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  • ヨコハマ・フットボール映画祭 公式マガジン

    • 94本

    毎年100本近く制作される世界のサッカー映画から、日本のサッカーファン、映画ファンと楽しみたい作品を一挙に上映する「ヨコハマ・フットボール映画祭」の実行委員メンバーによるマガジンです。 映画祭のことはもちろん、サッカーや映画に関するコンテンツを発信していきます! https://yfff.org/

記事一覧

デイリー新潮の伊東選手報道を読んで元新聞記者が疑問に思ったこと

先月1日にデイリー新潮から日本代表MF伊東純也選手の性加害報道が出てから伊東選手の代表離脱などで日本のサッカー界は大荒れしている。ただ新潮が掲載した4記事を読んで私…

Ao
2か月前
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ヴィッセル神戸関連取材記事を振り返って

‪「ヴィッセル神戸あれこれ2023 Advent Calendar 2023‪」‬のトリを務めさせていただくことになりましたサッカー記者をしています高橋アオ(Aoとも呼ばれています)です…

Ao
4か月前
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二度と繰り返さないために、神戸サポーターがすべきこと

J1第11節が3日に行われ、ヴィッセル神戸は名古屋グランパスと2-2で引き分けた。この試合は天王山と位置付けられていた試合であり、序盤戦で首位をキープするのに落とせない…

Ao
1年前
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【第6節】ヴィッセル神戸寸評

寸評代表戦ウイークが明けて行われた京都戦。昨季ダブルと連敗を喫しただけに、イレブンはリベンジに燃えていた。結果は今季最高の出来で試合を推し進め、全員MOM選出クラ…

Ao
1年前
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【第5節】ヴィッセル神戸寸評

寸評前節手痛い今季リーグ戦初黒星となった神戸だったが、得意の鳥栖と対戦。相手にボールを持たせる形で手堅く守り切り、多彩な攻撃で相手を圧倒した。ルーキー泉のプロ初…

Ao
1年前
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3.11&コロナ禍に苦しんだ2人のサッカー選手の話

序 3.11が来てから12年が経った。当時大学生だった私は被災し、結構大変な目に遭った。詳細は省く。それでも私は「もうこれ以上やばいことは起きないだろう」と内心思って…

Ao
1年前
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【第3節】ヴィッセル神戸寸評

寸評第3節はガンバ大阪との神阪ダービーがホームで開催された。試合開始早々に大迫が2試合連続となる先制点を挙げて、ガンバの出鼻を挫いた。山口、斉藤が豊富な運動量で…

Ao
1年前
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【第1節】ヴィッセル神戸寸評

寸評Jリーグが開幕し、開幕ホーム戦でアビスパ福岡と対戦。序盤は相手右シャドーの紺野、右WBの湯澤のサイドアタックに苦戦したが、菊池、トゥーレル、大崎と守備の中核選…

Ao
1年前
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神戸サポの愉快な仲間たちと本当にあった特級呪物

序はじめに断りを入れておきますが、私はオカルトや神秘主義の類を一切信じていません。これは本当にあった奇妙な実体験を記録したものです。極力脚色は入れていません。 …

Ao
1年前
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Jリーグ移籍の噂アカウントは犯罪?移籍情報の扱いとは

序 J1、J2のリーグ戦も終了し、Jリーグ移籍市場の「ストーブリーグ」が話題の中心となりました。TwitterではJリーグの移籍の噂を流すアカウントが数多くあります。中…

Ao
1年前
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ファジアーノ岡山をJ1へ導く。名将木山隆之監督の引き算の流儀

序今月23日にJ2最終節を終え、残すはJ1参入プレーオフを残すのみとなった。J2の3~6位のチームが勝ち抜きトーナメントで対戦し、勝ち残ったJ2チームはJ1の1…

Ao
1年前
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Jリーグ関係者が恐れる「地獄の門」は何をもたらすのか

