記事一覧

13. あなたとあの子は、何を考えているのかしら

前日 送られてきたメッセージ。 優先されるのは、あの子の要望。 あなたは、あの子は、 何を考えているのだろう。 全て水の泡となって消えていく そんな感覚が冷たく私を襲…

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4か月前

12. コロンビアのストリート

まるでシルクドソレイユを連想させるようなアクロバットパフォーマンス、片手でつまめるマンゴーやチップスの販売、隣の車から爆音で流れてくるラテン音楽。信号が赤に変わ…

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6か月前
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11. 消費して消費される

私は記号であり、データだ。分析対象で、予測可能な行動パターンでもある。消費するたびに、消費される。そんな感覚が、最近ずっと私を襲っている。一個人として認識されな…

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6か月前
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10. 新しい年

年始早々、とんでもねぇことが起きて感情の整理ができなくなってるから、今日から気が向いた時に適当に書いてみようと思う。 何日か遡って、元日のことを思い出してみる。…

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6か月前

9. 愛について

人間関係や個人と他者の関係性に関連して、恋愛について自分の考えを少し整理したい。 恋や愛にはさまざまな定義があると思うが、ここでは平野啓一郎さんのものを引用した…

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7か月前
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8. 何者かになるということ

乙骨 自分のためだけに生きるのは きっといつか限界がくる 烏鷺 黙れ 「誰かのために生きろ」!! 「何者にもなる必要はない」!! そうやって嘯くのはいつだって何者かに成っ…

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7か月前
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7. 非現実を想像する

人間には「想像」する力がある。 今、この瞬間に、知覚していないもののイメージを作り出すことができる。 想像は、私たちが時間に抵抗することのできる唯一の手段である…

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7か月前
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6. 非常識です。

これは、つい最近起きた出来事の話。 久々にこんなにイライラしたので、原因を追求して全部吐き出してみようと思う。 何があったのかを一言でまとめると、 当日の1時間前…

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9か月前

5. 自我と幸せについて

もし神様がいたとしたら、それを証明できたとしたら、私たちは幸せになるのだろうか。 私たちは日々、ものごとを知覚し感情に従って行動している。しかし、自分の失敗や弱…

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9か月前

4. 死ぬほど辛い。辛かった。

何気ない一言。気を遣って言ってくれたであろう一言。その一言が、自分を追い込んだ。 優しいのか、意地悪なのか、鈍感なのか。 私の気持ちなんて知らないでしょう。私が…

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10か月前

3. 分人

『誰といるときの自分が好きか?』 この問いを追求できれば、自分を変えられるかもしれない。 平野啓一郎さんの本を読んで、そう思えた。 ここ最近何をしていても、誰と…

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11か月前

2. 灯滅せんとして光を増す

私には会いたい人がいる。最後にその人を見たのは、確か8年ほど前だった気がする。 その人は私にとって特別で、魅力的で、大切な人だった。自分の原動力でもあった。 人…

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1年前

1. 変化と適応

記念すべき第一回目の投稿は、私がブログを始めようと思ったきっかけと、このnoteという場で何を発信していきたいのかを記したいと思う。 だがその前に、一つだけ断りを入…

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1年前
13. あなたとあの子は、何を考えているのかしら

13. あなたとあの子は、何を考えているのかしら

前日
送られてきたメッセージ。
優先されるのは、あの子の要望。
あなたは、あの子は、
何を考えているのだろう。
全て水の泡となって消えていく
そんな感覚が冷たく私を襲った。

当日
あなたがあの子の名前を出すたびに、
あぁ、やっぱりかと
落ち込む私も
いや、もしかしたらそうじゃないかもと
ほんの少しの期待を見出す私も
大嫌いだ。

恋愛なんてクソが!
私のことしか考えられないような
そんな人と出会

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12. コロンビアのストリート

12. コロンビアのストリート

まるでシルクドソレイユを連想させるようなアクロバットパフォーマンス、片手でつまめるマンゴーやチップスの販売、隣の車から爆音で流れてくるラテン音楽。信号が赤に変わるたび、コロンビアのストリートはあっという間にテーマパークと化す。しかし、その空間は社会の階級を恐ろしいほど鮮明に映し出す。パフォーマンスが終われば、ジャラジャラと小銭数枚を握りしめた手が、ピカピカに磨かれた高級車の窓から伸びてくる。そして

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11. 消費して消費される

11. 消費して消費される

私は記号であり、データだ。分析対象で、予測可能な行動パターンでもある。消費するたびに、消費される。そんな感覚が、最近ずっと私を襲っている。一個人として認識されないという恐怖を感じるのだ。社会というシステムの中に生きている以上、この恐怖からは逃れられないのかもしれない。

