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#読書の秋2022

noteで本をおすすめしあおう!読書感想コンテスト「#読書の秋2022」を7つの出版社とnoteで合同開催します。好きな本の感想や作者へのファンレターを書いてnoteに投稿してください。文章はもちろん、マンガや写真、動画など形式は自由です。

定番の記事一覧

武士道。それは日本の美意識の根源だった

ある学校で、教師の一人に対する不満を理由として長期間の学生ストライキが行われたことがあったが、校長が出した二つの簡単な質問―― 「諸君の教授は価値ある人物か。もしそうであれば彼を尊敬して学校に留めておくべきである。彼は弱い人物か。もしそうであれば、倒れそうな者を押すのは男らしくない」 によって解散した。 騒動の発端はその教授の学力不足だったが、それは校長の示した道徳的問題に比べれば小さく無意味なものになった。   このように、武士道によって養われた感情に訴えることによ

noteで本をおすすめしあおう!読書感想コンテスト「#読書の秋2022」を7つの出版社とnoteで合同開催します。

noteで読書感想を募集する投稿コンテスト「#読書の秋2022」を、今年も開催します! 好きな本の感想や作者へのファンレターを書いてnoteに投稿してください。文章はもちろん、マンガや写真、動画など形式は自由です。 今年は「今こそ読んでほしい、この本。」というテーマで、7つの出版社と各ジャンルで活躍する8人のクリエイターに、合計33タイトルの推薦図書を選んでもらいました。この機会に、あたらしい本を読んでみませんか? 出版社の推薦図書についての投稿は、各出版社の編集者や著

アウトプットは読書会で。【読書感想】

【こちらの記事は約1分で読んでいただけます。】 読書感想なるものを 不定期投稿するようになってから 早2カ月が経ちます。 そんなある日、 読書会に参加したい! と思い立ったのです。 よく言うアウトプットって奴の 価値を分かり始めたのかもしれません。 しかし、 最寄りの図書館ではやっていないし、 近くの書店では時間が合わない。 これじゃいつ読書会に 参加できるのか分からん!! てなわけで、 自分で開催することにしました! と、開催前にこちらの一冊で勉強です! な

『2022年に読んだ本』3選

映画を後回しにして、例年目標の100冊到達。 色んな意味で自分がめでたい。 はじめにくくれない! と言い訳していたものを、ジャンルだけでなく、期間でも区切り立体的に括って書くことした。 これでほぼ無限だ。 noteで読書感想文を書くのはおそらく初めてだ。 紹介したい! と思った本は、帰するところというべきなのか、いわゆるビックネームたちの書いたものになってしまった。 でも、本屋さんで、きっと一番最初には手に取らないであろう本たちを。 内容にとっても触れています。ご注意

学べる人には教える必要がない。学べない人には教えても理解してもらえない。

「図南の翼」(小野不由美 著)で後の恭国の女王になる珠晶(しゅしょう)は、昇山の能力を人に教えない頑丘(がんきゅう)に憤慨した。だから、頑丘と離れて一人で昇山することにする。頑丘からの学びを周りの人に教えながら。 しかし、ほとんどの者が、やり方も形だけ真似るだけで意味を理解しておらず、更に他人の忠告も都合の悪い事は軽視していることを珠晶は知る。つまり「多くの人間は一緒にいても見て学ぶ能力がない、だから頑丘は教えなかった」ことを知るのだった。特に命がけの昇山は、教えている方も

不正、不平等では良い世の中を導けない〜気骨の判決 戦争を辞めさせるための「選挙無効」判決

不正、不平等をやっても利益と権力が手に入るのならそれは正義。そんなことにはなり得ない。 命懸けで東條英機と闘った裁判官がいた。吉田久裁判官。180名もの証人尋問をし、日本を戦争に持っていった議員を選んだ選挙を無効と判決し、彼らの議員身分を剥奪する。そうすれば、新たな議員が公正に選ばれ戦争反対者を議員にできる。こうして正攻法で戦争を辞めさせるようとしたのだ。 それは、今戦争中の某国の大統領を前に「あなたを選んだ選挙は『不正選挙』で無効だやり直せ、選挙が公正ならば戦争にはならい。