序地獄という言葉を聞いて何を想像するだろうか。それは絶え間なく続く、様々な責め苦を受けるとされる世界を思い浮かべるだろう。 サッカーで「地獄」と言われる状況は、…

Ao
1年前
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超新星がJ3に登場!松本山雅2023年内定濱名真央の秘めた実力

今年3月18日に松本山雅から松本大MF濱名真央選手の2023年シーズン新加入内定及び特別指定選手承認が発表された。松本山雅と提携する地元大学から史上初のJリーガーが誕生し…

Ao
2年前
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【雑感】不発に終わったサッカーオーストラリア代表の奇策

先日サッカー日本代表が2022年カタールワールドカップ出場を決めました。オーストラリア代表戦で後半最終盤に投入された三笘薫選手の2ゴールにより、2-0で勝利。前半は押し…

Ao
2年前
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今後起こるかも。ロシア代表がアジアに来る?ロシアサッカー連合のAFC転籍の可能性

最初に断っておきますが、半ば妄想のようなブログです。実際に起きる可能性はゼロに等しいでしょうが、起きたらアジアのサッカー勢力図が根底から覆させられるかもしれませ…

Ao
2年前
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熾烈な J1残留レースも最終盤。横浜FCは1%の奇跡を引き起こせるか。

コロナ禍を乗り越えて開幕したJリーグ。熾烈な戦いも閉幕まで2ヶ月を切りました。残留争いもヒートアップする中で、横浜FCサポーターにとって悲痛な記事がアップされました…

Ao
2年前
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デイリー新潮の伊東選手報道を読んで元新聞記者が疑問に思ったこと

デイリー新潮の伊東選手報道を読んで元新聞記者が疑問に思ったこと

先月1日にデイリー新潮から日本代表MF伊東純也選手の性加害報道が出てから伊東選手の代表離脱などで日本のサッカー界は大荒れしている。ただ新潮が掲載した4記事を読んで私は大きな違和感を抱いた。そこでこの違和感を文字に残したいと考えた。
雑誌編集、新聞記者、テレビ報道記者、ウェブ媒体編集と様々な媒体を経験した私が新潮掲載記事の私的な雑感をnoteに掲載する。

本来あるはずのものがない違和感新潮記事に感

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ヴィッセル神戸関連取材記事を振り返って

ヴィッセル神戸関連取材記事を振り返って

‪「ヴィッセル神戸あれこれ2023 Advent Calendar 2023‪」‬のトリを務めさせていただくことになりましたサッカー記者をしています高橋アオ(Aoとも呼ばれています)です。今回はヴィッセル神戸関係者の取材記事を振り返るnoteを書きます。

2023年J1シーズンでヴィッセル神戸が見事初優勝を達成。ノエビアスタジアム神戸でシャーレを掲げ、本物の星を掲げることができました。

そんな

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二度と繰り返さないために、神戸サポーターがすべきこと

二度と繰り返さないために、神戸サポーターがすべきこと

J1第11節が3日に行われ、ヴィッセル神戸は名古屋グランパスと2-2で引き分けた。この試合は天王山と位置付けられていた試合であり、序盤戦で首位をキープするのに落とせない試合だった。

結果は試合終了間際にDF藤井陽也のゴラッソにより、勝利が寸前で抜け落ちるように逃げていった。

今回このnoteを書こうと思ったのは、こういう事態が起きたときサポーターは何をすべきなのかと脳裏に浮かんだからだ。

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【第6節】ヴィッセル神戸寸評

【第6節】ヴィッセル神戸寸評

寸評代表戦ウイークが明けて行われた京都戦。昨季ダブルと連敗を喫しただけに、イレブンはリベンジに燃えていた。結果は今季最高の出来で試合を推し進め、全員MOM選出クラスのパフォーマンスで京都を一蹴。3-0と大勝したが、スコア以上の完璧な内容は見事だった。国内最高の試合内容は単独首位に相応しい。

