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余生の生き方

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2024年5月の記事一覧

何も持たない生き方:所有しないことの自由と責任

何も持たない生き方:所有しないことの自由と責任

相変わらずの賃貸暮らしである。今後も持ち家に移り住むことはないだろう。

また、自動車の運転免許を持っていないため、車なしでの生活を送っている。

結果として、ローンを組むことなく、負債ゼロで暮らしている。

何も持たない生き方は気楽である。

地震で家が壊れても、別の場所に住めばいいだけだし、自動車で事故を起こすこともない。

何も持たないことは責任を抱えないということであり、それがメリットであ

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【必見】ホワイト企業こそ究極のベーシックインカム制度? ブラック企業と自営で苦しんだ私が手に入れた希望

【必見】ホワイト企業こそ究極のベーシックインカム制度? ブラック企業と自営で苦しんだ私が手に入れた希望

ベーシックインカムを長らく待望してきた。というのも、20代の頃から働くことが苦痛だった。

早くベーシックインカムが始まらないかと思っていた。

働くことが苦痛だったのは、ブラック企業での就労経験が多かったからかもしれない。

最初に就職した会社では、毎日19時になるとタイムカードを押すように言われ、その後21時まで働かされた(当然、残業代は出ない)。

その後、派遣やベンチャーなどを転々としたが

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【フリーランス14年】経歴ブラックからホワイト大企業への転職ハック

【フリーランス14年】経歴ブラックからホワイト大企業への転職ハック

経歴ブラックからホワイト大企業へ転職することは、まず無理である。1年前、自分はその壁を乗り越えた。

現在働いている会社は、東証プライム上場で従業員数5000人を誇り、業界大手5社の一角を占めるような企業だ。

出世は見込めないポジションではあるが、福利厚生は充実しており、年に2回のボーナスも出る。

雇用は定年まで保証されている安定した環境である。

通常であれば、自分のような経歴ブラックの人間

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【独白】つまらない人生になってしまった:安定という名の退屈

【独白】つまらない人生になってしまった:安定という名の退屈

最近、ふと「つまらない人生になってしまったな」と思うことがある。

10年以上、独立して会社を作ってライターをしていたので、それはほとんど俺のアイデンティティだった。だから、そのアイデンティティが失われたのは、喪失感を感じさせるものであることは間違いない。

ただ、わりと長いこと、ここ3、4年かけて、もう無理だなという諦念と虚無を感じていたので、この決断をするにあたって、悔しさだとか悲しみみたいな

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【40代】余生を生きる:過ぎ去ったピークと新たな始まり

【40代】余生を生きる:過ぎ去ったピークと新たな始まり

人生80年とすれば、折り返し地点を少し過ぎたところだが、人生のピークはもう過ぎたと感じる。

これから先、大きな夢もなければ野望も持っていない。

日々を淡々と生きていくのみだ。

20代、30代の頃は社会のレールに乗ることを拒み、自分で道を切り拓こうとして、それはある程度の成功を収めた。

しかし、40代に入る頃から急速にエネルギーが失われ始めた。コロナ禍の社会の暗い雰囲気もその流れに拍車をかけ

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夢を叶えた後も人生は続く:夢の果てのリアル

夢を叶えた後も人生は続く:夢の果てのリアル

夢に向かって努力している人、夢への道を模索している人も多いだろう。

夢が実現していない時に見落としがちなのが、「夢を叶えた後も人生は続く」ということだ。

自分の場合も、このことはあまりよく考えていなかった。

若い頃、夢に描いていたのはライターになること、本を出すこと、会社を作ることであった。これらは30代前半までに全て実現した。

しかし、夢を叶えたとしても、そこがゴールではない。

例えば

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「あなたの人生が、いま以上に良くなることはない」が救いの言葉である3つの理由

「あなたの人生が、いま以上に良くなることはない」が救いの言葉である3つの理由

「人生が、いま以上に良くなることはない」という言葉を聞いたとき、どのような気持ちになるだろうか。

絶望感を感じる人もいれば、逆に希望を見出す人もいるだろう。

この言葉は一見ネガティブに聞こえるが、実は「未来への過剰な期待を手放し、今この瞬間を大切にしよう」というメッセージが込められている。

1. 未来への過剰な期待を手放す我々は日頃から、将来の成功や幸福を夢見て、未来への期待を膨らませがちだ

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どんな状況でも自分を卑下することはない:ニヒリズムにおける自己受容

