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あわいにダンス〈アフターシリーズ②〉【公演レビュー】ダンス批評 竹田真理さん
ダンス批評の竹田真理さんより、『あわいにダンス』の公演レビューをお寄せいただきました。どうぞご覧ください。
遊歩と観劇で体感するローカル・コモンズ・コミュニティ
15年前、NPO法人ダンスボックスが新長田に拠点を構えて以来、劇場の外に飛び出し、周辺地域の町中(まちなか)で踊るダンスは数多く試みられてきた。商店、民家、あるいは路上で、身一つあればかなうダンスの特性と踊るダンサーのスピリットが、
あわいにダンス〈アフターシリーズ①〉【対談】建築社会学 松村淳さん×小松菜々子
「劇場」で観客の身体をほぐすこと
───まずは小松さんの方から、今回どのような公演にしようと思っているのか教えてください。
小松:まず昨年11月に松村先生とお話させていただいたことが、今回の作品の始まりだったとも言えるぐらい重要な機会だったなと思っています。
松村先生からいただいた言葉でいくつかメモしていたものがあって、1つは「見る側の姿勢を崩す」という言葉です。私はこの作品のために8月頃から
小松菜々子新作へ寄せて⑧ 越智雄磨さんより
dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子の新作『あわいにダンス』の上演へ向けて、縁のある方々より様々なことばをお寄せいただきました。
ダンス研究の越智雄磨さんからのコメントをご紹介します。
ダンスを観に行き、座席に座る。そんな慣習を土台から崩してくれそうな予感がする。小松の新作は何か未知の体験をもたらしてくれそうだ。「道」と「遊歩」というワードがチラシに踊るのを観てすでに心がそわそわし始めている
あわいにインタビュー③ イラスト 根本祐杜さん
────根本祐杜さんと小松菜々子さんはもう結構長い付き合いなんでしょうか?
根本:知り合ったのは2、3 年前だと思いますね。共通の友達がいまして。小松さんが京都で暮らしていたとき、アーティストが集まるホテルみたいなところに住まれていたんです。僕の友達で、写真家の三保谷将史(みほたに まさし)さんっていう方がいるんですけど、そのお家に遊びに行ったときに、小松さんに最初に会ったと思います。
▼ 公
あわいにインタビュー② 舞台監督 小林勇陽さん
────今回、作品に「ツアー」が組み込まれていて、お客さんと一緒に街を歩いてから劇場に入るということですが、劇場では何が起こるのでしょうか?
小林:ネタバレにならない範囲で言うと、劇場では僕たちスタッフにも、やることがあります。小松さんは、新長田の日常のようなものをツアーで見せようとしてるんだと思いますが、劇場では「ダンスボックスの日常」を見せようとしてるのかなと。つまり、僕たちが普段どういうこ
小松菜々子新作へ寄せて⑤ 吉田雄一郎さんより
dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子の新作『あわいにダンス』の上演へ向けて、縁のある方々より様々なことばをお寄せいただきました。
城崎国際アートセンター プログラム・ディレクターの吉田雄一郎さんからのコメントをご紹介します。
小松さん、こんにちは。
公演のテーマは<道>ですか。そういえば最近は携帯に頼りっぱなしで、道に迷うことって少なくなりましたが、知らない道をブラブラするのって楽しいですよ