採点(最高10-最低0)先発

GK前川黛也 8.5
完璧すぎる仕事をこなした守護神。ペナルティーエリアを

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【第5節】ヴィッセル神戸寸評

【第5節】ヴィッセル神戸寸評

寸評前節手痛い今季リーグ戦初黒星となった神戸だったが、得意の鳥栖と対戦。相手にボールを持たせる形で手堅く守り切り、多彩な攻撃で相手を圧倒した。ルーキー泉のプロ初弾が決勝点となり、鳥栖の反撃も見事にシャットアウト。2017年から負けがない相手を破り、単独首位をキープした。

採点(最高10-最低0)先発

GK前川黛也 7.0
仕事をしっかりこなした。枠内シュートが1本あったが、しっかりシュートセー

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3.11&コロナ禍に苦しんだ2人のサッカー選手の話

3.11&コロナ禍に苦しんだ2人のサッカー選手の話



3.11が来てから12年が経った。当時大学生だった私は被災し、結構大変な目に遭った。詳細は省く。それでも私は「もうこれ以上やばいことは起きないだろう」と内心思っていたが、新型コロナウイルス感染拡大という予想の斜めを遥かに上に行く厄災に襲われた。

新聞やテレビで報道記者をやっていた私は、この3.11とコロナ禍の取材を強いられたわけで。もう正直うんざりしていた。3.11は家族や居宅を失った悲惨

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【第3節】ヴィッセル神戸寸評

【第3節】ヴィッセル神戸寸評

寸評第3節はガンバ大阪との神阪ダービーがホームで開催された。試合開始早々に大迫が2試合連続となる先制点を挙げて、ガンバの出鼻を挫いた。山口、斉藤が豊富な運動量でハイプレスをしかけ、汰木、武藤のサイド攻撃で圧倒。後半に入ってからはコンパクトな陣形から面白いように攻撃がさく裂し、大量3得点を奪取。攻守両面に酒井が大活躍する形で、終わってみれば4-0。3連勝で単独1位に入り、完璧な形で開幕ダッシュに成功

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【第1節】ヴィッセル神戸寸評

【第1節】ヴィッセル神戸寸評

寸評Jリーグが開幕し、開幕ホーム戦でアビスパ福岡と対戦。序盤は相手右シャドーの紺野、右WBの湯澤のサイドアタックに苦戦したが、菊池、トゥーレル、大崎と守備の中核選手を欠く中で福岡の攻めを耐えきった。後半は福岡の攻撃が精彩を欠き、対する神戸が躍動。酒井の獅子奮迅の攻撃参加、大迫のポストプレーなど選手の個性が見えやすい展開に。後半25分に途中出場のパトリッキが値千金の先制弾を決めて1-0と先行した。攻

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神戸サポの愉快な仲間たちと本当にあった特級呪物

神戸サポの愉快な仲間たちと本当にあった特級呪物

序はじめに断りを入れておきますが、私はオカルトや神秘主義の類を一切信じていません。これは本当にあった奇妙な実体験を記録したものです。極力脚色は入れていません。

今回ヴィッセル神戸サポーターさんたちからお誘いを受けて、アドベントカレンダーにブログを掲載させて頂くことになりました。

まずは自己紹介から。私はサッカーライターをしている者でして、ひょんなきっかけからヴィッセル神戸サポーターのみなさまと

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Jリーグ移籍の噂アカウントは犯罪?移籍情報の扱いとは

Jリーグ移籍の噂アカウントは犯罪?移籍情報の扱いとは


J1、J2のリーグ戦も終了し、Jリーグ移籍市場の「ストーブリーグ」が話題の中心となりました。TwitterではJリーグの移籍の噂を流すアカウントが数多くあります。中にはチーム関係者や代理人から情報を得ていると書いているアカウントもあります。

移籍の情報といえば、一般社会の会社に当てはめれば人事情報です。普通に考えれば、企業秘密となります。そしてサッカークラブの支出の大半は人件費ですから、人事

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ファジアーノ岡山をJ1へ導く。名将木山隆之監督の引き算の流儀

