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レキジョークル 奥の枝道

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歴女サークル「レキジョークル」のゆるゆる歴史紀行の記録です。 実際の紀行内容や本出版などの裏話をまとめてみました。
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#大阪

「大楠」目当てに寺社を巡る〈後編〉

「大楠」目当てに寺社を巡る〈後編〉

前回はこちらです↓↓↓

後編に入る前に、楠木について少し語ります。

よく洋服の防虫剤として使われる「樟脳」ですが、その成分を多分に含んでいるのが楠木です。

クスノキの枝や葉を嗅いでみると、独特の匂いがあり、それこそが「樟脳」なのです。

この「樟脳」の匂いを嫌う方もおられますが、私は好きです。
なんとなく昔懐かしいような思いに駆られるからです。
昔、おばあちゃん子だった私は、祖母について衣替

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「大坂の陣めぐり」と「大阪のディープエリア」

「大坂の陣めぐり」と「大阪のディープエリア」

酷暑と極寒の季節にはレキジョークル活動はありません。
しかし、午前中だけと決めて、そのメンバーのチコさんと二人で車や電車で30分ほどで行ける地元・天王寺界隈を散歩しました。

振り返ってみると、元祖メンバーによる濃密な大阪紀行となったのです。

四天王寺「絵堂」拝観一カ月ほど前に聖徳太子についての記事を書きました。

今さらですが、聖徳太子に興味を持ち、
そして今さらですが、聖徳太子の一生を描いた

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梅田界隈そぞろ歩き

梅田界隈そぞろ歩き

先日、8月最後の日曜日の28日はレキジョークルの「夏のお食事会」でした。

行動制限が出ることもなかったので、各自の自己責任での参加という事にして、場所は梅田(大阪)駅という超都会の店を選びました。
たとえ注意して自宅に籠っていても発病する人もいる中、考えても仕方ないと腹を括っての企画です。

参加者は、
・道中ナビ奉行 チコ
・食いもん奉行 ミコ
・行動型寄合衆 ロコ
・快活型寄合衆 トーコ

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新年会が春のウォーキングになった

新年会が春のウォーキングになった

昨日は、久しぶりの歴女のサークル「レキジョークル」の活動でした。

いつも2月ごろに予定する新年会なのですが、今年はコロナの影響で延び延びなって、やっと実現しました。

今回はリンさんが幹事役をしてくれて、梅田にある中華飲茶のお店をセッティングしてくれました。
残念ながらミコさんが急用のため参加できず、今回は6人で楽しみました。

香港海鮮飲茶樓梅田駅からたった7分と近いのですが、普段歩くことのな

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【読書の秋2021】『奥の枝道 其の二 大阪編 レキジョークル』

【読書の秋2021】『奥の枝道 其の二 大阪編 レキジョークル』

『歴女』という言葉はいつから使われるようになったのでしょうか。
私の記憶が確かなら(鹿賀 丈史風)、昭和にはその言葉はなく、平成の時代に世に出たはずです。
「平成新語」という本によると、こう書かれていました。

意味:歴史好き、歴史ファンの女性のこと。「歴史好き女性」の略。
出処:この言葉の起こりは、平成17年7月に発売されたplaystation向けゲームソフト「戦国BASARA」からと言われる

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「其の二 大阪編」で、さらに芽生えた郷土愛

「其の二 大阪編」で、さらに芽生えた郷土愛

相変わらずのコロナ禍で、紀行は当分の間お預けです。
しかし、ステイホームの今こそ、レキジョークルの過去の活動を振り返るいい機会となりました。

10周年を記念して、「其の一」を出版したのが2か月前の7月でした。
「レキジョークル」がどのようにして発足したか、
「松尾芭蕉」の紀行精神を目標としている事など、
それら原点の事から、商業都市「大阪」のパワーの源とも言える大阪の豪商や偉人たちに触れさせてい

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