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#note読書部

2021年の2冊目

2021年の2冊目

は、コチラ↓↓の作品!!

『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』(桜木紫乃 著)

自分にとっては初めてとなる桜木紫乃さんの作品です!

<あらすじ>
ギャンブルに溺れる父と働きづめの母から離れ、日々をなんとなく生きる二十歳の章介。北国のキャバレーで働きながら一人暮らしをする彼は、新しいショーの出演者と同居することになった。「世界的有名マジシャン」「シャンソン界の大御所」「今世紀最大級の踊り子

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2020年の13冊目

2020年の13冊目

は、コチラ↓↓の長編小説!

『スター』(朝井リョウ 著)

朝井リョウさんの作家生活10周年記念作品として〔白版〕と〔黒版〕の2作品があり、本作は〔白版〕に位置づけられた作品です。(ちなみに、黒版は人間の性欲をテーマに書き下ろした『正欲』。2021年春に発売予定です。)

本作の主人公は、大学時代に同じ映画サークルに所属していた尚吾と紘の二人。

二人は一緒に作った映画が新人の登竜門となる映画祭

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2020年の12冊目

2020年の12冊目

は、コチラ↓↓のミステリ長編!

『孤島の来訪者』(方丈貴恵 著)

第29回鮎川哲也賞を受賞した『時空旅行者の砂時計』に連なる、〈竜泉家の一族〉シリーズ第2弾です。

もうワクワクが止まらない作品でした!

特に最初の殺人が起こってからがあれよあれよの展開で大興奮でした(笑)

そして伏線の回収が凄いんです!

最後の最後の回収もニヤッとしちゃいました^^

次回作もとても楽しみにしています!!

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2020年の11冊目

2020年の11冊目

は、コチラ↓↓の作品です!!

『滅びの前のシャングリラ』(凪良ゆう 著)

『流浪の月』で”2020年本屋大賞”を受賞した、凪良ゆうさんの最新作です。

本作は、滅びゆく世界の中で、年齢も立場も違う4人が、最後の最後にそれぞれの"ささやかな幸せ"を手に入れていく物語です。

本作の設定で面白いのは、小惑星の衝突で地球が滅亡するまでに残された時間が"1か月"という点です。

"1週間後"でも、"1

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2020年の10冊目

2020年の10冊目

はコチラ↓↓の作品!

『百年と一日』(柴崎友香 著)

自分にとっては初めてとなる柴崎さんの作品です。

本作は33話の掌編から成る作品で、様々な”時間”や”場所”や"人"を感じることのできる新感覚な作品なのですが、自分は1話目から堪らなく好きでした!

どの話も、別の時代や場所に生きる会ったこともない誰かを身近に感じ、繋がれたような感覚になれるんです。

「小説ってこんなこともできるんだ!」っ

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2020年の9冊目

2020年の9冊目

は、コチラ↓↓の作品!

『これはミステリではない』(竹本健治 著)

自分にとっては初めてとなる竹本健治さんの作品です。

読み終わった直後の感想は「、、、え??」です。

そして「これは確かにミステリではない」と思いました。(笑)

作者である竹本さんご自身が、「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪(いびつ)」と評されてますが、本当に歪です。

そして、(作品を読み終えた後だと余計に)講談

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2020年の7冊目

2020年の7冊目

は、↓↓コチラのミステリ小説!!

『君に読ませたいミステリがあるんだ』(東川篤哉 著)

自分にとっては初めての東川篤哉さんの作品です。

鯉ケ窪学園第二文芸部の部長・水崎アンナが、自分の書いた犯人当てミステリの原稿を語り手の「僕」に読ませる……というかたちで話が進んでいくのですが、テンポがよい学園コメディみたいなストーリーなので、軽い気持ちでスラスラと読める作品でした。

ラストも「え!?そう

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2020年の6冊目

2020年の6冊目

は、コチラ↓↓の作品です。

『流浪の月』(凪良ゆう 著)

2020年本屋大賞を受賞した作品です。

自分は世間と相いれない、と感じてしまう時ってありませんか?

そんな風に自分を感じさせるものが、「常識」や「正義感」や「善意」と言われるものであればあるほど絶望に追い込まれてしまう感覚。

そういう感覚がびっくりするくらい上手に、そして優しく描かれています。

"自分"でいること、そして大切に思

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2020年の3冊目

2020年の3冊目

はコチラの短編集です↓↓

『今日も町の隅で』(小野寺史宜 著)

大好きな作家、小野寺史宜さんの初の短編集です。

何気ない日常のなかで、人と人とはこんなにも優しく繋がっている。

人とのちょっとした関わりが、前に進むきっかけになっている。

今日も町の片隅で、誰かの日常がささやかな奇跡で包まれている。

そんな風に思える10編でした。

今作も最高です!

< 参考 >

2020年の1冊目

2020年の1冊目

は、コチラ↓↓のエッセイです。

『これでもいいのだ』(ジェーン・スー 著)

自分にとっては初めてのジェーン・スーさんの作品。

個人的には、第2章の ‟「なにもしない贅沢」にソワソワ” に共感。

休み方って本当に難しい。

運動する?映画を観に行く?読書でもする?買い物に出かける?友達と食事でもする?家でダラダラする?

無数にある選択肢の中から、その日の調子や疲れ具合を考えて、最良の休み方

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2019年の10冊目

2019年の10冊目

は、こちら↓↓の作品です!

『虹にすわる』(瀧羽 麻子 著)

二人の‟こじらせアラサー男子”の友情と奮闘の物語。

「あ、自分のことだ!」って思って衝動買いしちゃいました。(笑)

「好きなものを作る幸せ」と「ビジネスとしての大変さ」。

現実に阻まれながらも"10年前の夢"を叶えるために奮闘する二人を、自然と応援しながら読み進んでいきました。

つまづきながらでも、夢に向かって歩いてみよう!

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2019年の8冊目

2019年の8冊目

は、こちら↓↓の作品です!

『ナオタの星』(小野寺 史宜 著)

< あらすじ >
 会社を辞めてシナリオ作家を目指す小倉直丈は、新人賞に応募し続けるが落選ばかり。そんな折、プロ野球選手として活躍する小学校時代の級友から、奇妙な仕事を頼まれる。蟹座のB型、おなじ星のもとに生まれながら圧倒的な差がついてしまった同級生の「頼みごと」、それはある身近な人物の「尾行」だった――。20年ぶりに再会した級友

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2019年の7冊目

2019年の7冊目

は、こちら↓↓の作品です!!

『ライフ』(小野寺 史宜 著)

本作は、2019年の本屋大賞で第2位となった『ひと』の著者である小野寺史宜さんの待望の新作です!

< あらすじ >
 会社を二度やめ、今はアルバイトを掛け持ちしながらアパートで暮らす27歳・幹太が主人公。「一生ワンルーム暮らしでいい」と決めていた彼の世界は、アパートの住人と知り合ったことをきっかけに、少しずつ変わっていく……。

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2019年の6冊目

2019年の6冊目

は、こちら↓↓の絵本です!

『すきなひと』(桜庭一樹・作/嶽まいこ・絵)

この絵本は、直木賞作家らが恋をテーマにストーリーを執筆し、マンガ家や画家がイラストを手がける絵本シリーズ『恋の絵本』の一冊です。

< あらすじ >
ある夜、「好きな人がいるから追いかけている」という“もうひとりのわたし”に出会った“わたし”。好きな人って、なに? どこにいる、どんな人なの。“わたし”は“もうひとりのわた

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