あたい、解体して逢いたい💖

『noteを見渡すだけでも気づく。表現が異なるだけで、同じことを述べている、同じところに行き着くことを述べている』 「ありがたいことやで。地球の恵みもそうやけど世に出回ってる本や動画。表現してくれる方々がそこに在ってくれるおかげで、人は気づくことができるわけや」 まずは、ユハコ氏。 ステキな記事に感謝いたします🙇‍♂️ お次は、ももまろ氏。 ステキな記事に感謝いたします🙇‍♂️ 「あれやな。善悪の観点から見るのは止めたほうがええでってやつや。意味なしや。意味ないっつー

新刊『まずは小さくはじめてみる ~変わらない日常から抜け出す0⇒1実践ガイド~』のご紹介

2022年12月13日に、3冊目となる著書『まずは小さくはじめてみる』が発売されました。 ◎本の紹介文 まずは、この本の紹介文を掲載させていただきます。 (出版社さんが、第三者的に本の特徴を記した文章です) この本は、「やりたいこと」の最初の一歩を踏み出すための指南書です。 これまで、「すぐやる」ことの重要性を説く本は多く出てきましたが、いざ何か新しいことを始めようとしたとき、意外とその0→1(ゼロイチ)の部分で引っかかってしまう方が多かったのではないでしょうか? 

【哲学沼】人間は考える葦である。|「人間らしく生きる」を哲学で問う。

哲学者パスカルに言わせると 人生は「暇つぶし」で そのための「気晴らし」が必要なのです。 どうも 安全・安心と絆でつながる キャリアコンサルタントのタルイです。 いきなりですが 人間は考える葦である。 この言葉をご存知でしたか? これはフランスの有名な哲学者 パスカルの言葉です。 葦というのは水辺に育つ、 か弱く細い草のような植物のことで パスカルは著書「パンセ」の中で 人間は自然の中では 葦のように弱い存在である。 しかし、 人間は頭を使って 考えることが

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岡本太郎展で「美意識」を鍛えてきた!笑

こんにちは! 三笠書房の3年生編集者です! 日増しに寒くなってくるようで、秋の訪れを感じますね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?? 秋といえば「芸術の秋」! ということで、東京美術館の「岡本太郎展」にやって来ました! そこで面白いことに気がついたので、今日は皆さんにご報告したいと思います! ■ とっておきの「美意識」トレーニング法! 僕は、友達とよく美術館に遊びに来るのですが、「普通に観ても退屈……」ということになれば、よくやるクイズがあります。 それは「タイ

7つの出版社とnoteで合同開催した、読書感想コンテスト「#読書の秋2022」の入賞作品を発表します!

2022年10月12日から約1ヶ月半開催した、読書感想を募るコンテスト「#読書の秋2022 」。期間中(10/12-11/30)には、9,457件もの作品をご応募いただきました!本を読むことのたのしさが伝わってくるような作品をたくさん投稿いただき、ありがとうございます。 noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。 note運営事務局が選出した「note賞」と、各出版社が選出した受賞作品が下記のように決定いたしました。 ▼note賞一周忌での“新作”「無人島のふたり

【2022年11月版】創作のネタ探しに!11月の創作カレンダーができました

こんな本を待っていた!【読書日記】最高のチームはみんな使っている 心理的安全性をつくる言葉55

突然ですが、 あなたの会社では 若い社員がやる気をなくす 「一言」が飛び交ってませんか? どうも 安全・安心と絆でつながる キャリアコンサルタントのタルイです。 久々の【読書日記】です。 どうしても紹介したかった本です。 本書の内容を一言で言うと タイトルそのままに 「心理的安全性をつくる言葉を 55個解説した本」です。 読んだ私の感想は 「こんな本を探していた!」 私のように概念としては 「心理的安全性」を 理解していたが、 具体的にどのように現場に 落とし

