出演料はっきり聞くようにしました

おそらく音楽家の中には謝礼や出演料がはっきり分からないまま仕事を受けているケースがあると思います。

企業とか公的機関の仕事なら金額がはっきりしてる場合が多いと思いますが、個人間での仕事だと出演料の金額を聞けないまま仕事を受ける場合もあると思います。

尺八業界や邦楽業界も出演料をはっきりさせずに仕事を始めることが多く、終わるまで分からないってことが多々あります。僕は現在プロ演奏家ではないですが、数年前から出演料をはっきりさせてから仕事を受けるようにしました。

やり方は簡単というか単純で「出演料がいくらか教えて下さい」と言うだけです。でも、これを聞くのって心理的ハードルが高い場合がありますよね。先輩関係や師弟関係などの上下関係がある場合や、業界内で力のある先生からの依頼とか。とりわけプロ活動で生計を立ててる人の中には「お金のことを聞いて波風たてるくらいなら黙っておこう」と考える方もいると思います。

もちろん常にはっきり聞くべきとは思ってないですが、僕自身、過去に嫌な気持ちになることも多くありストレスを感じてました。出演料が極端に安かったり、ゼロだった場合もありました。

そんな経験から今はきちんと聞くようにしてます。仕事を依頼する方の中にはスケジュールだけ先に聞いてくる方もいますが、僕はやり取りの中で事前に「いくらですか?」と聞くようにしてます。今現在それで揉めたことは特にありません。

音楽家や演奏家の中には、「お金のことをいうのは失礼かな」とか「自分はまだ未熟で修行中だから出演料のことは言えない」と思う方もいると思います。もちろん「無理にでも聞きましょう」と言いたいわけではないですが、でも、もしも出演料のことが気になり結果的に嫌な思いをするようなら聞いてみてもいいと思います。

出演料を聞かれて怒ってくるような人がいたら、多分その方はあまり良い人とは言えないので、疎遠になっても、むしろラッキーぐらいなことだと思います。

と書いてきましたが…僕から一番言いたいのは「依頼する側がきちんと金額言おうぜ」ってことなんですけどね。

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