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生きてる

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2018年6月の記事一覧

私は私でいることを放棄するのを放棄する

私は私でいることを放棄するのを放棄する

小三のAちゃん。

私はその子のことがもともと、初めて会ったときから、なんとなくの雰囲気でそんなに得意ではないのだけれども。

Aちゃんにたまに聞かれる「先生って、自分のお母さんのこと好き?」が私を毎回えぐる。

大人だから嘘つけばいいとか、そういう気にはぜんぜんならなくて、親のことを必ずしも好きでいなくちゃいけないとか、そんな考えを植えつけるのもおかしいよなとか、そういう私なりの考えがあって、私

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女の花ざかり、ここから始まるの

女の花ざかり、ここから始まるの

昨日はお昼の恵比寿で密会をしました。

大学生のころに大変お世話になったバイト先の人事(Nさん)と、スポーツで知り合った面白いせんぱい(Yさん)と。

もう5年くらい前、私があそこでバイトしてるってそれとなくSNSに書いたらYさんが「え、エンデちゃん!私Nさんとお友達だよ」って。
えええええ、世間せま。でもそれからすってき~!で大好き~!なお姉さま方とこうしてランチできるようになったので人生はほん

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やり残しを消化する

やり残しを消化する

先週、ひとりで富山に行きました。
生まれて初めての夜行バスに乗って。

腰痛いし首痛いし空気うすいし落ち着かないし、覚悟していた以上にしんどくてもう一生乗りたくないなって思いました。これも経験のうちですね。
というか片道1880円だったんですけど安すぎません?いやまあ私がその日の最安値を探して予約したっていうのもあるんですけどね。
安すぎて不安で眠れなかったみたいなところもけっこうあります。
「安

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クリエイターはコンシュームがお上手

クリエイターはコンシュームがお上手

生活のたのしみ展、行きました。(きのう)
消費の8割は女性が、ってよく言われるように、遊びにきているお客さんは確かに他のイベント同様、女性が多かったです。でも立地的なものなのか、家族づれもけっこういたような気がするし、他のイベントに比べて男性も主体的に楽しんでいるような雰囲気を感じました。

私は消費者でいることにわりと危機感を覚えるというか、完成されたものを提供されてそれを楽しんでいると「これじ

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けむり

けむり

子供の頃から、高いところが好きだ。

常に高みを目指すとかの比喩表現ではなく、ただただ物理的に高いところが好きだ。
観覧車もビルの屋上もスキー場のてっぺんも、とにかく高いところにいると「うわー」とも「うおー」ともつかない、落ち着くようで興奮するような、筆舌に尽くしがたい高揚感を覚える。
死ぬことしか考えられなかった時代も、死ぬならぜったいに飛び降りてやるんだ、と思っていたし、今でもときどきどうしよ

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手をかければ美味しくなるから、だからみんなもっと私をさあ!!!

手をかければ美味しくなるから、だからみんなもっと私をさあ!!!

ある休みの日

近所に住むお姉さんと会う。
家の整理をしているので本をもらってもらおうと、前夜にとつぜんお声かけしたら快く応じてくださった。洋菓子や朝市も有名なフレンチの老舗でモーニングをいただきながら今後のお話をする。お互いなかなか楽しい一年になりそう。いただいてしまった麩まんじゅう、ふわもちつるん!って感じでとても美味しかった。まんじゅうこわい。

古い友人と会う。
こちらも本をもらってもらお

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ちかん

ちかん

「この人痴漢です!」をやったことがある。

私は当時まだ大学生で、土曜日の昼間だった。
午前出勤だった父親と渋谷で待ち合わせて、母親と三人でランチをとろう、というよくある家族ごっこをする予定で、電車に揺られていた。

ゲッロゲロに混んでいて身動きもとれない、携帯いじるのも命懸け、みたいな混み具合の車中、渋谷までもうあとほんの少しというところで違和感。その日の私はくるぶしまであるロング丈のワンピース

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