フォローしませんか?
シェア
そら
2023年2月16日 16:41
僕の視線が 見つかった向こうの女子と 目が合った記念日ディナーは 大惨事若い女が 好きなのね? 僕は君だけ 愛してるんだともに過ごした 時は宝石記憶の中じゃ 君も若いよ時が過ぎれば 人も過ぎるさ今の君こそ 一番素敵さ本気で今そう 思ってる年を重ねた 良い女ステキな笑顔を 見せてよ、僕にスープが冷めても 愛は覚めない浮つく僕が 並べた言葉横顔で聞く 彼女の微笑み
2023年3月8日 12:49
春の陽気に 誘われて彼女と出かけた 帰り道波打ち際は 眩しくて光の粒が 僕ら包んだ潮風が髪、なびかせた波が目元を、明るく照らす照れた僕見て、笑ってたそんなひととき、安らぎの時遠くの雲に 嵐の気配僕ら手をとり 歩くんだ砂浜、裸足で 温もり感じた笑顔に、肩に 愛しさ募る僕らが誓った 永遠の愛君は秘かに 不安を抱いた僕は無邪気に 夢を見ていた波の間で 恋が揺れてた
2023年3月5日 16:10
僕は完璧な人間だ。世間に気を使うなら、僕は完璧を目指す人間だ。そんな完璧な僕にも、唯一といっていい弱点がある。意外とお腹が弱い。少々のストレスには平然と対応する。平然といられない時でも、表情は変えない。そんな時に僕のお腹は悲鳴を上げる。社会人2年目の今でも、時々発作のようにそれは僕を襲った。今日は待ち望んだ部署内のプレゼン発表会だ。準備は大変だったが完璧だ。何度かお腹が辛そうにしていたが乗
2023年3月4日 07:13
ここは神奈川県の御崎にある、有名な断崖絶壁の景勝地だ。ただし有名なのはその景色よりも自殺の名所として、だ。駐車場近くの公園を過ぎて崖に向かうと、その途中には近隣住民が建てたと思われるプラカードが乱立していた。自殺騒ぎのたびに自宅の価値が下がるのが許せないらしい。「死ぬなら他所で、やれってか」苛立ちを覚えた僕は目を背けて足早に崖へと急いだ。僕は別に死にたくて来た訳じゃない。自殺する奴ら
2023年3月14日 06:27
「失恋の傷なんて波にでも流してこいよ。」友人のさり気ない一言を真に受けた僕は、ひとり秋口の海岸に立っていた。目の前に広がる海は青く澄んで、泳ぐにはもう肌寒く人影もまばらだった。昨日のやけ酒が残って、胃が苦しい。こういう時、康介は何かと僕に飲ませようとする。酒でココロの傷が癒えるとでも思っているのだろうか。僕はぼろぼろな感情を焚きつけられ、深夜の居酒屋で前日に振られた彼女の名前を連呼した挙げ
2023年3月19日 08:17
戯れにただ それだけで手ぶらで行くのも 気まずくてその瞳から 悲しみ漏れた共に暮らした 楽しき日々はただ穏やかに 過ぎていた熱情襲う ボクが壊した非難、断罪 言って欲しくてその悲しみを 癒やすなら何も言わずに 黙って泣いた弱い背中に 情が残った失くしてしまった 反省と取り戻さない 熱情が弱き心を 締め付けるから黙って肩を 抱きしめたんだごめんなさいって 言
2023年3月22日 07:46
久々会った 驚いた装い髪まで 違ってた慣れた仕草に 心が和む夕の宴も そこそこに迷いの森に 立ち入れば芥子の匂いが 立ち込めた湿った風が 首筋を這う更なる奥を ひた目指す二人きりだよ 大丈夫怯えた君の 髪撫でた宵が更けたね 闇が静まる耳に残るは 吐息だけ月が揺れたら 抱きしめようか貴方が何処へも 行かないように見失わぬように 失くさぬようにと寝顔見つめて 夜明け
2023年3月13日 05:41
最近、よく夢を見る。その日の午後には何も覚えていなくて、夢を見ていた、それだけ。何かしら楽しかったような…それ以上の記憶がない。モヤモヤするって、こういうヤツだ。気になって、ある時恋人に相談した。夢日記を付けるといいって教えてくれた。目覚めたらすぐに夢の記録をつけるのだ…うー、面倒だが仕方ない。正体の見えない誰かさんと一戦交えるような気分だ。思い出せない数々の夢に悶々とした僕は、夜が楽しみ
2023年2月17日 06:01
心に眠る 情熱の花静かに待つは 春の喜びざわつく胸が 呼び起こすわれ先目指す 恍惚の先 枯れない花を 咲かそうか 覚めない夢は 現を抜かす老若男女 遠慮も無用真夜中募る 燃え盛る一度っきりの 人生さ行き先知らぬ 心は躍る行き着く先は 夢の果て枯れて咲き誇る 情熱の花
2023年2月17日 15:45
その建物は丘の上にあった。窓からの景色は開けていて、遠くには海が見えた。海の青は色を変え、徐々に空と溶けていくようだった。僕はこの部屋で何度もこの海が空に溶けていく風景を眺めていた。日によって空はその深さを増し、時によってその色合いを変えた。片田舎の辺鄙な場所、言ってしまえばその通りだ。でもこの小さな建物は凛として強く、その丘に建っていた。随分前に立てられたようだが、並んだ丸太逹がしっかりと
2023年2月12日 07:52
幼い子どもの頃、隣のさやちゃんとよく遊んだ。さやちゃんは同い年だけど大きなお姉ちゃんがいたせいか、ませて僕のことをいつも子ども扱いしていた。だから遊びはいつもおままごとで、僕は子どもの役ばかりだった。本当は嫌だった。けど当時の僕は幼い子どもで、さやちゃんに嫌だって言えなかった。だからさやちゃんがお母さんになって、ご飯を食べたり、一緒に横になって寝たりして遊んでいた。その日も相変わらずのままご
2023年2月11日 10:27
これは僕の初めての彼女の思い出。彼女は時々突拍子もないことを言い出して、僕を困らせた。天然で天真爛漫。そんな言葉がピッタリだ。例えを言えばキリがない、毎日がそんな感じだ。でも僕には初めての彼女だった。だから女子ってこんなもんかな、くらいにしか思わなかった。彼女に出会った日のことは忘れられない。その日は朝からの雨で、学校帰りの道はしっとりと濡れていた。曇り空から細やかな雨粒が落ちてくるのを、
2023年2月5日 06:40
効能効果は お楽しみ用法用量 おまかせで味は全部で 3種類甘いの苦いの 切ないのココロがほんわか 温まるスパイス入りの このクスリ愛情いっぱい 詰めこんでじっくり煮込んで できあがりお代なんかは 良いからさものは相談 なんだけど通りの向こうの あの娘にひとつお気に入りだろ 知ってるよ浮かない顔して ため息ついて元気になって 欲しいだろ?行って話して 聞かせてあげな
2023年2月7日 07:58
もしも彼女に するのならどんな女性が お好みですか?悪戯っぽく 微笑んだ その仕草にもう 一撃だった恋愛経験 ないからね自称草食 焦った僕は何でも良いです 0点回答ひどいと口を 尖らせた午後のスタバで テーブル挟む抹茶のラテは 味がしない映画の感想 聞かれても横顔見つめて ろくに見てないもしも彼氏に するのならどんな男性が お好みですか?聞いてもみたいし 期待もし