I am CONCEPT.

自分の価値観や感情にフィットする生き方を志向する皆さまのために、一つのコンセプトが貫か…

I am CONCEPT.

自分の価値観や感情にフィットする生き方を志向する皆さまのために、一つのコンセプトが貫かれたモノやコトを集めました。様々な体験を共有し、 日本中を色めき立ったコンセプチュアルな世界へ。そんな想いを胸に秘めた、まったく新しいメディア。その名も「I am CONCEPT.」。

最近の記事

『創造性を創造するチョコレート』AFKy

「行き詰ったら何をしますか?」 この質問に、あなたはなんと答えるだろうか。 コーヒーを飲む。散歩をする。 おそらく様々な答えが返ってくることだろう。 いつのまにか身につけた行き詰まりの打開策は、それすらも日常の一部になっている。 気分転換。 ついさっきまで思い悩んでいた物事を振り払って、別の物事に意識を切り替えること。 何気なく使っている言葉だが、一時離脱する先はどっぷり浸れる何かでなくてはいけない。 しがみつくように考えていた物事から自分を振りほどいてくれる、それだけの

    • 『ばかばかしいに、まっすぐ。』マヨワネーゼ

      2月はじめ、オンライン会議をしている最中、宅配便のピンポンが鳴った。 「すいません…」と席をたち、荷物を受け取ってパソコンの前にもどると、 画面の中の社長・恩田さんは、鬼のお面を被っていた。 思わず吹き出す。お面の下からのぞく口元がいたずらっぽく笑っていた。 またあるとき、同じくオンライン会議中に、トイレのため一時離席した。 戻ってくると、恩田さんはどういうわけか顔の前で孫の手を握りしめている。意味はわからない。でも、なんだか面白くて、ふっと気が抜けた。 待たせて申し

      • 人生は苦くも、酸っぱくも、辛くもある。でも甘く舐めちゃお。 TOKYO LOLLIPOP

        帰宅ラッシュで突進してきた人の鞄にボディブローを食らう… めちゃくちゃ行きたかった会社の書類選考で落とされる… あんなに大好きだった彼氏から「嫌いになったわけじゃないけど」と突然の別れを告げられる… 「人生地獄だな。」と絶望する。 その一方で、SNS上では幸せそうな友人の写真が流れてくる。 「今この世で辛いのって私だけ?」そう思う時がある。 「苦汁(くじゅう)を なめる」 「辛酸(しんさん)を なめる」 いずれも『苦しいことを経験する』という慣用句だが、 いや〜人生

        • 『そして伝説は現実へ……』タクミアーマリー

          画面の中ではいつだって勇者になれた。 強大な敵に立ち向かい、何度だって世界を救った。 片手には伝説の剣。 困難を打ち倒して、新天地へと向かう自分がいた。 電源を落とすと勇者だった自分は消える。 武器も失って、丸腰で現実に放り出される。 それでも迫りくる困難には立ち向かわねばならない。 生身の自分では心もとないとしても。 現実で、人は勇者になれるのか。 奮い立たせる剣がもし、この世界にもあったなら。 無敵の力で未来を切り開けるのかもしれない。 空想の世界から飛び出した、そ

        『創造性を創造するチョコレート』AFKy

          『何者にも囚われない、色鮮やかなコーヒー屋』NO WAVE COFFEE

          何かに挑むとき、人は孤独に襲われる。 理解してくれる他人がいようと疑心暗鬼になってしまう。 「可能性を感じているのは、本当は自分だけなんじゃないか?」 勇み足で踏み出した一歩、一寸先は延々と闇。 味方はいない。 誰かにそう囁かれているような気がする。 しかし、それが何だというのだろう。 迷い込んだ暗闇の、一辺倒な黒に染められる前に。 その黒にだって種類があるのだと気づく瞬間がある。 モノトーンが織りなす、千変万化のグラデーション。 無彩色でさえこれだけ鮮やかになれるなら、