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【書評】「V字回復の経営」2年で会社を変えられますか?【個人的に史上最高の経営戦略本】

個人的に史上最高の経営戦略本と言えば、「V字回復の経営」2年で会社を変えられますか?です。 今から十数年前、吹けば飛んでなくなるような(従業員五名程度の)弱小支店の店長になった私は、あと半年業績が悪ければお店はなくなる。という宣告を店長になった月に受けました。 どうしたらいい?大きくても小さくてもそんな(一つの組織を立て直すような)経験はない。そんな時に本屋さんにいた時に手にとって購入したのがこの本でした。 この本は小説仕立てになっています。一人の主人公が「2年で赤字企

【文庫本の世界】カバーの先の装丁デザイン

はじめに 私は、本を文庫で購入することが多い。 ひとつは経済的な理由からだが、もうひとつには、本棚に並べた時の背表紙の統一感が好きだという理由もある。 装丁の世界で言えば、文庫本よりも単行本の方が、デザインや用紙に趣向が凝らされている。カバーを外した本体表紙においても、その作品独自のデザインがあしらわれており、唯一無二の世界が広がっている。世の中には、カバーを取った表紙デザインだけの展示会も存在するくらいだ。 しかし。 文庫本には文庫本の、装丁の良さがある。定められ

小説を超えた実話【国民的辞書に潜むミステリー】

「あの鳥って、なぁに?」 昼下がりの公園。 3歳くらいの子どもが、池の中を指して問いかけました。 「あれはね、鴨っていう名前だよ」 「へぇ、かわいい鳥さんだね」 「ちなみに、鴨の肉はうまいよ」 「・・・・・・」 鴨を説明する際、『肉はうまい』と言う人はなかなかいません。 しかし、そう説明する辞書があります。 『新明解国語辞典』(以下、『新明解』)です。 そんな『新明解』に、実に不可解な用例(=言葉の実例)があります。 『その事実』とは、何なのか? なぜ、『一月九

「大丈夫。きっと上手くいかない」|【読書セラピー】絶対悲観主義|成功を期待しない仕事哲学

「大丈夫。きっと上手くいく」 なんて根拠のない自信よりも もっと確信を得て 自信をつける方法がありました。 それが 「大丈夫。きっと上手くいかない」 どうも 安全・安心と絆でつながる キャリアコンサルタントのタルイです。 今回は日々の仕事に とてもカンタンに実践できて 失敗してもダメージを負わない 夢のような方法を知ったので ご紹介します。 「絶対悲観主義」 とっても後ろ向きな タイトルですよね笑 かつて作家のオスカーワイルドは 「楽観主義者はドーナツの輪を

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出版社では「こんな年賀状」作ってます!

こんにちは! 三笠書房の3年生編集者です! 早いもので、今年も残り1か月半となりました。 年末に向けて何かと忙しくなる中、皆さんはいかがお過ごしですか!? ■ 三笠恒例の「年賀状キャッチコピー」大会! 年末の準備といえば、「年賀状」ですよね! 町の書店では「年賀状のレイアウト集」や「ペン習字」の本が並び始めて、年末を意識させられます。 ところで、三笠書房の社用年賀状は、例年「新年の抱負」を表すキャッチコピーを掲載しているのですが…… そのコピーは、三笠の編集者部

キラメキ内臓占いを出版しました!

キラメキ内臓占いとは、性格や体質は内臓が決めているという東洋医学の考えに基づいています。 東洋医学の考えに基づけば、内臓の強さが心身に影響を与えているのです。 身体も精神も思うようにいかないことが多いですが、内臓に着目すれば上手くいくことが多いのです。 本書は内臓と心身の関係とともに、理想の状態に近づくための薬膳や内臓トレーニングについて書いています。 「自分の身体のこともっと知って天職を見つけたい」 「もっと前向きな性格になりたいけどどうすれば良いのか分からない」

講義の座る席で学生の成績は予測できるのか?

