定数い
謝らなかった父が謝ってくれるようになって嬉しかった話
僕の父は昔気質というか、家事とか子育てとかをほとんどしない男です。現代で言えば離婚案件レベルで家事をしない父なんですが、今現在も離婚はせずに母と老後の生活を送っています。とは言っても、僕は父のことは好きだし、友達が多いとことかコミュニケーション能力が高いとことか「父のいいところだな」って思ってます。
でも、父って「謝んない人間」なんですよね。父が悪いのに「ごめん」とか言ってくれないんですよね。息
40代フリーター 2021年の年収と貯金額 バイト所感 演奏活動や個人活動
2021年の年収と貯金額
2021年の総収入額(手取)は187万円でした。
内訳は
アルバイト 167万円(月およそ14万円)
演奏収入 6万5千円
その他 14万円(敷金の戻り、高齢者在宅サービス謝礼、古本の買取収入など)
でした。
貯金額は
23万円(月およそ2万円)
2021年の支出やら引っ越しにより春から家賃が26000円になり(前の家より4000円安くなった)ので固定費が安くなりま
本を年間100冊、10年読んで得たもの
本を年間100冊、10年くらい読んでいる。
本を読む効用はいろいろあるが、一番大きかったのは「考え続けることの大切さ」を知ったことだ。
20代の頃、とにかく生きにくかった。まわりがやたらとキラキラ見えて、自分はなんて惨めなんだろうと思ってた。演奏家になりたいという夢は叶う様子もなく、自己否定ばかり繰り返していた。
30歳の手前くらいから「人生の答え」みたいなものを求めて本を読むようになった。ベ
周囲についていけない孤立感「ぼっちリハ」
今年の真ん中ぐらいに、久しぶりに苦しい気持ちになったリハーサルがあった。
俺が勝手に命名してる「ぼっちリハ」ってやつだ。
「ぼっちリハ」っていうのは、他のメンバーの言ってることが全く理解できなくて、委縮して自分から発言や提案もできず所在がなくなったリハーサルのことである。
他人とリハーサルしてても気持ちは「ぼっち」、だから「ぼっちリハ」。
別にこれは周りのメンバーが悪いってわけじゃなくて(でも
尺八は仕事でも趣味でも特技でもない
たまに人から「良い趣味をお持ちですね」って言われる。
尺八を吹いてるとそう言われることがある。
でも俺にとって尺八は趣味じゃない。なんでかって言うと、別に俺は尺八が好きじゃない。
じゃあ、仕事かっていうと、尺八の収入はほとんどないから、仕事です,とも言えない。
じゃあ、特技かっていうと、過去に山ほど上手い人達を見てきたから、俺レベルで特技とも言えない。
じゃあ、使命感か?例えば伝統文化を残したい
音楽をやる理由は「上手い下手」や「才能」は関係ない 元芸大生が20年かかって「才能」の呪縛から楽になった話
才能。
音楽や芸術の世界では、とにかくよく耳にする、才能。
努力や練習では決して「才能」を越えることができない、とも言われる。
ところで俺は約20年、尺八を吹いている。東京芸大も卒業している。
が、才能は全くない。
才能がないことを20代の頃は必死に誤魔化し、練習や努力でカバーできると思っていた。でも、カバーできなかった。
30代では才能の無さを受け入れたが、それでもまだプロになりたいと思って