          『何者にも囚われない、色鮮やかなコーヒー屋』NO WAVE COFFEE

          『味噌で起こす健康革新』MISOVATION

          「1日に摂取すべき野菜の量は350gである」 こういった一文を見ると、「そんなこと言われても」と言い返したくなる。 現代において健康は、意識しなくては手に入れられないものになった。 好物ばかり食べ続ける。身体は自ずと不健康になる。 栄養を確保するため自炊をする。今度は時間が削られる。 「ならば健康食品だ」と好きでないものを食べ続ければ、次に病むのは精神だ。 空いた穴を埋める一皿。 マスターピースのような一品がどこかにないか、現代人は探している。 栄養が摂れておいしくて、心

          『味噌で起こす健康革新』MISOVATION

          『掴めない死を掴み取る』さだまらないオバケ

          人の死は物悲しい。 紛うことなき一つの事実だと思う。 生きていた人間が、そっくりそのままいなくなる。 「旅立った」と表現しても、その人は決して帰ってこない。 一人の人間がいた空間は、他の何かで完全に埋めることはできない。 死から立ち直るためには前へ進んでいくしかないのだ。 それでも、死から湧いてくるのは本当に悲しみだけなのだろうか? 死んだその人と触れ合った日々の記憶、学び取った生き様。 眩しく輝く思い出まで葬り去るべきではない。 丁寧に拾い、礎にする。 そうすれば、悲

          『掴めない死を掴み取る』さだまらないオバケ

          『小さなギアで快適へ踏み出す』YOAKE PRODUCTS

          楽しく過ごすのが一番いい。 生きたいように生きる。 解放的な人生を貫くことは現代において一つのテーマとなりつつある。 「好き」に熱中し、「気持ちいい」に没頭。 自分が感じる「楽しい」を浴びて、踊るように人生を謳歌する。 果たしてその「楽しい」に、人はどれだけ真摯になれるだろう? いま、十分に楽しいから。 「楽しい」が「楽しい」であれるよう、代償を支払ってはいないか? もちろん、楽しいばかりが人生ではない。時には我慢も必要だろう。 けれど、その我慢は本当に必要な我慢なのだ

          『小さなギアで快適へ踏み出す』YOAKE PRODUCTS

          『妖精は愛と笑いを運ぶ』HARUNA AOKI

          子どものころはぬいぐるみと寝ていた。 宝物と呼べるほど、丁寧に扱っていたわけではない。 乱暴にわしづかみしていたが、たしかに大事な相棒だった。 時を経て、現在。 相棒は隣にはいない。 人と人とで手を取り合って、それでも孤独に大人は生きる。 傷つき、削られ、穴が空く。 負荷に耐えられる生き物だと大人は社会から思われている。 ボロボロになって我慢を続けるうちに、大切な何かを落としてしまう。 上手く笑えなくなる。 何事にも冷淡になり、憎しみだけを募らせていく。 そうなった人

          『妖精は愛と笑いを運ぶ』HARUNA AOKI

          『アイデアをプロダクトの真ん中に』NECKTIE

          クリエイターになることに、もはや制限はない。 作りたいものを作るのは、楽しい。 誰にも邪魔されずに己の世界を積み上げる。 抱えていた確信が形になっていく過程は、必ずといっていいほど身体が熱くなる。 問題は、熱意を籠めても売れるとは限らないこと。 自分のしていることに意味があるのか、わからなくなる。 クリエイターが一度は通る葛藤だ。 「好きなんでしょ?」「自信を持ちなよ」と励まされても前を向けない。 その「好き」が通用しない。だから苦しい。 作りたいものを作る。 広々とし

          『アイデアをプロダクトの真ん中に』NECKTIE

          『自らを表現することが億劫になったあなたへ。』愛と狂気のマーケット

          原宿駅で降りた。 なんだかとても久しぶりな気がする。 まだ上京したての頃、めいっぱいのおしゃれをして原宿に降り立ったことが思い出される。気がつけばあれから8年もの月日が流れていた。 長かった髪をバッサリ切ってブリーチして、ビリビリに破れたジーンズを買って、洋服や髪型で自分を表現することを楽しんでいた。 けれども、「なんか派手だね」「似合ってないね」「変だね」 人から言われる些細な言葉が積み重なり、洋服や髪型で自分を表現することが億劫になっていった。 そして、「好き