電車で、スマホで、テレビで、一日中ずっと広告につきまとわれる。私は広告を選べない。広告がそこにあり、私は利用されているのである。

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10. 新しい年

10. 新しい年

年始早々、とんでもねぇことが起きて感情の整理ができなくなってるから、今日から気が向いた時に適当に書いてみようと思う。

何日か遡って、元日のことを思い出してみる。久しぶりに家族4人全員で旅行して、海外での年越しだった。日本と時差があったから、2回日付が変わる瞬間を祝ったけど、正直どっちもピンと来なかった。1回目が超高級レストランで。2回目はエアビで。(2回目に関しては起きてたっけって言うレベルで覚

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9. 愛について

9. 愛について

人間関係や個人と他者の関係性に関連して、恋愛について自分の考えを少し整理したい。

恋や愛にはさまざまな定義があると思うが、ここでは平野啓一郎さんのものを引用したい。平野氏は「分人主義的恋愛観」において、恋は「一時的に燃え上がって、何としても相手と結ばれたいと願う、激しく強い感情」とし、愛を「その人といる時の自分の分人が好き」という状態で、他者を通した自己肯定感だと説明している。

「あの人が好き

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8. 何者かになるということ

8. 何者かになるということ

乙骨
自分のためだけに生きるのは
きっといつか限界がくる

烏鷺
黙れ
「誰かのために生きろ」!!
「何者にもなる必要はない」!!
そうやって嘯くのはいつだって何者かに成ったものだ!!

呪術廻戦で出てきた烏鷺と乙骨のこのやりとりが強く響いた。

どこかに属しているという実感を持たず、想う対象が自分の他にいないと、自分の存在意義や生きる意味がわからず苦しむ。自分のためだけに生きるというというのは、

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7. 非現実を想像する

7. 非現実を想像する

人間には「想像」する力がある。
今、この瞬間に、知覚していないもののイメージを作り出すことができる。

想像は、私たちが時間に抵抗することのできる唯一の手段である。
【過去】を呼び起こすためには、
想像を通してある特定の時間に起きた記憶を「再生」する必要があり。
【未来】に関しては、想像をすることで
まだ知覚していない出来事を認識下に出現させているのだ。

時間は人間の能動性の元にはないが、
想像

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6. 非常識です。

6. 非常識です。

これは、つい最近起きた出来事の話。
久々にこんなにイライラしたので、原因を追求して全部吐き出してみようと思う。

何があったのかを一言でまとめると、
当日の1時間前に予定をドタキャンされ、
言い訳まじりで感情のこもってない謝罪が送られてきた。

イライラの原因① 1時間前のドタキャン

数時間前に到着時間の確認のメッセージを送ってきたのにもかかわらず、
1時間前になって急に体調不良で行けないと言っ

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5. 自我と幸せについて

5. 自我と幸せについて

もし神様がいたとしたら、それを証明できたとしたら、私たちは幸せになるのだろうか。

私たちは日々、ものごとを知覚し感情に従って行動している。しかし、自分の失敗や弱さを誰かのせいにしたり、過去の後悔や将来への不安を解消するために神に縋り、神を頼っている。心の弱さや感情からは一生解放されないからだ。

生きるために自分が知覚しないといけないものは何か、感情をどうコントロールするべきなのか。意識的か無意

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4. 死ぬほど辛い。辛かった。

4. 死ぬほど辛い。辛かった。

何気ない一言。気を遣って言ってくれたであろう一言。その一言が、自分を追い込んだ。

優しいのか、意地悪なのか、鈍感なのか。

私の気持ちなんて知らないでしょう。私が流している涙の理由なんて、知ろうと思ってないでしょう。

今、死ぬほど辛いのに、それをまだ隠し通そうとしている。

惨めで、弱虫で、孤独な、私よ。

3. 分人

3. 分人

『誰といるときの自分が好きか?』

この問いを追求できれば、自分を変えられるかもしれない。
平野啓一郎さんの本を読んで、そう思えた。

ここ最近何をしていても、誰と一緒にいても、
もっと頑張りたい、もっと自分のことを好きになれるように努力したい
と思えていない。

一人でいる時なんて特にそう。
なんで生きているんだろう?とか
誰のために生きればいいんだろう?とか
ずっとそんなことばかり考えている。

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2. 灯滅せんとして光を増す

2. 灯滅せんとして光を増す

私には会いたい人がいる。最後にその人を見たのは、確か8年ほど前だった気がする。

その人は私にとって特別で、魅力的で、大切な人だった。自分の原動力でもあった。

人は過去を美化する傾向があるというが、その人と一緒に過ごした日々は、確かに美しいものだった。心がふわふわするような、ワクワクするような、
そんな気持ちにさせてくれた。もしタイムトラベルが可能なのであれば、私は確実に8年前に戻るだろう。

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1. 変化と適応

1. 変化と適応

記念すべき第一回目の投稿は、私がブログを始めようと思ったきっかけと、このnoteという場で何を発信していきたいのかを記したいと思う。

だがその前に、一つだけ断りを入れたい。

私は、自分が好きなことを好きなように表現していくつもりである。
もちろん誰かを傷つけたりするようなことはしたくないし、それは私の本意ではない。ただ、私が無知の故に、嫌な思いをさせてしまうようなことがあるかもしれない。そのこ

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