はじめに講義の座る席で学生の成績を予測できるのか? 教室などの教育環境は学生のパフォーマンスに影響を及ぼします。 一般的な見解として,教室や講義の前の方に座っている学生は頭が良く,後ろに座っている学生はあまり授業への参加に積極的でないことが考えられます。 しかし,これは本当でしょうか? 授業の座る席の場所によって学業成績が変わるのか,はたまた学業成績や個人の特性によって座る席が変わるのか,いわゆる因果関係は定かではありません。 ということで,今回の動画は,講義の座る席で学生の

何者

読書の習慣ができて10数年、私は今までほとんど小説を読んできませんでした。 最近は積極的に小説を手に取るようになり、小説の面白さに気づき始めたところではありますが、最初の方に読んだある小説の表現が、小説初心者の私にとってあまりに辛辣すぎて、軽く発信恐怖症になりかけたことがありました。 「小説は選ばないと私にはちょっと危険」 私は自分の心に生じたモヤモヤやチクチクと向き合い、自分の成長に繋げていくことが好きですが、実生活に支障が出るほど私を傷つけるものを、自ら好んで自分に寄

『特別な時を届ける定期便』 ものがたり珈琲

寝不足のまま慌てて家を出て職場に向かい、仕事に追われて夜になる。 少しの時間だけでもぼーっとしていたいのに、あれもしなきゃこれもしなきゃと、やるべきことが頭を支配する。 どうしていつもこんなに時間に追われているんだろう。 どうして自分が本当にやりたいことから目を背けてしまうのだろう。 そんな、急かされるように日々を過ごしてしまっていることに、もどかしさを感じている人は多いのではないだろうか。 そうした人々に対して、『ものがたり珈琲』の代表である平岡氏は“余白”が必要だと

【2022年10月版】創作のネタ探しに!10月の創作カレンダーができました

読書感想コンテスト「#読書の秋2022」開催決定! 関連イベント、書店フェアを実施します。

noteで読書感想を募集する投稿コンテスト「#読書の秋2022」を、今年も開催することが決まりました! 2020年から始まったこの企画。今年で3回目となりますが、昨年より一層パワーアップしてお届けします。10月のコンテスト開始に先立ち、内容をちらっとご紹介します。 ①今年のテーマは「今こそ読んでほしい、この本。」「読書の秋」では、毎年出版社が課題図書を選定してきました。昨年までは、各社が自由におすすめの本を提案していましたが、今年は、一つのテーマのもとに本を選んでいます。

スマホを不便にしたら人生が加速した話【デジタルミニマリスト】

デジタル・ミニマリストを読んだ。 デジタルライフに疲労感があったので実践した。 https://amzn.to/46l7MKQ まずはSNSを制限、休止した。 Youtubeは1日2動画まで。 Xをログアウトして放置。 LINEは通知を全てOFFにした。 結果、ボーっとする時間が増えた。 一番ビックリしたのが意識的ではなく 無意識的にSNSを見ようとしていた自分がいた。 スマホを持って「あ、SNS見れへんのや」とスマホを置く。 スマホを持ち上げては下ろすを繰り返す上

「読書の秋」に読んでほしい作品は?おすすめの本やマンガの感想、自分の作品の紹介記事を募集します!

