ななにいご

地域おこし協力隊に関心のある人すべてへ。 九州のとある県で地域おこし協力隊をしていまし…

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地域おこし協力隊に関心のある人すべてへ。 九州のとある県で地域おこし協力隊をしていました。R5年度で任期満了しました。 協力隊になる前~協力隊活動中~協力隊のその後、の気を付つけるべきポイント、 視点、考え方(私なりの!)をお伝えします。少しでも参考になれば嬉しいです。

最近の記事

#55 Planned Happenstance

初の英語タイトルですが、これは前回お伝えした「ヤドカリ戦法、棚からぼたもち戦法」の英訳です。半分ウソで半分ホントです(個人の感想)笑 この『Planned Happenstance』(プランド・ハプンスタンス)という言葉は協力隊の間に参加した研修の中で知りました。その研修で登壇していた協力隊OBの方が『Planned Happenstance』というテーマで話をしていました。私はその話を聞き、「お、私がしていることじゃん!」と思いました。きっと皆様の中にも同じことをしている

    • #54 お金がないからできない!?

      お金の話が続きますが、「地域おこし協力隊」の活動中に感じた、「お金」にまつわること、そもそもの「お金」の捉え方、考え方についてお話したいと思います。 今まで、「地域おこし協力隊」の活動中に使える「活動交付金」、退任後(任期途中からも可能)に使える「起業支援・事業継承支援補助金」、自治体の融資制度などを紹介してきました。 私のやりたいこと、これらを利用すれば「形」になります。やりたいことがある皆様も、これらを活用すれば『お金がないからできない』ということではなくなるかと。

      • #53 お金を稼ぐのは悪!?

        お金の話を続けていますが、「地域おこし協力隊」の活動中に感じた、「お金」にまつわること、そもそもの「お金」の捉え方、考え方についてお話したいと思います。 あくまで私の場合ですので、私がそう思った、納得した、腑に落ちた、ということの紹介です。これを読んでいる皆様も、ご自身の場合、環境、状況、立場、考え方、それぞれ違うと思います。「地域おこし協力隊」の数だけ、考え方捉え方はあります。 さて、「地域おこし協力隊」に着任して、 最初に胸がざわざわしたお金にまつわること。 それは、

        • #52 自治体の融資制度

          「地域おこし協力隊」になって、いつか起業するかも妄想と、前回お伝えした「起業支援・事業継承支援補助金」を、いつか使うかも妄想を抱いていた私は、自治体の融資制度を調べたり、創業講座など、商工会議所が主催する色々な講座・セミナーを受けたりしていました。 今回は、令和4年度、 私の自治体の場合の融資制度をご紹介したいと思います。 融資制度は大きく4種類あり、全部で8つありました。 ①中小企業振興資金 ②季節資金 ③特別小口資金 ④新事業展開支援資金 主な内容はこのようになって

        #55 Planned Happenstance

          #51 起業支援・事業継承支援補助金

          「地域おこし協力隊」が使えるお金として「起業支援・事業継承支援補助金」というものがあります。支給要件や私の場合の話を進める前に、前回お伝えした「活動交付金」についての、まとめ&補足です。 「活動交付金」とは、 *「地域おこし協力隊」の活動中に、  ミッションに沿った活動を行うために使えるお金です。 *手続き後に支給されます。 *その年度で使い切らなかった分は、自治体へ返金しなければなりません。  私は年度終わりとほぼ同時に毎年精算していました。 *精算は、主に『使用日・使用

          #51 起業支援・事業継承支援補助金

          #50 活動交付金ていくら!?

          「地域おこし協力隊」でもらえる給料とは別に、活動交付金というものがあります。名称は自治体によって様々かもしれませんが、読んで字のごとく、「地域おこし協力隊」として活動するために交付されるお金です。 これは「地域おこし協力隊」がミッションに沿った活動で使えるお金ですが、「地域おこし協力隊」のものではありません。余ったら市へ返金しなければなりません。活動中に得た収入もこちらへ計上しなければなりません。 そして年度ごとに精算します。(活動中稼げる稼げないについては前回までの通り。

          #50 活動交付金ていくら!?

          #49 3年後どうする!?

          「地域おこし協力隊」に関心のあるあなた、現在「地域おこし協力隊」であるあなた、3年後どうしたいですか?? 任期満了した、3年間過ぎた立場から振り返ると、やはり3年間はそんなに長くないですよ。そもそも長いか短いかというより、3年後、退任後の動きのイメージがあるかないかだと思います。そのイメージがあるのとないのとでは、3年間の動き方、捉え方が全く異なります。 前回、活動中に稼げる稼げないについて、私なりに私の場合で私の意見をお伝えしました。まず私の場合、「地域おこし協力隊」退

          #49 3年後どうする!?

