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手をかければ美味しくなるから、だからみんなもっと私をさあ!!!

ある休みの日

近所に住むお姉さんと会う。
家の整理をしているので本をもらってもらおうと、前夜にとつぜんお声かけしたら快く応じてくださった。洋菓子や朝市も有名なフレンチの老舗でモーニングをいただきながら今後のお話をする。お互いなかなか楽しい一年になりそう。いただいてしまった麩まんじゅう、ふわもちつるん!って感じでとても美味しかった。まんじゅうこわい。

古い友人と会う。
こちらも本をもらってもらおうと、前から声をかけていた。よく遊んでいたのは18〜20歳くらいの頃で、最近はほとんどSNSだけの繋がりだが、たまに会うと相変わらずめちゃくちゃ人が良くて賢くて、人としてのバランスも整いすぎていて唸る。考え方や生き方はほんとうにしっかりしているのに時々おちゃめな部分が出てくるから友達でいられるんだなと思う。既婚でいろいろとたいへんだろうに、何に対しても親切丁寧で、規矩準縄とはまさにこの子のことだろう。昔からずっと気にかけてくれてありがたすぎる。

ウマミバーガーを食べに出かける。めっちゃグルタミン酸だった。美味しかったしおばかなお話しながらだったから楽しかったけど、一人でわざわざ行く気にはならないかな。

次の日

等々力渓谷に行く。
じかんどろぼう(Netflix)のせいでお昼を過ぎてから起きたので14時に出発したけれど、涼しさはちょうど良かった。
古墳の広場で知らない女の子(5歳)と遊ぶ。すべり台して、シロツメクサでブレスレットを作った。
2つ前の記事で載せたキンキの煮付けのお店で食事をする。手の込んだお料理をいただいて眠くなって満足した。美味しいお魚はほんとうに美味しいなって、ここ二年くらいでわかるようになった。


またべつの休日

運動会。
1年生は入学から2ヶ月足らずでたくさんのダンスや並び方を覚えたのすごく偉いな、がんばったな、って思ったし、2年生は精神面で去年と大きく違っていてなんだか感動した。
最近会わなくなっていた上級生たちも良い顔してた。ソーラン節を真面目にやる気にならないのは私もそうだったなって思うし、でもリレーと騎馬戦で本気になってるのはすごく良い。
優勝した色の6年生が、相手の組に気を遣ってあまりおおっぴらに喜べなかったりしてるのには驚いた。この間まで消しゴムのカスを必死に集めてたのに。。
1年生の男の子(白組)が、赤に点数が入るたびに「あっかぐーみ うーんち!!おーしっこ!ぶっりぶり!!!」と陽気な踊りを披露してくれていたのと、3年生の男の子が私や同級生の女の子に羽アリや虫の死骸を投げつけていたのと、お兄ちゃん(6年生)が大好きで結婚したいという女の子(3年生)が騎馬戦やリレーの度に「おにーいちゃん!がんばれ!おにーいちゃん!がんばれ!」と歌っていたのが印象的だった。


その次の日

今後の相談や報告のために父親と会わなくてはならなくなり、勝手に近所の美味しいお鮨を予約した。
アジの臭みのなさや肉厚さには前回も感動したが、やはり期待以上。たこの煮物は白身魚とまちがえるくらいに柔らかく、ウニの握り、ハマグリのお吸い物、あん肝、梅の茶碗蒸し、、どれも完璧に完成されたお味で唸ってしまう。
なかでもアオリイカの握りは、イカの概念が覆るようだった。正直、何年か前に小樽で食べたそれよりも繊細で、こちらも口に入れた瞬間にほろほろとなくなった。隠し包丁(お鮨では切りつけというのかな?)がとても丁寧で上手なんだと思う。
やはり手をかければかけるほど美味しくなるのだなあ、料理も人間も。
お勘定は「銀座だったら倍は余裕でするよね」くらいの良心的価格。さすが閑静な住宅街。私が住んでるだけのことはあります。まあ自分じゃ払えないくらい高いんだけど。
駅前でミルフィーユをいただき、隣駅まで歩いて餃子で塩分の補給をし、パフェで脂質を蓄えた。



最近はいろいろと計画することが多く、漠然とした考え事をする余裕があまりなくて、自分らしさをすり減らしているようでけっこうしんどいです。
でも最大限私らしく生きるための準備期間だから……だからがんばれ私!私も私にめっちゃ手をかけるので、皆さんもなんか良い感じにこう、褒めたりおだてたりしてください!!!

おしまい

お読みくださりありがとうございます。とても嬉しいです。 いただいたサポートがじゅうぶん貯まったら日本に帰りたいです。