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勝手に想像所謂妄想コラム

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変態的妄想コラム集(年齢制限なし)
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#日記

僕たち非リアは、愛なき人間なのか

僕たち非リアは、愛なき人間なのか

非リア。
その響きだけで、後ろめたさを感じてならない。

当方パートナーなき人間である。
「彼女いません」的な発言をすると、よく「愛がないのね」といった発言はされないまでも、そんな表情をされている気がする。気のせいなのだろうか。

たしかに、「非リア」は根暗で何事も行動は単独で、いい意味でも悪い意味でも自立しすぎている協調性なき人間であるイメージは拭えない。

だから我々「非リア」は「愛なき」人間

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「今はいない」のその先に

「今はいない」のその先に

この世界には「(彼氏・彼女)いますか?」といった恒例の脈アリ質問に対して、「今はいません」と返答する輩が必ず存在する。

これは現実世界でもそうだし、ドラマの中でもよく見られる回答方法だ。おそらく非リアの人たちに対しパートナーが存在するかといった質問をした場合、その半数以上が「今は」といった余計な修飾語を付属させることだろう。

読者の皆さんも一度胸に手を当てて思い出してほしい。きっと一度は言った

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0円で焼肉を食べられる理由

0円で焼肉を食べられる理由

縄文人も他人が捕獲した肉が一番美味く感じただろうし、明治時代の文明開花期だって「人の金で食う牛鍋は美味い」と散切り頭の若者たちがこぞって口にしていたはずだ。

これは、この世界に「肉食」といった概念がなくならない限り、永遠に続く普遍的なものである。

とはいえ、人の金で食うのはいささか引け目を感じるのが常である。なんとかして人の金以外で無料にして肉を喰らう方法はないものか。

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梅雨が明け

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リトル・マーメイドはもう少し美容に気を遣った方がいいのではないか

リトル・マーメイドはもう少し美容に気を遣った方がいいのではないか

実写版『リトル・マーメイド』の配役に賛否両論があるようだが、正直そんなことどうでもいい。僕たちはもっとアリエルについて心配すべきことがあるではないか。

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アリエルといえばディズニープリンセスで有名な人魚姫である。そのトレードマークは赤くて長い髪。先日、金曜ロードショーでアニメの方の映画「リトル・マーメイド」が放送されているのを観たが、煌々と輝く髪色たるや、生粋のカープ女子である。カープ戦

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なんでも接頭語で「お」をつければいいっていうもんじゃねえよ

なんでも接頭語で「お」をつければいいっていうもんじゃねえよ

第一に深夜テンションで書き進めている。そもそもこんな馬鹿げたエッセイというのかコラムというのかそういった類のものを常人は書かないだろう。僕だって自分のことを「常人」であると半ば信じているから、このようなくだらないエッセイは深夜テンションでしか書けない。いやむしろ、深夜だからこそ書ける妄想もある。

お前がいつ書いているかなんて知ったこっちゃないと思われるかもしれないが、それをわかっていただいたうえ

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実はわたし、出身地詐称犯です

実はわたし、出身地詐称犯です

出身を聞かれると毎度もやもやとした気分になる。普通に思考停止で、「神奈川県です」と答えればいいのだが、不思議なことに神奈川県民は出身を聞かれて「神奈川」とは答えない。

神奈川県民には「神奈川」というアイデンティティがないのだろうか。いやそうではない。神奈川は面積こそ全体の43位であるから小さいと言えるものの、場所によってその雰囲気の違いがありすぎるのだ。よって、神奈川の「どこ」なのかといった詳細

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今宵タイタニックが激アツすぎる

今宵タイタニックが激アツすぎる

映画『タイタニック』。言わずと知れた世界で人気を誇る映画だ。弱冠小学生くらいだっただろうか。借りてきたたDVDを自宅のテレビで視聴したことがある。

沈むタイタニックとイケメンと美女。美女だけが助かる。あるいはタイタニック号の船の先で二人が両腕を広げて風を浴びるシーン。もうそれくらいしか覚えていない。あとは2人のラブシーンを家族で観て気まずくなってしまったことも覚えていた。ただ、残念ながら映画の内

