5. 自我と幸せについて
もし神様がいたとしたら、それを証明できたとしたら、私たちは幸せになるのだろうか。
私たちは日々、ものごとを知覚し感情に従って行動している。しかし、自分の失敗や弱さを誰かのせいにしたり、過去の後悔や将来への不安を解消するために神に縋り、神を頼っている。心の弱さや感情からは一生解放されないからだ。
生きるために自分が知覚しないといけないものは何か、感情をどうコントロールするべきなのか。意識的か無意識的かどちらにせよそれを認識しているのは自分自身しかいない。自分自身で自分の生きる世界を形作っている。少なくとも私はそうだと信じたい。
自分と他人を愛しながら、相反するものを受け入れ、この世界の苦難を乗り越える素手を追い求める。他力本願ではなく自己を信じ、自分という軸を持って生きたい。