マガジンのカバー画像

感想

78
読んだ書籍類や映画やアニメなどの感想です。
運営しているクリエイター

#本

本はカウンセラーみたいな存在

本はカウンセラーみたいな存在

地域若者サポートステーション(通称サポステ)に行って、相談員さんとお話していたときに「最近元気そうだね!何かしたの?」と聞かれたので、本をたくさん読んだという話をした。
「たくさんの本を出版されてる作家さんの本を15冊ぐらい読みましたが、時代ごとに書き方は変わっていても、ほぼほぼ同じことが書いてあって、何回も同じことが出てくるから、脳に刷り込みができて良かったです」と話をしたら「そんなことある~?

もっとみる
知ってるだけで少し救われる【15歳からの社会保障】

知ってるだけで少し救われる【15歳からの社会保障】

SNSで見かけて気になったので「15歳からの社会保障---人生のピンチに備えて知っておこう!」を読んでみた。

「15歳からの社会保障---人生のピンチに備えて知っておこう!」入院、生活費が足りなくなったとき、予想外の妊娠、障害を負ったとき、ヤングケアラー、介護、DV、こんな場合はどんな社会保障が利用できるか?というショートストーリーを例にして各社会保障を説明してくれるから分かりやすかった。
タイ

もっとみる
本の要約動画に助けられる

本の要約動画に助けられる

前に「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の本についての感想を書いた。

書いてみたが、やっぱり私の中ではあまりしっくりとこない本だった。
その本の要約動画を観る機会があって、思わず「そうだよねぇ!!」と動画を観ながらふんふんと頷いてしまった。

「フェルミ漫画大学」という本の要約をするYouTube番組。

まずは「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」のタイトルが回収されるまで長いということ

もっとみる
「叱る」行為に効果はない【〈叱る依存〉がとまらない】

「叱る」行為に効果はない【〈叱る依存〉がとまらない】

最近、今の人はもっと叱ったほうが良いのではないかという主張をする本を読んだ。
その本に書かれたことは概ね分からんでもないが、本当にそうなのか…と首をかしげるような内容だったので、今一度「叱る」という行為について考えてみようと「〈叱る依存〉がとまらない」を読んでみた。

〈叱る依存〉がとまらない結論から言うと「叱る」にはそんなに大した効果はないそうだ。
人の学びや成長を促進する効果はない。
実際に「

もっとみる
練習ができてないから怖い【日本人は「やめる練習」がたりてない】

練習ができてないから怖い【日本人は「やめる練習」がたりてない】

タイトルに惹かれてしまい、野本響子さんの「日本人は「やめる練習」がたりてない」を読んだ。

日本人は「やめる練習」がたりてない確かに何かを始めて、何かをやめるとき、なぜ私たちは深刻に悩んでしまうのか。
自分で始めたことが、自分でやめれない。

著者の息子さんは保育園ではのびのびと楽しく育っていたが、小学生に入った瞬間、元気を失って、口数が減り、不登校になったそうだ。
のびのびした保育園生活とは反対

もっとみる

タイトルで思わず買ってしまった本【なぜ働いていると本が読めなくなるのか】

数か月前にSNSでとても話題になった本。
あまりにもタイトルが強すぎて「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」をまんまと買ってしまった。

なぜ働いていると本が読めなくなるのかタイトルを見た瞬間「あ!私のことを言っている!!」と思ってしまった。
学生時代は本を読んででいたのに、社会人になってからは全く本を読まなくなった。
そんな後ろめたい気持ちを突いてくる絶妙なタイトルで、著者の方か編集の方かどち

もっとみる
SNSでつながること【「死にたい」とつぶやく】

SNSでつながること【「死にたい」とつぶやく】

「死にたい」とつぶやく最近「「死にたい」とつぶやく」という本を読んだ。
2017年に起きた「座間9人殺害事件」を題材にした本。
Twitterで「死にたい」と呟いていた女性を家に招き、犯人が殺害した事件。
この本自体は事件のルポではなく「死にたい」という言葉でなぜ他人と繋がってしまうのか、なぜ「死にたい」で人と人は繋がることができるのかが考察されている。

私自身、この本に興味をもったのは、Twi

もっとみる
当時を振り返ってみた【不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき】

当時を振り返ってみた【不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき】

最近友達と「不登校」について話すことが多くなった。
お互い中学生のときは不登校で、当時はそこまでお互いの事情について触れなかったが、大人になって当時を振り返って「あのときしんどかったよねぇ」と話すことが多くなった。

