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【第3節】ヴィッセル神戸寸評

寸評

第3節はガンバ大阪との神阪ダービーがホームで開催された。試合開始早々に大迫が2試合連続となる先制点を挙げて、ガンバの出鼻を挫いた。山口、斉藤が豊富な運動量でハイプレスをしかけ、汰木、武藤のサイド攻撃で圧倒。後半に入ってからはコンパクトな陣形から面白いように攻撃がさく裂し、大量3得点を奪取。攻守両面に酒井が大活躍する形で、終わってみれば4-0。3連勝で単独1位に入り、完璧な形で開幕ダッシュに成功した。

採点(最高10-最低0)

先発

GK前川黛也 7.0
きょうは特に何もすることがなかった前川さん。なぜなら相手の枠内シュートがゼロ本だったからだ。危ういシュートを処理する場面もあり、クロスキャッチも難なくこなした。暇じゃないかと心配しました。

DF酒井高徳 8.5 MOM
文句なしのMOM。1点目は左足、2点目は右と「人生で2得点は初めて」というのが嘘やろと突っ込みを入れたくなるようなストライカーぶりを見せた。1得点目の起点となっており、無双を具現化したような活躍だった。守備も完璧にこなし、スプリントもチーム最多の17本を記録。ワールドクラスの出来だった。

DF山川哲史 7.0
目立った活躍はなかったものの、ジェバリを肉弾戦で制圧するシーンもあった。攻撃面では特段光るものはなかったものの、冷静にビルドアップをつなげて攻撃を活性化させた。いぶし銀の働きで安定感のあるプレーが良かった。

DF菊池流帆 6.0 
ケガから復帰して待望のスタメン出場だったが、左足を抑えて担架で運ばれてしまった。プレー時間はわずかに23分。心配で仕方がない。

DF初瀬亮 8.0
古巣対決に気合が入ったプレーで激しい守備でサイドを完封して見せた。この日は全くポカがなく、CKから芸術的な曲線を描いて武藤にアシストした。走行距離も10.977kmとチーム上位。クリアもチーム最多タイの3回。いつもこのくらいやってくれたら日本代表も夢じゃないかも。

MF齊藤未月 7.5
走行距離12.753kmと両チーム最高距離を走ったランニングマンはインターセプト5本を奪取。インサイドハーフな分、水を得た魚のようにハイプレスをしかけてガンバの中盤を混乱させた。古巣のときより活躍していたと思います!

MF山口蛍 7.5
未月の兄貴分も走行距離12.046㎞と爆走。スプリントも12回と走りまくってガンバを完封。チーム最多タイのブロック4回で敵の攻撃を阻止。1アシストも記録して攻撃面で未月に差をつけた。弟分には負けてらんないぜ!

MF大﨑玲央 8.0
負傷からスタメン完全復帰した大崎さん。陰のMVPレベルの活躍を披露。チーム最多のインターセプト6本からカウンターの起点となった。クリア3回、ブロック3回、タックル2回成功と要塞として君臨。やはりこの男がアンカーやらないとダメだ。

FW武藤嘉紀 8.0
1ゴール1アシストの活躍でガンバを粉砕。素晴らしいポジショニングからフリーでガンバのゴールに3点目を叩きこんだ。4点目も鮮やかな動きで酒井をアシスト。枠内シュート最多の3本と攻撃面で違いを作った。それでいて守備もしっかりするから、このイケメンはパーフェクトヒューマンだった。

FW汰木康也 7.5
サイドから単独突破して違いを作った神戸の貴公子は、この日チーム最多のクロス5本を記録。もう相手が泣いちゃうんじゃないかってくらいのキレのあるドリブルで脅威になり続けた。酒井さんの1得点目も彼のシュートからだった。

FW大迫勇也 8.0
いとも簡単に試合開始早々得点を奪ってしまうハンター大迫。2試合連続でゴールと調子がいい。この日も数字に残らないポストプレーを見せて、相手守備陣を困らせた。

途中
DF本多勇喜 8.0
ダビドの交代で緊急出場も驚異的な跳躍力でチーム最多タイのクリア3回とやっぱり頼りになる本多さん。ジェバリと宇佐美の連係攻撃もしっかり抑えて、クリーンシートの立役者に。

MF泉柊椰 6.0
短い時間だったが、シュートゼロ本。この短い時間で結果を出せは難しい話だが、君にはそのポテンシャルがある。頑張れルーキー

FWジェアン・パトリッキ 7.5
守備面でしっかり活躍。なんとチーム最多のブロック4回と意外な才能を見せた。

FWステファン ムゴシャ -
出場時間が短いため採点なし。

監督
吉田孝行 8.0
批判していたみなさま土下座の準備はできましたでしょうか。おでこを地面に擦る用意は。冗談はさておき完璧な采配で宿敵ガンバを一蹴。単独首位となり、チームの開幕スタートを完璧な形で導いたこの男はもっと評価されるべきだ。

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