季節やトレンドに合わせたテーマで投稿を募り、集まった記事をまとめて紹介するnoteの「特集企画」。11月1日からは「読書の秋におすすめの作品」を紹介する特集をはじめます。 みなさんの思う「読書の秋」にぴったりなおすすめの作品を教えてください!読んだ書籍や連載などの感想はもちろん、自分が創作した小説やマンガなどを紹介する記事もお待ちしています。 すてきな記事は、後日公開予定の特集ページに掲載させていただきます。 たくさんの投稿をお待ちしています! 今回募集するお題募集する

誰でも発信できる世の中だから【#読書の秋2022】

どうして今、この物語なんだろう。 noteの読書感想文企画、#読書の秋2022の推薦図書に、横山秀夫・著『クライマーズ・ハイ』 が含まれていることを知って、率直にそう思った。 20年近く前に刊行された当初、本屋大賞でベストテン入りし、後に映像化もされた人気作。 あまりに有名になりすぎて、これまで手に取るきっかけを失っていた。 名作とは聞くが、ハッキリ言って「何で今さら?」。 読み始めるまで、そんな思いが拭えなかった。 物語は日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した、198

【読書の秋2022】かぎりなく物質的で、はてしなく宇宙的な、私たちの「こころ」 〜 三木成夫『内臓とこころ』読書感想文

みなさん、こんにちは。 11月半ば、もう冬も間近ですが、まだまだ「読書の秋」ということで…! YOKU STUDIOも、「読書の秋2022」に参加させていただこうと思います。 読んだのは、三木成夫『内臓とこころ』(河出文庫、2013年)です。 「『こころ』はどこにある?指差してみて!」と言われたら、あなたはどこを指差しますか? 頭(脳)を指差す人もいるでしょう。でもそれと同じくらい、胸(心臓)を指差す人もいるのではないでしょうか。 科学・医学技術が発展し、「人がも

小説、マンガ、エッセイ、イラスト。みんながおすすめする作品に出会える特集がスタート!

季節やトレンドにあわせたテーマで投稿をつのり、集まった記事をまとめて紹介するnoteの「特集」。11月のテーマは「読書の秋 おすすめ作品紹介!」です! 特集に合わせてカテゴリごとに募集しているハッシュタグには、すでにすてきな作品があつまっています。 「#読書の秋2022」:みなさんがおすすめする本をご紹介 「#マンガ感想文」:みなさんがおすすめするマンガをご紹介 「#私の作品紹介」:noteに投稿された小説、マンガ、エッセイ、イラストをご紹介 「#文学フリマ」:クリエ

本や読書の未来のために、将来やりたいこと

今は経済的に難しいけど、いつかどっかの幼稚園や保育園なんかに、小説や絵本や漫画を寄付する活動をしたい。 したいっていうか、する。 子供は守られるべき存在。 国や地域で大切に大切に育てていくべき存在。 今の子供たちが本や読書を愛する。そしてその子供たちが大人になったとき、またその時の子供たちのために活動する。 それがうまく循環したとき、初めて本や読書の文化も守られると思う。 もちろん、興味関心の対象や娯楽なんかは多様化しているから、色んなことにチャレンジし、やりがい

「伊豆の踊り子」主人公の身分は何?

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ157枚目 川端康成の名作「伊豆の踊り子」は、冒頭主人公が天城峠あたりで突然の激しい雨に襲われるシーンから始まる。 小説中、この主人公の身分は、旧制一高の学生とされている。 ちなみに、昭和49年山口百恵主演の「伊豆の踊り子」では周知の通り三浦友和がこの一高生を演じている。 ところで、この旧制一高とは何だろう? 僕が「伊豆の踊り子」を読んだのは二十歳の頃だが、この一高の何たるかは当時は分からないまま読んでいた。「まぁ、今で言えば六大学

note連投にピリオドを打ったら、ギフトのようなnoteに出会えた。

こみあげる気持ち、それはぼくの 勝手な発露で。 しずくのような、じゃなくてぼくがしずく だよって思いながら。 昨日は書けなかった。 大げさやねんって声がするけど。 それはどこかの声だしぼくはぼくの 声に耳をすませていた。 そういう日がいつか来ると思っていたけど。 一度書いた。 投稿した。 数分経ってこれは今出すべきじゃないって 思ってひっこめて。 こんな気持ちやった。 記事をひっこめた時に連投が昨日消え たんだってぼくは思ったけど。 それよりも

