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2019年8月の記事一覧

お疲れ気味の人に読んでほしい『週末、森で』

お疲れ気味の人に読んでほしい『週末、森で』

この間、読書会に参加してきた。

ただ本を紹介するだけではなく、自分が心に響いた文章や考えたことを発表したり、相手からの質問に答えたりと、本の読み方がぐっと深まる会だった。

私が紹介したのは、益田 ミリさん著書の『週末、森で』。

そうだ、田舎で暮らそう。ある日思い立って森の近くで暮らしはじめた翻訳家の早川さんと、週末ごとにお土産を手に、早川さんを尋ねてくる経理部ひとすじ14年のマユミちゃんと旅

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ヨーロッパ文化史についてのおすすめ7冊

ヨーロッパ文化史についてのおすすめ7冊

世の中、夏休み。
台風の影響でなかなか出かけられなかったりする人もいるであろうということで、ヨーロッパ文化史に関しては比較的いろんな本を読んでいる僕がおすすめの7冊をご紹介。

書く前はただ普通におすすめの本を順に紹介しようとするだけのつもりだったが、書き始めると、我ながらヨーロッパの文化というものをなかなか鋭い角度で切り込んで俯瞰したものになった。
長いが、それなりのものになってるので、ぜひご一

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失敗をポジティブに考える

失敗をポジティブに考える

『失敗』と聞くと怖い印象を持ちます。

**ぶっちゃけ私は失敗はめちゃくちゃ
怖いです!笑 **

**こういう考え方もあるんだ **

という思考法もあるのだなと学んだので
シェアしたいと思います。

**「何かにチャレンジをして失敗する」 **

この場合のチャレンジは怖いですよね。
CASH等のサービスを運営している
光本勇介さんは、

【実験と捉えれば良い】と言っています。

実験を

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【俵万智の一首一会②】相手の覚悟問う全体重をかけた恋

【俵万智の一首一会②】相手の覚悟問う全体重をかけた恋

たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか   河野裕子

 小佐野彈さんと、雑談をしていた。彼は第一歌集『メタリック』で現代歌人協会賞を受賞したばかり。「唯一悔やまれるのは、もっと早く受賞していたら河野裕子さんに会えたかもっていうこと」と言う。それを聞いて、自分が角川短歌賞を受賞した時のことを思い出した。吉報を聞き急きょ宴を開いてくれた先輩が「お祝いに、誰でもいいから一人、

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夢をひろう、夢を編む。駆け出しイラストレーター・はこしろちゃんの冒険

夢をひろう、夢を編む。駆け出しイラストレーター・はこしろちゃんの冒険

「私、ずーっと普通のOLになるつもりだったんですよ」と、はこしろちゃんは言った。

はこしろちゃん、もとい、はこしろ先生はフリーのイラストレーターだ。某人気アナログゲームの絵師になったり、企業の宣伝4コママンガを描いたり、とアクティブに活動している。

大好きな絵を仕事にして、毎日充実した生活を送っているように見えるはこしろ先生だけど、現在の境地に至るにはなかなか一筋縄ではいかない葛藤があったよう

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結局は「やったー!」で終わる映画が最高なんだよね

結局は「やったー!」で終わる映画が最高なんだよね

映画が好きで、ライターをしていることもあり、人よりたくさんの作品を見ているけれど、結局は「やったー!」で終わる作品が最高だと改めて思った話。

映画が好きになるきっかけは人それぞれだけど、胸糞悪かったり、胸がかきむしられるほど悲しいラストだったりする作品じゃなくて、アクション映画などに代表される気持ちのいいラストが待っている作品から好きになることが大半だと思う。そもそも子どものころはそういう映画し

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文章の間の取り方いろいろ

文章の間の取り方いろいろ

noteで積極的に文章を書くようになって、ちょっと気になったことがある。

文章の「間」をどうやってつくるか問題だ。

しいて言えば、「間記号」だ。(自分で命名した)

ずっと改行でそれっぽくしてたのだが、ある日、吉玉サキさんのnoteを読んでて、間として「◇」(左寄せ)が使われているのに気づいた。

さっそくマネしてみた。

書いてみて、これはなかなかいい感じだなと思った。
なんていうか、ほどよ

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