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『味噌で起こす健康革新』MISOVATION

「1日に摂取すべき野菜の量は350gである」
こういった一文を見ると、「そんなこと言われても」と言い返したくなる。

現代において健康は、意識しなくては手に入れられないものになった。
好物ばかり食べ続ける。身体は自ずと不健康になる。
栄養を確保するため自炊をする。今度は時間が削られる。
「ならば健康食品だ」と好きでないものを食べ続ければ、次に病むのは精神だ。

空いた穴を埋める一皿。
マスターピースのような一品がどこかにないか、現代人は探している。
栄養が摂れておいしくて、心が休まる何か。

探しているそれは、意外と身近にあるかもしれない。

健康と美食。そのどちらかを諦める前に。
健康食品への革新——イノベーションは、味噌汁で。
気軽に健康を維持できる世の中にするため、『MISOVATION』は動く。


健康は我慢しなくていい。

ニュートリションテック。
栄養学の観点から食品に含まれる栄養素などの成分を分析し、健康増進に寄与する機能的な商品やサービスを生み出す技術。
わかりやすい例でいえば、茹で鶏が「低糖質・高タンパク質なサラダチキン」として売られるようになったのも栄養学の観点から生まれた発想だ。

味噌汁は、ニュートリションテックにとって未踏の領域。
栄養学の知見を用いて、栄養価の高い味噌汁を届ける。
それが『MISOVATION』の目的だと、斉藤悠斗さんは語る。

『MISOVATION』代表 斉藤悠斗 氏

「『めちゃくちゃおいしい完全栄養食』を作りたかったんです。病気になる前の健康をつくることが大事だと考えていて、食で予防医療を推進しようという気持ちがずっとありました」

健康を保つのは難しい。
大学で栄養学を学び、栄養士となった斉藤さん自身もそう訴える。
忙しくて日々の中で、栄養とおいしさは両立が難しい。
そしておいしいものは脂質と糖質からできているため、健康は我慢になってしまう。

おいしく食べられ、日常的に摂取するのが苦ではなく、栄養状態がいいもの。
この3つを掛け合わせ、最初に思い浮かんだのが豚汁。
豆腐や豚肉でタンパク質が高く、野菜は何でも合うためビタミンやミネラルを自在にコントロール可能。それでいて脂質と糖質は低い。
「豚汁は完全栄養食になるのでは?」と開発を進め、より幅の広い味噌汁として形になった。

栄養と同時に、『MISOVATION』では「心を満たすこと」も重視。
食べる楽しみといった情緒的な部分でも満たされるよう、味や彩りにも工夫が行き届いている。

「健康食品としてではなく、おいしいスープ料理として食べていただけるようなものづくりを意識しています。『完全食だから味は許されるよね』ではなく、一般的な食事として評価されることも目標の一つです」

冷凍されて届く具材は一つ一つを瞬間冷凍して包装。
見た瞬間に「おいしそう」と思える、自分から進んで食べたくなる商品を心掛けているのだという。

日本人に合う、自分に合う味噌汁がある。

味噌汁は完全栄養食としてのポテンシャルがある。
では他の料理はどうなのだろうか。
疑問に対して斉藤さんは「日本人にマッチするか」という観点から答える。

「他のスープ料理でも完全栄養食は作れます。ですが、普段から食べていないと飽きが来るのも早かったりします。一方で「味噌汁を飲む」という習慣は元々日本にあるものですよね。元からある食生活を基盤にすることで、日本人が継続しやすい健康を作れると考えています」

馴染み深いライフスタイルに沿って無理なく健康を築いていく。
それを実現するには味噌汁がぴったりだ。

味噌汁と日本人の相性について語りながら、斉藤さんは「一人一人、個々人に合う味噌汁もあるはず」と味噌の世界を教えてくれた。

「味噌を製造している味噌蔵は、日本に1200ほどあります。そしてワインや日本酒のように、味も香りも見た目もそれぞれ違います。蔵に棲みついている微生物によって醸され方が変わってくるんですね」

味噌には発酵食品ならではの多様性がある。
しかし、その多様性はあまり知られてはいない。
実は、日本各地の伝統的な味噌蔵で製造されている味噌は、ほとんどが加熱殺菌を行わない生味噌だ。
味も香りも良いのだが、常温保存では発酵が進みやすく、風味や見た目の色が変化しやすいことからスーパーなどでは扱いづらい。
そのため、1200もある味噌の多くはあまり一般流通していないのである。

個性豊かな味噌と出会い、自分に合ったものを選ぶ。
健康を通じて味噌の魅力に気づく。
『MISOVATION』はそうした機会も提供している。

『MISOVATION』は全国各地の味噌蔵とコラボ。
あなたの知らない味噌と出会える。

「新しい味噌汁」体験を。

『MISOVATION』ではサブスクリプション形式で味噌汁を購入できる。
一ヶ月に届く個数を決めれば、その数の味噌汁が月ごとに届く。
週1~3食を目安としており、どこかの食事に『MISOVATION』を追加すれば栄養状態を改善していける。

31種の栄養素をすべて摂ることができ、化学調味料・保存料・着色料・甘味料・香料といった添加物は不使用。
具材の組み合わせなどで栄養のバランスを取っている。

届く味噌は月ごとに変化。
一年を通して津々浦々の味噌蔵の味噌を楽しめる。

さらに『MISOVATION』では新しいサービス「MISOBOX」が進行中。

WEB診断によってその人の「味の好み」と「足りない栄養素」を解析。
その結果に応じて、栄養士が一人一人に合わせた味噌汁を選定してくれる。
いわば「人と味噌のマッチングサービス」だ。

斉藤さん曰く「世の中の味噌の流通には偏りがある」という。
特定の地域でしか流通していない味噌もあり、その現状をもったいなく感じてもいる。

「初心者向けにこの味噌、というのがあれば」と斉藤さんに聞いてみた。
「難しい質問ですね」と笑いながらも、ほとんどの人がまだ出会ったことのない味噌という観点で、マルキヨ味噌の「宮古みそ」を薦めてくれた。
宮古島で作られる、天然の麹菌を使った味噌だという。

「味噌に注目しないとどうしても知ることのできない世界ではあります。ニーズがないのでそうなっているのが現状だと思いますし。ですが、いまは健康に対するニーズが高まっていますよね。プロテインやサプリメント、そういった健康食品の中に味噌汁を持ち込んで、市場を変えていければと」

健康を我慢しない。
いまを変えたいと踏み出してみた先で、新しい世界との出会いが待っている。
革新によって一番大きく変わるのは、いつだって自分自身だ。

心と身体、それから見える世界も。
味噌汁によるイノベーションは、ゆっくりとすべてを変えていく。

ブランド情報

・misovation

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執筆者:廣瀬慎

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