家族大好きサラリーマンによる絵本レビュー『わたしとなかよし』

どんなものからでも学びを得ることはできます。 子どものものと思いがちな絵本からだってそう。 今日は素敵な学びを得た絵本「わたしとなかよし」をご紹介します。 この絵本の主人公はブタさんの女の子。 絵本はブタさんのこの言葉からはじまります。 そう、自分には自分という友だちがいると言うのです。 なんというポジティブ思考。この一言でグッと世界に引き込まれます。 ブタさんはどんなときでもひとりぼっちではなく、いつもわたしという友達が一緒という考えを持っています。 「人は1人

宮台真司はなぜ性愛教育が凋落日本を救うというのか?

疑問は残り、シャーベットだけ消えた ”一番大事なの性愛の教育ですよ” 7月。 額にうっすら汗を浮かべた宮台真司さんが、僕の目をじっとみながら真顔で話してくれた。ビストロの個室は冷房が効いていたが、彼の背中には窓越しに昼の太陽が照りつけていた。 正直、話についていけなかった。 なぜ、急に性愛の話になるのか? 宮台さんが僕の隣に座り、向かいにはジャーナリストの神保哲生さんが座っている。3週間前、お二人のニュース番組「マル激トーク・オン・ディマンド(通称マル激)」にゲスト

『売れるもマーケ当たるもマーケ マーケティング22の法則』要約

 本が売り切れらしいので要約をどうぞ。どうやったら成功するかはアートなので再現性がない、しかし失敗はサイエンスだ!この22の法則を破ると罪と罰が待っているぐらいのイメージです。 はじめに  前書きでは、大量の予算を確保したテレビCMのようなマスマーケティングへ対する無念さや、懸念について書かれています。 広告費を大量投下したら利用者が確保できて売り上げが取れた時代は(27年前の時点で)終わったのだと筆者は言っています。  じゃあ、どうすればいいのか?マーケターとしてどう動

わたしは女でなくただわたしでいたかった

「自分の性別をいつも意識していますか」とたずねられたら、あなたはどう答えますか。 幼い頃、わたしは自分が男なのか女なのか意識したことはありませんでした。気がつくといつも一緒に遊んでいたのは男の子。かれらと同じように自分を「ぼく」と呼んでいました。ある日、仲良しの子から「さわぐりちゃんは女の子なんだからぼくらと同じではないよ、おしっこの仕方だってちがうんだよ」と言われ、初めてふだん一緒に遊んでいる子たちから区別されるという経験をしました。 好きな色は青、好きな服装はショート

和三盆とコスモスをあいして

先日、四国旅行をしたという知人から、お土産にと美しい和三盆を頂戴しました。 なんとまぁ、うれしいこと。 和三盆は、ゆったりとしたひとときを過ごすための、とっておきのお菓子。そんな特別感があります。 ここのところ、せわしない日々を送っている私にとって、そのやさしい味わいをたのしむための「時間」をプレゼントして頂いたような、そんなよろこびがありました。 和菓子好きの私は、和三盆のような「干菓子」(=水分の少ないお菓子)も大好きなのです。 ・・・ ✽ ・・・ 和三盆

読書の秋にチェックしてほしい、みんなのおすすめ作品まとめ。文学フリマやコミティアの出展情報も。

季節やトレンドにあわせて、月替わりのテーマでお送りしているnoteの特集。関連ハッシュタグ(お題企画)付きで投稿された記事を、まとめて紹介しています。 11月のテーマは、「読書の秋 おすすめ作品紹介!」です。 特集に合わせてカテゴリごとに募集しているハッシュタグには、すでにすてきな作品があつまっています。 「#読書の秋2022」 「#マンガ感想文」 「#私の作品紹介」 「#文学フリマ」 「#コミティア」 この記事では、特集に合わせて投稿されたすてきな記事をまと

