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『統合失調症、躁鬱病が僕の生きる武器に変わった』就活中、躁は時には役に立つ

今回は障害者枠での就活事情を語ります。

大学4年の7月に就職活動を中断した僕は卒業式が終わった後から就職活動を再開させました。

すでに躁鬱病とアスペルガー症候群の発達障害は診断を受けていたので障害者枠での就職活動になります。

名古屋の就職活動をサポートする会社に登録してインターンなどを通して内定か判断されるような形をしていました。

大学卒業後はいくつかインターンで会社を経験し働く人たちの人柄や会社の雰囲気を感じます。

嬉しいことに面接すると内定が出ました。

春から夏にかけては躁鬱病の躁状態(ハイテンション状態)になり頭の回転が速くなります。炭酸リチウムという薬で気分の波が穏やかになりますが軽躁は残ります。

コミュケーション能力が向上し、一見するとできる人に見られやすくなります。

履歴書の作成や提出が苦手だけでコミュニケーション能力は健常者と変わらないですし、中国留学や中国語のスピーチコンテストで優勝などアピールポイントがあり将来性を見越した内定のようでした。

また精神障害者が法定雇用率に反映されるようになり、社員の数に応じて障害者を採用を増やす傾向になりました。精神障害者の僕が採用されやすくなったのが要因かなと思いました。

しかし営業では名古屋走りで有名な名古屋の街を運転しないといけなかったり(車の運転は下手くそ)、会社が明らかにブラック企業の体質と思い内定を断ることばかりでした。

蒲郡にあったスーパーも印象的でした。なかなかの経営上手な社長でカリスマ性もあり、魅力的でしたが実家から通えないですし、車が運転できず仕事に支障を及ぼすことからなくなく面接を断りました。

しかしある日名古屋の会社で一社、電車でマンション経営の営業活動する会社があり、主な仕事がマンションの住人にプレゼンするというので魅力的でした。人前で話すのは得意だし、電車通勤で通いやすかったため応募しました。

面接したところすぐ内定が出ました。

しかし一ヶ月が経ってもなかなか内定承諾書が来ず連絡してみたら、「事務手続きの関係で採用を見送って欲しい」と連絡が来ました。

自分に合ってそうな職場だったのでとてもショックでした。

就職活動が上手くいってるようで上手くいかない状況にフラストレーションが溜まりました。

そんな時にある名言に出会います。

「ダメな時ほど運がたまる」

萩本欽一さん(欽ちゃん)の言葉でした。

人生を支える言葉との出会いでした。

次第に「就職活動上手くいかないけど今は運を貯めるときなのかなー」と思うようになりました。

ある日ハローワークに相談したところ、「仕事する前に就労移行支援事業所に行って働く訓練をしたらどう?」と言われました。

「就労移行支援事業所?なにするの?」と思っていました。

名古屋駅の近くにある就労移行支援事業所を紹介してもらいました。就職活動は一時中断し、自分の適性を判断したり障害を抱えながら働く力を磨くことになります。

次回は発達障害と躁鬱病と向き合う就労訓練を書いていきます


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