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#50 活動交付金ていくら!?

「地域おこし協力隊」でもらえる給料とは別に、活動交付金というものがあります。名称は自治体によって様々かもしれませんが、読んで字のごとく、「地域おこし協力隊」として活動するために交付されるお金です。

これは「地域おこし協力隊」がミッションに沿った活動で使えるお金ですが、「地域おこし協力隊」のものではありません。余ったら市へ返金しなければなりません。活動中に得た収入もこちらへ計上しなければなりません。
そして年度ごとに精算します。(活動中稼げる稼げないについては前回までの通り。)

では、その額は?
私の場合、年30万円でした。
これは低いのか高いのか。まぁ、高いとは言えない数字だと思いますが笑

他の自治体を知らないので、この感覚がつかめないところですが、一度、他県の協力隊と活動交付金の額の話をしたことがあります。その隊員が言うには、自分のところは年200万円だと。。。ここは是非ともまたまたコメント募集ですね!皆様の活動交付金はおいくらで??

私の場合は年30万円でしたが、これでも1年目、2年目は使いきることはありませんでした。活動交付金の使い道としては、私の場合を基準に考えたものですが、次のようになります。

①ミッションに沿った活動を行うための費用
 私の場合、「カフェが併設されたコミュニティスペース」支援がメイン
 ミッションでしたので、このスペースのために使う備品、カフェのメニュ
 ー開発のための材料費や経費・備品費、試食代、書籍代など。
 そして、このスペースで行う企画のための経費・備品費、材料費など。
②「地域おこし協力隊」の研修費
 協力隊になると、〇年目隊員向けの研修や、分野別(農業・観光など)の
 研修が色々あります。抽選や先着順のものもあり、申し込んだら全て受講
 できるというものばかりではありませんが、研修にかかる費用は活動交付
 金が使えます。受講料、交通費、宿泊代、書籍代など。

前半は大きく分けてこれだけでした。また、活動交付金とは別に、備品費というものが確保されており、それは年5万円でした。文房具やインク代、名刺の台紙代などはこの備品費から購入できました。これも5万円を使い切ったことはありませんでした。

私の場合、コロナ禍で着任したというのもあり、特に1年目は企画は全くできませんでした。「地域おこし協力隊」のリアルに集まる研修もほぼありませんでした。このような事情も活動交付金を使う機会が少なかった理由の一つです。

3年目は、ミッションの修正を行いましたので、①で使うことはなくなりました。3年目は地域へ向けた情報発信を主にしていましたので、その印刷代や取材にかかった費用、経費・備品費、書籍代などに使い、3年目はなんとか活動交付金を使い切りました。

私の場合は、ミッションに沿った使い道であれば、使いたい時に、使いたい額を自由に使えていました。一回一回役所に言ってお伺いを立てたり、事前に予算を組んだり、申請したりすることなく、自己管理で使っていました。これはとてもやりやすかったです。5万円の備品費は、地域振興センターの方の管理で、「まだ余ってますよ~」と常に状況を知らせてもらっていました。

この活動交付金は年度ごとの交付、精算です。
ので、私の自治体では、次のようなケースが起こりました。

1月着任の協力隊がいました。年度が終わるのは3月末です。これは1月~3月の間で30万円使えるということです。そして4月~翌年3月で、また30万円使えます。

6月退任の協力隊がいました。これは、その年度の4月~6月の間で30万円使えるということです。

このような状況を良しとしなかったのでしょう。私の自治体では、私の任期途中から、活動交付金の月割りが導入されました。30÷12=2.5万円也。

これで、たとえば、6月退任の協力隊は、4月~6月の3か月分、7.5万円の活動交付金が使えるということになりました。その年度で残った任期の月数×2.5万円ということです。

まあ、仮に任期が残り1か月でも30万円使える、ということだと、あまりよろしくない使い方をする隊員が出てくる可能性もゼロではない、ということを考えるとこのようなルールができるのも分かりますが。

ということで、私の自治体の場合の活動交付金はこのようになっていました。この額がいくらかは自治体によって異なりますが、この活動交付金を使って、自分自身のチャレンジができる、まずはアイディアを形にできる、というのは「地域おこし協力隊」制度の良い点かと思います。その試行錯誤が退任後の「地域おこし協力隊」の何かにつながれば尚良し、です。もちろん、地域のためになる、地域目線を取り入れて!

私も大小チャレンジできました。小さなアイディアを小さく形にできました。ですが、本当にやってみただけ、という感は否めず。退任後の私の何かに、まだ、つながってはおりません。ただ、小さくともやったというのは自分の中では小さくないです。

って、なんだかややこしいな!小さいだの小さくないだの笑
お伝えしたいのは、やりたいことがあれば何でもやってみてください!
ということです。

退任後、やりたいことを後押ししてくれる制度もありますからね。
起業支援・事業継承支援補助金です。
次回はこちらをテーマにしたいと思います!

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