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ルックバックを観て‪「エモく生きて、エモく死にたい‪」‬

ただの映画雑感を書きます。久々に映画館へ友だちと行ってムービーを観たわけですが、素晴らしい映画体験をしました。観た映画はチェンソーマンで著名な漫画家・藤本タツキ先生のルックバックでした。思ったことを殴り書いていきます。

あらすじ

簡単なあらすじとしては漫画を描くことが好きな女の子二人が漫画製作を通して成長しながら、決別、ある事件による絶望、そして決意を持って再び歩き出すといった内容です。
これだけ読むとなんのことやらって感じですが、気になったら是非映画館へ観に行ってください。僕は‪「いい!エモい!‪」‬といった幼稚な感想しか抱きませんでしたが、クリエイターを目指す人にとっては突き刺さる内容だと思います。オススメです。

エモく生きて、エモく死ぬ

タイトルに書いたエモく生きて、エモく死ぬは中二病を拗らせことがある男子諸君は一度考えたことはあるのではないでしょうか。よく拗らせたバンドマンが‪「俺はジミヘンやカート・コバーンみたいに27歳でカッコよく生きて死にたい‪」‬的な27クラブのノリです。
かくいう私もエモく生きて、エモく死にたい勢のおじさんです。人によっては仕事が楽しくて、死ぬ寸前までいくとハイになるようです。なので過労死寸前まで働いている自分に‪「マジ生きている」って感じで自己陶酔しまくっています。

さて本題に戻ります。私はルックバックを観てエモく生きて、エモく死にたいと強く再認識しました。なぜそう思ったかは物語の核心を突くネタバレになるので書きませんが、観終わってからエモく死にたいと思いました。
ただエモく死ぬには、エモく生きなければいけません。人間はいつだって死ぬ可能性があります。それは5分後なのか、50年後なのか分からないけど、絶対にいつかは死にます。私の中でのエモく生きるってなんだろうなと考えたときに、5分後死んでも後悔しない生き方をしたいと思いました。

やり残したことは沢山あるし、夢半ば途中であっても全力でエモく生きていたら多分5分後に突然死んでも後悔しない。だからやりたいことを全力でやってエモくやって、最後はカッコよくエモく死んでやろうと思いました。そういう意味でルックバックを観て、エモく生きて、エモく死ぬという生き方を再認識できたので素晴らしい映画体験をしました。

死はネガティブではない

私は何度か死にかけたことがありますが、一度死生観が変わった出来事があります。小学生高学年のときに頭を強打して脳震盪になり、病院送りにされたことがあります。このとき脳震盪になった瞬間をまったく覚えていませんし、目が覚めたら病院のベッドで寝ていました。

そのとき小学生ながら‪「ああ、死ぬってこのまま永遠に目が覚めない感じか‪」‬と悟ってしまいました。それから死は眠りの延長線と考えるようになってから不思議と死ぬことが怖くなくなりました。
痛い、辛いと認識することもなく、突然人生は終わる。それなら死ぬことにビビりながら生きるより、カッコよく生きてカッコよく死ぬといった原点ができました。

だから私はいま最高にエモく生きて、エモく死にたいから仕事を頑張れているんだと思います。究極のエゴです。残された人たちが悲しむとか完全に無視した生き方です。
それでもいいんです。なにか大きな結果やモノを残して受け手次第になるんですが、誰かの感動だったり、トラウマだったりと記憶に刻まれれば結果生きていることになる。江頭2:50さんが‪「1クールのレギュラーより、一回の伝説‪」‬といったような破滅型のカッコいい生き方をして死にたい。

こんなポジティブに死にたいといってる記事は中々ないでしょうけど、そう強く魂を揺さぶるような映画でした。観て良かったです。

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