ファジアーノ岡山をJ1へ導く。名将木山隆之監督の引き算の流儀

序今月23日にJ2最終節を終え、残すはJ1参入プレーオフを残すのみとなった。J2の3~6位のチームが勝ち抜きトーナメントで対戦し、勝ち残ったJ2チームはJ1の16位と対戦して昇降格、残留を決する。

30日から始まるこの決戦に臨む今季J2の3位ファジアーノ岡山の戦いぶりは見事なものだった。多彩な陣形を使い分け、前線の個の力を引き出すような絶妙な配置、そして惜しみないハードワークで上位進出へ決めた。

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Jリーグ関係者が恐れる「地獄の門」は何をもたらすのか

Jリーグ関係者が恐れる「地獄の門」は何をもたらすのか

序地獄という言葉を聞いて何を想像するだろうか。それは絶え間なく続く、様々な責め苦を受けるとされる世界を思い浮かべるだろう。

サッカーで「地獄」と言われる状況は、下部リーグへの降格が例えられる。スペインやイタリアでもよく使われる表現の一つだ。

ただ日本ではそれほど耳にする言葉ではなかった。だが近年一部のJリーグ関係者からこの「地獄」という言葉を耳にすることがある。それも「地獄の門が開こうとしてい

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超新星がJ3に登場!松本山雅2023年内定濱名真央の秘めた実力

超新星がJ3に登場!松本山雅2023年内定濱名真央の秘めた実力

今年3月18日に松本山雅から松本大MF濱名真央選手の2023年シーズン新加入内定及び特別指定選手承認が発表された。松本山雅と提携する地元大学から史上初のJリーガーが誕生したが、実力はベールに隠されたままだ。プレー集はYoutubeに公開されているものの、彼を紹介する媒体が皆無のため濱名真央選手の秘めた実力を紐解いていく。
(写真、濱名真央選挙提供)

数々のJリーグスカウトが獲得を狙った隠れた才能

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【雑感】不発に終わったサッカーオーストラリア代表の奇策

先日サッカー日本代表が2022年カタールワールドカップ出場を決めました。オーストラリア代表戦で後半最終盤に投入された三笘薫選手の2ゴールにより、2-0で勝利。前半は押し込まれる展開があったものの、最後はしっかりと白星をつかみ取りました。ただこの試合は前半はオープンな打ち合い、後半はコンパクトな陣形で手堅く攻めるなど前後半で様相が異なりました。そこにはオーストラリアの奇策があったのではないかと筆者は

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今後起こるかも。ロシア代表がアジアに来る?ロシアサッカー連合のAFC転籍の可能性

今後起こるかも。ロシア代表がアジアに来る?ロシアサッカー連合のAFC転籍の可能性

最初に断っておきますが、半ば妄想のようなブログです。実際に起きる可能性はゼロに等しいでしょうが、起きたらアジアのサッカー勢力図が根底から覆させられるかもしれません。

それはロシアサッカー連合のAFC転籍です。そんなことありえる?と思われるかもしれませんが、実際そんなゼロに近い可能性が起きかねない事態になっていると筆者は推測しています。

ロシアのウクライナ侵攻により世界は震撼している状況ですが、

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熾烈な J1残留レースも最終盤。横浜FCは1%の奇跡を引き起こせるか。

熾烈な J1残留レースも最終盤。横浜FCは1%の奇跡を引き起こせるか。

コロナ禍を乗り越えて開幕したJリーグ。熾烈な戦いも閉幕まで2ヶ月を切りました。残留争いもヒートアップする中で、横浜FCサポーターにとって悲痛な記事がアップされました。

Football LABが毎年掲載している最終順位シュミレーション記事です。当媒体はJリーグが公認しているデータスタジアムさんが運営しており、信憑性の高いデータを取り扱っています。

そのシュミレーション記事で横浜FCがJ1残留圏

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