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小松菜々子新作へ寄せて④ 青木尚哉さんより

dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子の新作『あわいにダンス』の上演へ向けて、縁のある方々より様々なことばをお寄せいただきました。
振付家・ダンサーの青木尚哉さんからのコメントをご紹介します。


小松菜々子さんは、僕のプロジェクトの1期生で怒涛の特訓を受けた世代です。
「個性の塊」のように見えて、当時は自己主張をあまりしない人でした。

依頼を受けて踊るようなダンサーを目指していたのか、それとも自信がなかったのか、「私には何もありません」というような素振りで、本当はクソ真面目なことを隠すように、ちょっと斜に構えるポーズが妙に素敵だったのを覚えています。僕に似て小柄の敏捷性の高い身体を持っていたのでみるみると上達して行きました。

当時の彼女の胸の内のものは結局わからずじまいでしたが、その後の活動をみていると、ともすると失われてしまいそうで、でもなくなることがない、でもやっぱり失われてしまいそうなものを見つめているのかと想像します。現代において最も重要なことかも知れません。

小松菜々子の世界は世代を選びません、今を生きる、全ての老若男女人に触れてもらいたいと思います。

青木尚哉


青木尚哉|振付家・ダンサー
16才よりジャスダンスからスタートし、バレエ、モダンを並行して学ぶ。その後に出会ったボディーワーク身体構造の知を得て、オリジナルの身体感覚メソッド「ポイントワーク」を開発する。2017年より共同体験による身体の変化を狙う「青木尚哉グループワークプロジェクト」を発足。後に「zer◯」と改名する。2021年よりバレエ安全指導者資格(SDA)の実践講習を担当。その他、社会における「ダンスの活用」に目を向け、小学校への派遣授業や、地域公共ホールとのワークショップ公演も手がけるなど、ダンスの視座の拡大を狙った活動をしている。

写真:木原丹

公演情報

小松菜々子新作『あわいにダンス』
日程:2023年2月4日(土)・5日(日)
集合場所:アトリエKOMA(兵庫県神戸市長田区駒ケ林町2丁目2−3
詳細は下記の記事をご覧ください。


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