          『自らを表現することが億劫になったあなたへ。』愛と狂気のマーケット

          『葬儀はあなたのためにある』GRAVETOKYO

          3944人。 一日のうちに、日本ではこれだけの人が亡くなっている。 (数字は厚生労働省『人口動態統計 令和3年』の死亡数から算出したもの) 死は人間にとって当たり前の出来事だ。 どんな人であろうと死は隣に存在し、前兆がないことだって少なくない。 故に、人は死を隠したがる。 できるだけ考えないようにして、必要に迫られてから死へ向き合う。 「終活」という言葉が浸透して久しいが、自分の死を積極的に捉えようとする人は多くない。 遺される人に迷惑をかけないため。 面倒な手続きを発生

          『葬儀はあなたのためにある』GRAVETOKYO

          『身体と心を服は繋ぐ。』 __ito__

          なんだかいいな。 ふとした日常のワンシーンで、そんな感覚を覚える。 いわゆる美しさではないと思う。 面白さなのかもしれないが、それともまた違う。 言葉にすれば逃げられてしまうような魅力。 言語化できない「良さ」が、日々の生活には意外とあふれている。 私たちがその感覚を覚える対象は風景ばかりではない。 家具や家電も、最後の決め手は機能より直感だったなんてことも多いはず。 なんだかいいな。 曖昧だけれど自分の奥底に眠る感性でモノを選ぶ。 意識していないだけで、私たちは普段から

          『身体と心を服は繋ぐ。』 __ito__

          『着ていることすら忘れてしまう』ALL YOURS

          「あなたらしく生きましょう」 「私らしさを見つけよう」 「ありのままの自分でいよう」 生活の中でいたるところで目にする「らしさ」や「ありのまま」という言葉。 そういった言葉は「私は私のままでいいんだ!」と耳馴染みよく聞こえてしまうが、よくよく考えてみると「私」とは何なのか、全然わかっていなかったりする。 自分が気に入って買ったつもりでも、もとをたどってみると誰かの口コミを見たのがきっかけだったり。誰かに「あなたっぽいね」と言われたことも、自分的にはしっくり来てなかったり。

          『着ていることすら忘れてしまう』ALL YOURS

          『オルタナティブアルコールドリンクブランド』ノンアルケミスト

          分解と再構築を繰り返す。まるで錬金術師(アルケミスト)のように。錬金術という言葉をご存知だろうか。 この一文でにやけた人は、世界史が好きか、もしくは“あの漫画”が好きな人だろう。 “あの漫画”。そう、通称『ハガレン』こと『鋼の錬金術師』だ。 知らない人に向けて説明すると、錬金術とは科学技術を持って卑金属から貴金属を精錬しようとする試みを指す。この試みが長きにわたって続いた結果、数々の歴史を刻み、今の香水やアルコールにつながる蒸留技術がこの世に誕生した。人類に数えきれないほど

          『オルタナティブアルコールドリンクブランド』ノンアルケミスト

          『ゆらぎを生み出すリセットスイッチ』グラビモルフ

          効率、最適、生産性。 いつのまにかそんな単語が大手を振って歩く世の中になってしまった。 様々な情報が流動する世界では、どんどんと情報の移動速度も速くなっていく。 光ファイバーよろしく世間全体が高速化している。 実際それで便利なこともあるのだが、みんなどことなく窮屈そうだ。 自分より少し上の世代を見れば、その窮屈さはさらに増す。 仕事に家庭、まわりの社会との関係。 問題は山積みで、気づけば身動きが取れなくなる。 それでも世の中は待ってくれないので、必死にやることを片付けねば

          『ゆらぎを生み出すリセットスイッチ』グラビモルフ