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歴史あれこれ

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歴史ウラ話集。表の歴史に隠れたような歴史のこぼれ話が大好物です。 妄想や独自の見解話などの収集帳。
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2023年3月の記事一覧

敗者の家の残し方

敗者の家の残し方

今川家がとうとう武家としては滅び、戦国レースから脱落しました。

その経緯は、いろんな意味で意表を衝かれた設定でした。

さすがに史実通りに軌道修正するしかないので、その過程は自由な方が面白いのですが、いつも些細なところでギョッとさせられ、それがツッコミ要素になります(笑)。

今回は、その後の今川家を中心にまとめてみました。

今川氏真は努力家だった?父の突然の死で運命が狂う

氏真(溝端淳平)

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アメリカへの特別な思い

アメリカへの特別な思い

WBCの優勝が嬉しすぎて、昨日からずっとテレビつけっ放しで特集ばかりを見ています。

「何べん見るねん!」と自分にツッコミ入れるぐらい全く飽きません。

何度見ても気持ちいい!

私的にはその前のメキシコ戦の方が白熱してしまい、事実上の決勝戦としての値打ちがあったように思います。

実力的には、アメリカよりメキシコの方が上だったのでは?と思えます。

ゲーム内容もやっぱり「サヨナラ逆転勝利」という

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東京・水戸「尊王攘夷の旅」1日目

東京・水戸「尊王攘夷の旅」1日目

いきなり物騒なタイトルですが、2023年3月8日から12日まで、東京と水戸に旅行に行きました。東京の知人・友人と旧交を温めるのが主な目的でしたが、さいきんテーマとしている幕末の尊王攘夷思想について、ゆかりの地を訪ねてもみました。まだまだ勉強中なので、写真とともに、みなさんともに、楽しく学ぶぜ。あっ私は決して右翼でも過激思想の持主でもなんでもなく、ただの民主主義者?です。

博多から東京に行くのに新

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【雑感】幕間~明治と言う時代~[1404文字]

漢字に関する近代(明治)以降の流れをざっくりと辿っていくシリーズも、次回から戦後編となり、漢字最大の危機、GHQによる日本語のローマ字化のエピソードになるのですが、その前に、ちょっと思ったことなどを、雑感として書こうと思います。

明治の時代、日本では(ボクが知ってる範囲で)、自国の文化遺産に対して三つの廃止活動を行っています。

1つは廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)。
これが起きた大きな理由は神道

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忠敬先生の足跡  1   『4-16・17三保村』

忠敬先生の足跡 1 『4-16・17三保村』

 昨年、映画🎞『大河への道』を拝見して、感動しました。伊能図を手がけたことで有名な伊能忠敬の半生を描いたというより、名も無き、忠敬のお弟子さんたちの🗾日本地図にまつわるエピソードを描いた映画でした。

 伊能忠敬も凄い方なのですが、忠敬を慕い🗺日本地図を完成させるお弟子さんたちにも拍手を贈りたいです。

 伊能忠敬は、延享2年1月11日(新暦・太陽暦では1745年2月11日)生まれです。さす

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信長の城から見えるもの

信長の城から見えるもの

毎週録画している番組の一つにNHKの「歴史探偵」があります。

歴史の謎を最新鋭の技術と、現地でのレポートにより深く掘り下げ、真実に迫る内容に身を乗り出して観るほど感心させられます。

今週は信長の最後の城となった「安土城」をVR再現したものでした。

当時、この城は初めて尽くしの城だったので、人々はさぞかし驚愕したことでしょう。

私たちが一般的に「城」と認識しているは「天守閣」だと思いますが、

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日本神話のモヤモヤ

日本神話のモヤモヤ

日本神話の中で、意味がわからずモヤモヤを感じた部分があります。
それは高天原のスサノオの行動で、アマテラスの織屋の屋根に穴をあけ、天の斑駒(馬)の皮をはいで落とし入れたこと。

鹿やイノシシでも良かったはずなのに、なぜわざわざ馬なのか。織屋の戸口や窓ならともかく、何故屋根(棟)から落としたのか。(重くて無理?)

魏志倭人伝では、3世紀の日本には馬がいなかったそうです。

馬は、倭が高句麗との戦い

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3.11に思う持続可能な社会とは?

3.11に思う持続可能な社会とは?

東日本大震災から12年を迎えました。
そんな本日も大きな地震が。
「天災は忘れた頃にやってくる」
と言いますが、忘れる前に、次から次へと地震があります。
環太平洋造山帯に立国している日本ですから、地震を避けることは不可能です。

そんな中、取り沙汰されているのが『南海トラフ地震』
この地震でによって起こる『半われ』が今までにない大被害をもたらす可能性が高いということを千世さんのこちらの記事で初めて

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佐渡殿・鷹殿・お六殿

佐渡殿・鷹殿・お六殿

しばらくの正信ロスでどうする?

実は違う話題の記事を書こうとしていたのですが、これは書かずにはいられません。

それはズバリ私は松山ケンイチのファンだからです。

2006年の「デスノート」での名探偵・エル役はまさしく原作そのもので、その圧倒的演技力に驚きました

2009年の実写映画版「カムイ外伝」ではのちに結婚する小雪との共演で、忍者としての苦悩を演じ、そのアクションも素晴らしかった。

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信長の基礎を作った父と傅役

信長の基礎を作った父と傅役

先日、谷俊彦さんの記事で、信長の傅役・平手政秀ゆかりの名所を訪ねて、彼への思いを馳せておられました。

彼の死の謎や信長との関りについて触れておられるのを読み、私自身もこの平手政秀にはかねてから様々な妄想を巡らせていたので、再度、考えさせられる機会を与えていただいたのです。

名古屋市にある「綿神社」に政秀が奉納した自らの手彫り狛犬があったそうです。

そこから感じた政秀の思いを深く考察され、信長

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