私自身は幼稚園の頃から行き渋りが酷くて、母親も大変だったと思う。
小学校も1年生から3年生ぐらいのときは学校が大嫌いで無理やり親に連れられ渋々ながら通い、4年から6年は楽しく通ってい

もっとみる
SOSを出すこと、サードプレイスは大事【ミナトホテルの裏庭には】

SOSを出すこと、サードプレイスは大事【ミナトホテルの裏庭には】

「ミナトホテルの裏庭には」を読んだ。

ミナトホテルの裏庭には祖父から「ミナトホテル」の裏庭の鍵捜しを頼まれた孫の芯輔。
ちょっと冷めた性格の芯輔だが、祖父の頼みなのでしぶしぶ鍵探しをする。
鍵探しだけのはずだったのに、なぜかホテルの受付の仕事や猫探しもすることに。
ミナトホテルは「わけあり」のお客さんを泊める、少し変わったホテル。
「わけあり」のお客さんとの交流や「わけあり」の元ホテルの所有者に

もっとみる
最近読んだ印象に残った本【読書感想文】

最近読んだ印象に残った本【読書感想文】

相変わらず気になった本を図書館で借りて読む日々。
そんな中、最近「Prime Reading」が便利さに気がついた。
種類は少ないが、気になった本を気軽に読める。
私ずっとプライム会員だったのに使ってなかったよ!もったいない!!
今後は気になるタイトルを見つけたら積極的に読んでいこうと思う。

それでも旅に出るカフェ店主さんにマウントを取りたい男性パティシエから、まさかアルバイトの女性に話がつなが

もっとみる
気づきのパワーストーン【手作り雑貨ゆうつづ堂】

気づきのパワーストーン【手作り雑貨ゆうつづ堂】

「手作り雑貨ゆうつづ堂」という小説を読んだ。
不運なことが続く女性が祖母の営む手作りパワーストーンの雑貨屋さんに転がり込み、パワーストーンを通してお客さんたちや石の精霊たちと触れ合い、自分を見つめ直していく話。
手作りパワーストーンがたくさん出てくるし、石の精霊というファンタジーな存在も出てきて面白い。
もしも本当に身につけているパワーストーンに精霊がいて、その存在が見えて会話ができたら面白いだろ

もっとみる
「ハッ」と気づきをくれる本【マカン・マラン シリーズ】

「ハッ」と気づきをくれる本【マカン・マラン シリーズ】

ドラァグクイーンのシャールさんが不定期で営む夜食カフェでの物語。
常連さんもいれば初めましてのお客さんも訪れるが、悩みを抱えているひとたちが自然と集まる。
メニュー表なんてない、シャールさんが作る気まぐれ料理を食べながら、じんわりと自分の生き方に向き合い、心を癒していく。
悩みの渦に飲み込まれている人たちに「こうも考えられない?」と優しく声を掛けるシャールさん。
本人に気づきを促すような言葉に心が

もっとみる
痩せてる方か良いかもしれないが【産んでくれなんて頼んでないし】

痩せてる方か良いかもしれないが【産んでくれなんて頼んでないし】

産んでくれなんて頼んでないし「産んでくれなんて頼んでないし」タイトルに惹かれて読んでしまった。
性教育をされている大貫詩織さんというYouTuberさんのエッセイ。
10代のもがき苦しんでた頃の話や助産師で精神病棟で働いていた話、結婚、妊娠、出産などの話が書かれていた。
その中でダイエットの話が私の中で印象的だった。

私は20代の社会人2年目か3年目ぐらいで、ダイエットをした訳ではないのに、スト

もっとみる
元気をもらえた本【読書感想文】

元気をもらえた本【読書感想文】

最近読んだ小説やエッセイの感想。
今はさくらももこさんのエッセイにハマっている。
図書館で取り寄せて、読んで、返してを繰り返しているので、うちの近所の図書館はさくらももこの棚が充実している。
あれは私の仕業です。
そしてまた取り寄せて借りたので増えます。

弁当屋さんのおもてなしSNSで美味しそうなお弁当の表紙に惹かれて読んでみた。
大変な失恋をして北海道に転勤になったOLさんが、とあるお弁当屋さ

もっとみる