【読書】20歳の自分に受けさせたい文章講義|文章は読んでもらってなんぼ

文章を書くのが苦手な人にオススメの本世は大SNS時代。今後、文章を書く機会は増えることはあれど減ることはない。リモートワークも定着していく中で、テキストで情報伝達するスキルはとりわけ重要になっている。 そんな情勢も相まって、世の中には文章術に関する本が氾濫してるのですが、中でも高評価を得ている一冊が『20歳の自分に受けさせたい文章講義』。 文章講義という堅い名前とは裏腹に、形式ばった文法の解説はほとんどありません。なんとなく、心理学や哲学に近い感じ。文章も口語体で、タイ

憧れの"一人飲み”と老後の私🍶

稲垣えみ子さんの『一人飲みで生きていく』という本を読みました。 著者の稲垣えみ子さんは、朝日新聞で記者をされていて50歳で早期退職、超・節電生活をしているアフロ頭のフリージャーナリストさんです。 アフロ頭のインパクトはもちろん、社員時代はバブル時代も経験されて贅沢三昧されていたようなのですが、311震災を機に節電生活に目覚め、そこから今度は冷蔵庫を処分するほどの過激(?)な節電生活&ミニマリストに全振りするようなダイナミックな方です。 同じように、311がキッカケで「今ま

クリエイターと出版社が選ぶ「今こそ読んでほしい、この本。」──「#読書の秋2022」推薦図書33タイトル

開催中の読書感想コンテスト「#読書の秋2022」。好きな本についてnoteに投稿すると、賞品がもらえるチャンスがある、「読書のお祭り」です。 今年は、「今こそ読んでほしい、この本。」というテーマで、クリエイターや出版社に推薦図書を選んでもらいました。名作小説から話題のビジネス書、エッセイまでバラエティ豊かに揃っています。この機会にあらたな本に触れてみませんか? 推薦図書■有賀薫さん(スープ作家) 『川っぺりムコリッタ』荻上直子/講談社 『かもめ食堂』『彼らが本気で編むと

『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』

なんとも印象的なタイトルです。 表紙の上の方に、 地味だけど一生役立つ「伝わる技術」 と書いてあるのですが、これがサブタイトルじゃないんですね。個人的にはこっちの方が好きです。そう、本書は「伝わる技術」が学べるんです。 技術と言えば、「つかってなんぼ」 本書が気になったら、是非手に取って、あなたにとっての「身につけたい技術」を見つけ、そしてつかってみてください。 一緒に学びましょう!💪 「伝える」と「伝わる」「伝える」は自分主体 「伝わる」は相手主体 日本人の

自己紹介に代えて(好きな小説・エッセイ編)

今回は、私が好きな小説・エッセイを15冊ほど紹介します。 もし興味があれば読んでみてください。 好きな小説・エッセイ15撰1. 川端康成『雪国』 今まで出会ったなかで、もっともかなしく、もっともうつくしい小説 2. 川端康成『みづうみ』 人と人とがつながることの難しさ、刹那の交感のうつくしさを描く、川端文学の真骨頂 3. 吉行淳之介『原色の街・驟雨』 性をとおして、人間が持つ心の襞を理知的な目で見つめる、吉行文学の代表作 4. 安部公房『カンガルー・ノート』

大切なものをはかることのできる物差しはどこ?

