お疲れ気味の人に読んでほしい『週末、森で』
この間、読書会に参加してきた。
ただ本を紹介するだけではなく、自分が心に響いた文章や考えたことを発表したり、相手からの質問に答えたりと、本の読み方がぐっと深まる会だった。
私が紹介したのは、益田 ミリさん著書の『週末、森で』。
そうだ、田舎で暮らそう。ある日思い立って森の近くで暮らしはじめた翻訳家の早川さんと、週末ごとにお土産を手に、早川さんを尋ねてくる経理部ひとすじ14年のマユミちゃんと旅行代理店勤務の せっちゃん。畑を耕すことも、ナチュラルライフにハマることもなく、仲良し3人組がてくてく森を歩く……働く女性に贈る共感度120%の4コマ漫画。
週末、森で (幻冬舎文庫) | 益田 ミリ |本 | 通販 | Amazon
主人公の早川さんの森での過ごし方を見ていると、心がじんわりと温かくなり、日々の疲れが取れるなあと感じる。毎日忙しい人にこそ読んでほしい一冊だ。
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とくに、心に刺さった言葉を紹介する。
「手もとばっかり見ないで、自分が行きたい場所を見ながらこぐと近づけるよ」
「せっちゃんは、自分を守る小さなヒミツがあっていいと思ったのです」
フリーランスになると、すぐにお金になるような目の前の仕事ばかりに手を出してしまいそうになる。
SNS、ブログ、noteなど自分の資産になるようなメディアを運営する時間を後回しにしてしまうことが多い。
でも、目の前の仕事(=手もと)ばかり見ていると、本当に行きたいゴール(=夢・目標)には近づきにくいと思う。ゴールを見据えて、今自分が何をすべきかを忘れないことはとても大切だ。
私は将来の夢がたくさんあるのだけれど、目の前の仕事ばかりに手を出してしまい、夢への種まきが出来ていなかったと思った。
今こうしてnoteを毎日書いているのも、ゴールに近づきたいがために書いている。8月で2ヵ月連続毎日投稿ができるので、引き続き頑張ろう。
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「せっちゃんは、自分を守る小さなヒミツがあっていいと思ったのです」
この「自分を守る小さなヒミツ」っていうのもいいな。
SNSの発達でなんでもオープンに言ったほうがいいんじゃないか?と思うこともあるかもしれないけれど、別に言わなくてもいいんだよね。
私生活でもそう。
自分を守るためにちょっとしたヒミツくらいあってもいい。
ヒミツ…とまではいかないかもしれないけれど、私は飲み会の二次会にはほぼ行かないマイルールを持っている。
家に帰ってからnoteを書く時間を確保したいのと、ゆっくりと過ごしたいからだ。
自分のひとりの時間も確保したいタイプなので、夜が遅くなりそうなときはちょっとごめんなさいをして、先に帰ることが多いかな。
全然大したことではないほどの、私のマイルール。これも自分をご機嫌に保って自分を守るためである。
『週末、森で』を読んで、私もちょっとしたヒミツをもっと作っていこうかなと思った。
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本編では心がふわっと軽くなるような言葉がたくさんある。
毎日忙しく働いて、少しお疲れ気味な方にぜひおすすめしたい。
最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