マガジンのカバー画像

読み返したいnote

144
運営しているクリエイター

#創作

【インプットもアウトプットも大量に】本気で作家を目指す人に必要な行動とは(2012年12月号特集)

【インプットもアウトプットも大量に】本気で作家を目指す人に必要な行動とは(2012年12月号特集)

※本記事は2012年12月号に掲載した山本甲士先生のインタビュー記事です。

文学賞の選評は宝の山――作家を志したのはいつでしょうか。

 また、それにはどんなきっかけがあったのでしょうか。
 地方公務員として仕事を始めて三年目ぐらい(91年頃)に、仕事兼用でワープロを購入したことが直接のきっかけでした。
 せっかくワープロがあるので、趣味で読んでいたミステリーを自分も書いてみようかなという、割と

もっとみる
小説のアイデアを出すときに知っておくべきこと3つ

小説のアイデアを出すときに知っておくべきこと3つ

ちょっと極端なことを言うと、良いアイデアがないなら書くだけムダです。

料理で例えると、食材(アイデア)が腐っていれば、どうやっても良い料理にならないのと同じです。

ですが、これは逆に言えば、食材が良ければ、そこそこの技術でも美味しくなるということでもあります。

今回はアイデアを出すときに知っておくべきことをご紹介します。

知っておくべきこと3つ今回はアイデアの本質的なところを3つほどにまと

もっとみる
【考えすぎて筆が進まないあなたへ】文章を自由自在に書き連ねるためには(2012年3月号特集)

【考えすぎて筆が進まないあなたへ】文章を自由自在に書き連ねるためには(2012年3月号特集)


文章に絶対という型はない 文章を書くには型がある、と言われています。有名なところでは起承転結がそうです。これは便利な道具ではありますが、唯一無二というものではなく、有効な型のひとつに過ぎないと考えたほうが正解でしょう。

 あまり文章を書いたことがない人、読むということをほとんどしない人の場合は、起承転結で書けばそれなりにまとまるでしょう。
しかし、書きなれてくるにつれ、今度はその型が枷になって

もっとみる
【これでアイデアには困らない!】日常のすべては創作に通ず(2018年12月号特集)

【これでアイデアには困らない!】日常のすべては創作に通ず(2018年12月号特集)


漫然と暮らさない。創作する目で探る。 書くネタは、見つけようとしないと見つからない。アンテナを立てると言うが、創作する目で日々探すことが肝要だ。
 集めるネタは、あなたの心に引っかかったものならなんでもいい。

 「【年輪の幅が広いほうは南側】はウソ」のような「へえ」という事実でもいいし、意見や分析結果、真理、名言でもいい。また、うまい言い方だという表現もチェックしよう。中には、真偽の不確かなも

もっとみる
伏線って何? <小説の書き方>

伏線って何? <小説の書き方>

伏線は小説にとって、特にミステリにはなくてはならないものです。
しかし、実際に「伏線って何?」と問われると返事に詰まってしまいます。

私の場合は、小説が好きなので、その読書体験の中で「こんなところに伏線があったのか」、「この伏線は二通りの意味があるな」、「回収の仕方がほかの作家と変わっている」などと、なんとなく体感していて、それを自分が書く時に思い出して書いているように思います。

理屈がわから

もっとみる
「これ、誰のセリフ?」会話シーンの書き方

「これ、誰のセリフ?」会話シーンの書き方

今日はセリフそのものではなくて、セリフが混じる会話シーンを、どう書くかについて記事にします。
特に三人以上が登場するシーンを想定しました。

いつものように、これが正解ということではなく、私が小説を書きながら
考えていること、私はこんな風に書いていますということです。

○私の書き方

「○○は言った」「○○が言う」と書かずに、セリフを言った人物の動作を
書くことで、直前、直後のセリフが、その人物

もっとみる
オススメ創作指南本リスト

オススメ創作指南本リスト

はじめに

エンタメの物語創りを志す人、さらなるスキルアップを目指す人に向けて、オススメの創作指南本のリストを書いておきます。
ネットで飛び交う創作論に翻弄される前に、まずは実力と実績のしっかりした著者さんによる創作指南本で基礎を固めておくのが有効かと思います。

基礎の基礎! 必読の創作指南本『神話の法則』

エンタメの王道作品におけるキャラクターや展開などを類型化して分析し、概念を言語化した一

もっとみる
書くやる気をかき立ててくれる本と、大切な創作マインド

書くやる気をかき立ててくれる本と、大切な創作マインド

私は活字中毒かもしれないと思うことが、人生の中で何度もありました。

どんな時でも、目が読めるものを探してしまう。
読まないと心がさびしい。

文字ならば本当になんでも良いのです。
鞄に忍ばせた本や、調味料の瓶に書かれた原材料表示、ランチョンマットにデザインされた英単語、無限に言葉の流れるTwitter。

なんでも良いから、文字を読みたいと思ってしまう。
さながら生物が生存のために酸素を必要とす

もっとみる

GWは小説を書こう! 今すぐ使える5つの創作tips+α

明日からいよいよ10連休ですね。普段はまとまった執筆時間がなかなか取れない方も、長期休暇のタイミングで「書くぞ……!」と意気込んでいるところではないでしょうか?

今日は、monokakiの過去記事の中から、今すぐ使える創作tipsをいくつかご紹介します。書き始める前、書きあぐねているとき、書き上がった後……執筆のフェーズ別にまとめました。何だかモチベーションが上がらないとき、うまく書けないとき、

もっとみる