しんと静まりかえる廊下 ひたひたと 自分の足音だけが響き渡っている 窓の外から ふわりと鼻を刺激する金木犀の香り 香りは不思議だ 心の奥で眠っていた想い出を呼び覚ます 金木犀は亡き父の気配をつれてくる 母の匂いはメンタムだ 幼い頃 膝枕してもらったときに いつも匂っていた 祖母はナフタリンの匂い それぞれの香り 想い出を引き寄せる強さは 比べられないし はかれない でも 香りは時々側に来て 懐かしさや切なさを置いてゆく からっ からっ がたんと 図書室の扉を開ける

『やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学』

仕事のモチベーションが下がり続けていることに悩んでいました。 そのときに購入した本です。 8つのスイッチとは一体何なのか? 一緒に学びましょう!💪 8つのスイッチタイトルだけ見ると、「やる気を上げるための8つの方法」を紹介してくれるのかと期待しましたが、そうではありません。 8つのタイプ分け これが「8つのスイッチ」です。それぞれのタイプに応じたスイッチの入れ方を教えてくれるわけですね。 私はタイトルを見て、図の左の絵を想像してしまったわけです。 みなさんをこの

『偏愛マップ キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッド』

合コンで盛り上がること間違いなし! そんなコミュニケーション・メソッドを紹介します! …と、私らしくない出だしですが、本の中でも書かれています。 合コン?行ったことも誘われたこともないです(笑) 明治大学の齋藤孝先生が2004年に出した本です。結構古いですが、全然知りませんでした。他の本の中で紹介されていて気になって購入しました。 「たしかにこれは盛り上がるだろう」と思える確かな方法だと思います。 小学生~高齢者まで、老若男女みんなで、いろんな場面で活用できます。 一

鉛の如く冬雲は静かに季節を震わせている

空を見上げると鉛色の雲がどんよりと横たわっています。 日差しは雲の裏側を照らしているようです。雲の陰から射抜くように差す光。冬の足音。枯芒が頭を垂れて冬を迎えています。 季節は晩秋から初冬に移ろって、風は屋根屋根を渡り歩いているようです。 窓を開けると、その風はカーテンを揺らして床を這うのです。 冬はそこかしこにその存在を漂わせています。ひんやりとしたドアの取手の感触。引き戸はキシキシと音を立て、わずかに抵抗を示しながら開きました。 しんと静まる空気。畳と冬の匂い。 も

読書の秋!食欲の秋!食エッセイ特集。

早いものでもう9月も終わり。ゴリゴリの秋です!!タイトルに「読書の秋」やら「食欲の秋」やら書きましたが… 私にとっては読書も食欲も年中無休であることに、今更ながら気付きました。笑 でも、秋になると、栗やかぼちゃやさつまいもを使ったスイーツが登場して、その「期間限定」の誘惑には抗えない… やっぱり、食欲の秋ですね!!笑 ということで、今回は食にまつわるエッセイについて紹介します。 食エッセイとは…「食エッセイ」と聞いて、どんな内容を思い浮かべるでしょうか? 美食家たちが

蜘蛛の糸のメタファー

芥川龍之介の有名な作品に蜘蛛の糸というものがあります。 悪人が地獄の血の池で溺れかけているときに、ひとりの罪人が蜘蛛を助けたことでお釈迦さまが慈悲をくれたためです。 しかし、悪鬼は我先にと蜘蛛の糸をのぼり出したために、ののしりあったために、蜘蛛の糸は切れてしまうのです。 元の血の池地獄で過ごさなければならなかったのです。 これは勧善懲悪の話ではあるものの、仏と衆生を描いたものとは言い難いです。 感応道交では時空を超えて念を送ることができました。 生き霊に直撃し、クロスす

アフター・ハッピーハロウィン

 その時、二人の喉から漏れ出た声が重なり、そして小さく木霊した。  「はぁぁ、しんど……」 ※  本当は渋谷も原宿も、最近の流行りもわからない。短い動画で奇妙奇天烈な踊りを撮影し、それをSNSに投稿するのも意味がわからない。  早く帰って本の続きを読みたい。大好きな作家が紡ぐ世界に没頭したい。したいのに……。  「綾乃! 今日の渋谷のハロウィン、何の仮装して行くか決めた?」  「あ、ううん。まだ決めてないよ。香織は?」  「まだ決まってないんだったらさ みんなで