
『特別な時を届ける定期便』 ものがたり珈琲
寝不足のまま慌てて家を出て職場に向かい、仕事に追われて夜になる。
少しの時間だけでもぼーっとしていたいのに、あれもしなきゃこれもしなきゃと、やるべきことが頭を支配する。
どうしていつもこんなに時間に追われているんだろう。
どうして自分が本当にやりたいことから目を背けてしまうのだろう。
そんな、急かされるように日々を過ごしてしまっていることに、もどかしさを感じている人は多いのではないだろうか。
そうした人々に対して、『ものがたり珈琲』の代表である平岡氏は“余白”が必要だと語る。
「現代社会で生きる人々は、駆り立てられるような『速さ』に追われています。何かをしていないと幸せになれない。人生を全力で走り続けるべき。そんな価値観が横行していて、人々は常に時間を気にしている。でも、忙しない日々の中でふと足を止めたり、自分自身と向き合ったりする時間が必要なのではないでしょうか。それに人々は、無意識にそうした時間を求めている。それが日々の“余白”と言えるのではないかと私は考えています。」
では、“余白”を大切にするためにはどうしたらいいのか。
そのための方法として平岡氏が生み出したものが、『ものがたり珈琲』である。

▼『ものがたり珈琲』とは
『ものがたり珈琲』とは、毎月2編のオリジナル短編小説とその小説に合わせて選ばれたコーヒーが届く体験型サブスクリプションサービスだ。コーヒーとともに自分の想いとゆっくりと向き合い、ものがたりがその想いをさらに押し上げてくれることで、“余白”を堪能することができるのが特長である。
コーヒーは、日常の引き立て役だと思う。
“余白”を大切にするために、平岡氏がまず注目したのはコーヒーだった。
なぜなら人がコーヒーを淹れるのは、物思いに耽りたいときや一人でぼーっとしたいとき、時間を忘れて会話を楽しみたいときであることが多いからだ。
やるべきことに追われてすぐに過ぎ去ってしまうような日々の中で、
せめて一杯のコーヒーだけでも楽しもうとすることで、わずかなひと時を堪能することができる。
言うなれば、コーヒーは「日常の引き立て役」なのかもしれない。
コーヒーに対してのこの考え方に同じように共感し、『ものがたり珈琲』のブレンド監修を担うことになったのは、バリスタの世界一を競う『WORLD BREWERS CUP』にて2016年にアジア人で初めて世界チャンピオンに輝いた粕谷哲氏である。
その月のテーマに合わせて「どんなブレンドにするとその時の気持ちに寄り添った味わいになるか」に関して、代表の平岡氏と共に毎月対話を重ねながら作り出していく。
『ものがたり珈琲』では豆の産地や希少性、味・香り以上に、飲む人に感じてほしい想いや体験してほしいシーンをベースに豆をブレンドし、焙煎している。

コーヒーを飲みながら想起させたいシーンを描いた、オリジナルのものがたり。
コーヒーによってひとときを特別な瞬間に変化させ、自分の想いと向き合うことができる。しかしそれだけでなく、想いをより具体的にしたり、押し殺してしまっている想いを浮かび上がらせることができないだろうか。
そのために有効なのが、「ものがたり」であると平岡氏は考えた。
なぜならものがたりは、読み手の心を動かし、気づきを与えてくれるものだからだ。
あなたも、大きな決断をしようと思っているときに読んだものがたりに勇気をもらったり、自分の悩みがちっぽけだったと気づいたりした経験はないだろうか。
読み手の心を動かすというものがたりの特性を活かして、コーヒーを飲む人の想いにグッとフォーカスしたものがたりを作り、コーヒーと共に読んでもらえるならば、その想いをより鮮明にすることができる。
そのため『ものがたり珈琲』がこれまで創ってきたものがたりは、どれも多くの人が日々抱えている悩みや想いを扱っている。
例えば、
家族との関係に悩む主人公のものがたり。
本当に大切にしたい人やものが何なのか探す主人公のものがたり。
自分が抱えている感情が恋であることにまだ気づいていない主人公のものがたりなど。
毎月2編ずつ届くものがたりを片手にコーヒーを飲むことで、人はゆっくり自分の気持ちと向き合うことができるのだ。

『ものがたり珈琲』によって“余白”を堪能し、自分が本当に大切にしたいものを見出してほしい。
『ものがたり珈琲』によって“余白”を堪能にし、普段見逃してしまっている自分の本当の想いや、大切にしたいこと、大切にしたい人に気づくことができる。
人は、自分の本当の想いや大切にしたいこと、大切にしたい人に気づくことで、今度はそれらをちゃんと大切にするための努力ができるようになる。
疎遠になってしまっていた友人に会うために、久しぶりに連絡をとった。
自分にとって大切なのは家族だと気づき、休日に家族と過ごす時間を増やそうと決めた。
本当にやりたかったのは絵を描くことだと気づき、仕事を変える決心がついた。
など、勇気を出して一歩踏み出すことができるのだ。
それはつまり、『ものがたり珈琲』が生き方のヒントを与えてくれると言っても過言ではないだろう。
あなたもぜひ、『ものがたり珈琲』を通じて余白を堪能し、生き方のヒントを見つけてみませんか。

サービス情報
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I am CONCEPT. 編集部
・運営会社
執筆者:望月さやか
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