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8. 何者かになるということ

乙骨
自分のためだけに生きるのは
きっといつか限界がくる

烏鷺
黙れ
「誰かのために生きろ」!!
「何者にもなる必要はない」!!
そうやって嘯くのはいつだって何者かに成ったものだ!!

呪術廻戦で出てきた烏鷺と乙骨のこのやりとりが強く響いた。

どこかに属しているという実感を持たず、想う対象が自分の他にいないと、自分の存在意義や生きる意味がわからず苦しむ。自分のためだけに生きるというというのは、すなわちそういうことだ。

しかし誰かのために生きるため必要なのは、自己理解、自己肯定感、そして何者かに成れたという経験だ。世の中にはまだそういった経験をしたことがない者、経験したがそれに気づいていない者、経験したが結果に満足できず失望した者、様々存在する。誰かのために生きたいという願望があっても、この世の矛盾や、自分自身の弱さなどが邪魔をする。

だから一番大切なのは自分の弱さを曝け出し、迷惑をかけてもいいと思えるような、そんな自分の居場所を見つけることである。そこから少しづつ、自己理解、自己肯定感と何者かに成っているという感覚を養うしかない。


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