どんな状況でも自分を卑下することはない:ニヒリズムにおける自己受容

聖徳太子が「世間虚仮」と言ったように、親鸞が「この世は火宅だ」と言ったように、この世の中はくだらなく、嘘偽りで満ちている。

結果的に、ニヒリズムを生きるしかない。

ニヒリズムとは、人生に意味や価値はないという考えである。

しかし、ニヒリズムを生きるからと言って、自分を卑下したり、自分の境遇を嘆くのは違うと思う。

自分を卑下するのは、自分自身の現状や境遇に満足していないことの現れである。他人

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何者でもないまま人生を終えること:何者かになりたいあなたへ

何者でもないまま人生を終えること:何者かになりたいあなたへ

10代の頃、半ば冗談で親に「自分は歴史に名を残す」と言い放っていた。その時から、何者かになりたいという感覚があった。

20代に入り、人生を模索し、もがいていたが、常に何者かにならなければならないという焦りがあった。

様々な夢を持っていたが、有名になって金持ちになることが、当時の自分にとっての成功の定義だった。

30代になり、仕事も順調に行き始め、自分で興した会社の事務所を構えたり、本も出版し

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コミュニケーションには筋肉がある?:社会に紛れ込むことの意味

コミュニケーションには筋肉がある?:社会に紛れ込むことの意味

ゴールデンウィーク中は、家族としか会話していなかった。

連休明けに出社し、他の社員とコミュニケーションしようとすると、どこか違和感を感じた。

コミュニケーションには筋肉のようなものがあり、使っていなければ自然と衰えてしまうのかもしれない。

自分の会社を立ち上げた時、若手経営者の交流会などに参加する機会が何度かあった。

自分は元々、コミュニケーションが得意な方ではない。

だが、そうした交流

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くだらない世の中なのに、なぜ生きるのか?

くだらない世の中なのに、なぜ生きるのか?

書きたい記事のアイデアは、疑問形で降ってくることがある。

「くだらない世の中なのに、なぜ生きるのか?」

記事を書くためには結論を出さなければならない。

昔であれば、いくつかの本を当たってみたり、ネットサーフィンをしていたところだ。

しかし、今はAIがある。

早速、GeminiとCopilotに、この疑問を投げかけてみた。

AIの答えなんだか少し怒られたような気がする。

結論結論として

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会社に魂は売り渡さない:自分を見失わずに働く

会社に魂は売り渡さない:自分を見失わずに働く

14年間のフリーランスを経て、ホワイトな大企業に運良く潜り込むことができた。

就職して1年が経ったが、今はこの選択に満足している。

フリーランスに憧れる人も多いが、当然フリーランスには良い面もあれば悪い面もある。

フリーランスのメリットは、時間や場所に縛られず自由に働けることだろう。

一方で、収入が不安定であることや、1人で働くことの孤独感、責任を全て自分で負わなければならないことは、フリ

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「やりたいことを仕事にすべき」は本当か?

「やりたいことを仕事にすべき」は本当か?

「自分がやりたいことを仕事にしたい」と考えている人も多いかもしれない。

たしかに、情熱を持って取り組める仕事は、モチベーションを高め、人生の満足度を上げるだろう。

仕事に主体的に取り組むことで、成長も早まる。

しかし、理想と現実は必ずしも一致しない。

市場に需要がなければ、いくら好きなことでも商売にはならない。

また、多くの人が同じ夢を追っていれば、競争は激しくなり、生き残るのは難しい。

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余計なプライドは捨てて行け

余計なプライドは捨てて行け

年齢を重ねるごとに、邪魔になるのが余計なプライドだ。

「自分はこんな経験をしてきた」「こんなスキルや資格を持っている」「そんな自分が、なぜこんな扱いを受けるのか」など。

あるいは、単に年齢が相手よりも上だからというだけで、相手を見下してかかるような人もいる。

そういった余計なプライドが人間関係に摩擦を生じさせ、生きづらさを感じさせる原因となる。

特に中高年で転職し、上司や先輩が自分よりも年

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