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ガールフレンドの必要性についての一考察

ガールフレンドの必要性についての一考察

まず、弁明をしなければならない。いや、させてください。

僕は決して「モテない」部類の人間ではないということだ。かといって「モテる」部類の人間ではない。つまり、モテない部類の人間から見ればモテる人間だし、モテる部類の人間から見ればそれはモテない人間である。左翼から見たら右翼、右翼から見たら左翼。そんなイデオロギーの狭間で生きる政治家に近い。

ただ、かく言う僕はガールフレンド、所謂「彼女」という人

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W杯を観ていたらサッカー部のヤツらがモテる理由判明した件

W杯を観ていたらサッカー部のヤツらがモテる理由判明した件

スポーツ観戦といえばもっぱら野球観戦の僕だが、カタールで開催されているFIFAの日本戦は観るしかない。もちろん観なかった人や興味を見出せない人に対して、「観なきゃ非国民」と言うつもりは全くない。一人の日本国民として結果を見届けることにしただけだ。

サッカーの試合なんて何年ぶりかに観るものだから、僕の記憶はアップデートされていない。アモーレの長友、阿部寛くらい背の高い吉田麻也(1.89m)、VIS

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二者択一が大嫌いだ!

二者択一が大嫌いだ!

「朝はパン派?ごはん派?」
「海派?山派?」
「犬派?猫派?」

人はなぜ二つのうちどちらか一方に決めたがるのか不思議である。その回答の中間的回答や「その他」と言われる意見だってあるはずだ。

そもそも「犬派?猫派?」を聞く際、「猫派?犬派?」という順でもいい。それなのにあえて犬から聞いてくるあたりがもう、「私は犬派です!」という強い自己主張に感じてしまう。

多様性を考慮するのならどちらかで選ば

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ひろゆきを論破したい

ひろゆきを論破したい

斉藤夏輝は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の論破王を除かなければならぬと決意した。
夏輝には(ひろゆきと比べて)政治がわからぬ。夏輝は、村の牧人(レベルの庶民)である。笛を吹き、うさぎと遊んで暮して来た。けれども邪悪とうさぎアレルギーに対しては、人一倍に敏感であった。

といいつつ、ひろゆきを悪人と思ったことは今まで一度もない。物知りで論理的で話のうまいおじさんだと、今も、そしてこれからも思い続ける

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「明けない夜はない」的なことを言いたい

「明けない夜はない」的なことを言いたい

とある友人が、「僕に春が来ない」と口を開いた。いけてるメンツなのに。面白い話ができる人なのに。頭の回る人なのに。魅力は十分だ。まあ彼の理想が高すぎるといえばそれで終わりなのだが、僕も酷く共感できる点しかないから、「明けない夜はない」的なことを言った。

ただ自分でも思った、、「定例文すぎるな」と。

例えば新人の教師が子どもたちに向かって
「いつやるの?今でしょ!」
的なことを言っても何も響くこと

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「〇〇が9割」タイトルに対抗する

「〇〇が9割」タイトルに対抗する

書店へ足を運ぶと、必ず目にする「〇〇が9割!」というタイトル。この手の本はどこのジャンルにもある。教育系のコーナーへ行けば「教育は〇〇が9割!」、ビジネス系のコーナーへ行けば「人は〇〇が9割!」と9割9割五月蠅い。目につくが、見飽きてもう鼻につく。

冷静になって考えればあのイチローだって打率3割である。しかし、この「9割」ブームに乗っかって『イチローの打率、実は9割!』みたいな本が出てもおかしく

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寝息のリズムに乗る ~僕とオッサンと国連憲章~

寝息のリズムに乗る ~僕とオッサンと国連憲章~

その寝息はかつて聞いたことがないほど穏やかで、第三者までもを眠りに包むかのような美的リズムを奏でている。

メトロノームをギャフンと言わすほど正確且つ心地よいリズムだ。

しかし場所が悪い。いや、悪すぎる。

平日の市立図書館へ試験勉強を行いにやって来た僕の横でスヤスヤと眠るオッサン。ごめんなさい、、言葉を選ばすに言うなら非常に迷惑である。

彼の寝息をも意識の外に追いやるほどの集中力があればいい

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