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都内在住の我が家、初めての愛車が軽トラになった
小学生の頃、友達のお母さんが塾のお迎えにきた。
さらさらの長い髪に華奢な体。
なのに、でっかいパジェロを颯爽と運転していた。
その姿がめちゃくちゃかっこよくて、私も大人になったらパジェロに乗りたいと思った。
中学生の頃、同級生の友達と映画を観た。
帰り、友達のお父さんが迎えに来てくれた。
BMWだった。
私も一緒に乗せてもらったら、フカフカの革のシートで、嗅いだことのない高級な匂いがした。車体の
正義と悪の映画を観たら、家族愛の難しさに気づいた話
ワイルドスピード/ジェットブレイクを見た。
主人公ドムの弟が闇堕ちして悪の枢軸になっている話だった。
原因は過去からある兄への羨望と敗北感なのだが、ダークサイドに染まり世界を牛耳ろうとしている。
そんな弟を阻止しようとするドムと弟の壮大なケンカが始まる。
ケンカはエスカレートし、最終的に衛星に突撃するまでのスケールになっていた。
もう、奥田民生が歌詞にするレベルを超えた大迷惑である。
007も
ブックホテルの魅力と心に響いた本5選
コロナも落ち着いて旅行に行きたくなるこの季節。
数年前から憧れていたブックホテル「箱根本箱」に行ってみた。
こちらで出会った本がとても良かったのと、施設が快適で純粋にリピートしたいと思ったので、特に心に響いた本5冊と、ブックホテルの魅力を記録しておく。
心に響いた本1.傘のさし方がわからない(岸田奈美著)
敬愛する岸田奈美さんの新刊。
彼女のnoteメルマガを購読しているため、ほとんどのエピソ
お金の貯まらない財布に秘められた物語
家に10年近く使っている財布がある。
風水では財布には寿命があり3年で買い替えるべきとされている。
雑誌を読むと中には1年で買い替える人もいる。そうしないと金運が下がるんだそうだ。
なるほど、どうりで我が家はお金が貯まらないわけである。
我が家の財布は僕が友人Kから貰ったものだ。
◆
「なんかムカつくやつ」
Kとは、小学校の塾が同じだった。
その頃からチャラい印象、
資本論を学んだらブルーハーツの曲が流れた
幸せすぎると不安になる。
♪なるべく小さな幸せと
なるべく小さな不幸せ
なるべくいっぱい集めよう
って昔ブルーハーツが歌ってたから。
「人生はふりこ。いい時もあったら悪い時もある。」
って高校時代に深夜ラジオで誰かが言ってたから。
だから、幸せばかり続くとなんだか怖くなる。
私は今、幸せだ。
幸せなのは、便利だから。
便利すぎて幸せなので不安なのだ。
すぐ近くにコンビニがあって、
お
憧れの中銀カプセルタワービルに行ってみた
古いビルが好きだ。
明治、大正、昭和に建築されて、現存する建物を見ると嬉しくなる。
時代を渡ってきた独特の垢みたいなものを感じて心地いい。
コンピュータのない時代に知恵を絞って設計し、建設した人類はマジで尊いと思うし、その建物を利用してきた人々の姿を想像すると愛おしい。
銀座の一角に、明らかにおかしな形の建物が唐突に現れる。
中銀カプセルタワービルだ。
一目見たら素通りできない。
オフィスなの
スパゲティがパスタになったあの時間
いつからみんなスパゲティのことをパスタって言うようになったんだろう。
昔はパスタなんて誰も呼んでなくて、
スパゲティは、ナポリタン、ミートソース、ハンバーグ弁当の下に敷かれた白い麺の3種類しかないみたいな時代があったと思うんだけど。
それは自分の記憶違いだろうか。
◆
カフェで働いてみたかった。
大学で上京し、一人暮らしも落ち着いた頃、近所でバイト先を探した。
見つかっ
天才とリンゴの都市伝説
わたしにはずーっと前からコンプレックスがある。数学コンプレックスだ。
小学生の時通っていた公文(算数)は、2歳下の弟の方が出来た。わたしの進度より弟の進度が圧倒的に早かった。わたしが傷つかないよう親と先生は気を使っていたらしい。大人になって聞かされた。
厄介なことに、苦手なのに興味はある。数式が苦手なのに経済学を専攻し、暗算が出来ないのに会計士を目指した。
今思えばもうちょっとよい選択があった
Sex and the Cityの幻想と現実
簿記、向いてないなぁと気づいたのは、資格の専門学校に通いはじめて3か月経ったころだ。
大学生だった私は、就職活動もろくにせず、気の抜けた炭酸みたいにどっちつかずで中途半端な生活を送っていた。
特にやりたいこともなく、働きたい会社もない。
それでも卒業の期限は迫る。
経済学部だった私は、公認会計士の資格を取ることに決めた。
公認会計士になれば、色んな会社を見ることができ、その後本当にやりたい仕事や