          #48 活動中は稼げない!?・続き

          前回、「地域おこし協力隊」として活動している活動中には、稼げないとお伝えしました。その際、協力隊としての雇用形態などに触れておりませんでしたので、よい伝え方ではなかったように思います。失礼しました。 コメントに残していただいた通り、『委嘱か直雇用かによって違うと思います』おっしゃる通りです。『委嘱であれば活動中でも稼いでも大丈夫です』委嘱の場合、活動中でも稼げるのですね。もちろん、『自治体によってはダメと言われるかもしれませんが』とのことなので、自治体ごとに確認が必要ですね

          #48 活動中は稼げない!?・続き

          #47 活動中は稼げない!?

          そうです。「地域おこし協力隊」は「地域おこし協力隊」として活動している時間に稼ぐことはできません。なぜなら、同じ時間に、「地域おこし協力隊」としての給料と、イベントか何かをして得たお金の二重取りになるからです。 たとえば、カフェをしたい「地域おこし協力隊」が、「地域おこし協力隊」としての活動時間を使い、空き家の一角で地域の人へ100円コーヒーショップをするとします。ある日、地域の人が5人来てくれました。5杯コーヒーが売れました。さて、この500円はどうなるのでしょうか?

          #47 活動中は稼げない!?

          #46 「地域おこし協力隊」=起業!?

          前回は、任期中の就職活動についてお伝えしました。読んでいる皆さんの中には、「起業すれば?」「やりたいことあるなら、創業支援金などを活用して自分でやってみては?」と思った方も多いのではないでしょうか。 そうです、ずっと思っていました、私自身も笑。 「地域おこし協力隊」という道を選んだのも、当初から「起業」「創業支援金を活用して…」という可能性に惹かれたからです。 結論から言うと、私は、「起業」というアイディアを「意識」しているだけでした。「起業」というアイディアを「考えてい

          #46 「地域おこし協力隊」=起業!?

          #45 任期中の就職活動

          私は「地域おこし協力隊」の任期中、就職活動をしていました。それは、定期的に、退任後どーしよー!の波が襲ってくるからでした。 一番最初に、危機感を覚えたのは、ミッションの実情が分かった時でした。着任数か月後に、おや?ん?と、ミッションに疑問を持ち始め、メインミッションとして支援していた「カフェが併設された地域のコミュニティスペース」で作業をするだけでなく、どんどん地域に出て、色々な所に顔を出し始めた時のことです。 ある地域の方が、その「カフェが併設された地域のコミュニティス

          #45 任期中の就職活動

          #44 協力隊の副業事情

          ※ CHECK!!   副業OKかどうかは、自治体との雇用・契約条件次第です   ※ 私の場合、個人事業主扱いで、「地域おこし協力隊」をしていましたので、自治体との雇用関係はなく、副業OK、でした。 「地域おこし協力隊」の3年間の間にした副業は、全部で4つ、です。 ①前職の経歴からのアルバイト  私の前職は★★で、今でも、私の経歴は主に★★です、と言っています。  「地域おこし協力隊」に着任し、私の紹介記事が地元新聞に載り、それを見    た地元のある会社の方から、う

          #44 協力隊の副業事情

          #43 協力隊の給与事情

          自分でお金を稼ぐって大変ですね。有形・無形なんであれサービスを提供し、利益を得る。そして、人件費まで稼ぐ。さらに、安定収入とする。大変です。雇われの身の場合、不満も多々あるかもしれませんが、経済的に守られているのは間違いありません。 「地域おこし協力隊」に興味のある人は、給与面も色々調べていると思います。公的な制度なので、給与面も含めた待遇は、各自治体のホームページ、募集要項などで公開されています。 私の場合、「地域おこし協力隊」の仕事を、個人事業主として、自治体と契約書

          #43 協力隊の給与事情

          #42 退任後、あなたに残るもの

          退任後、私に残ったものは、3年間がんばった自分、です。 私は、地域を振興できたとは思えないけど、地域振興について、 私なりに考え、小さくてもそれを行動に移すことができました。 (と自分では思っている) 地域の課題を解決できたとは言えないけど、地域を創生したとも言えないけど、新聞にもニュースにも取り上げられていないけど、 自分なりにミッションに向き合って、自分のできることをした。 もし、あと1年時間があったとして、活動に取り組めたとしても、 これ以上の活動でも、これ以下

          #42 退任後、あなたに残るもの

          #41 任期満了。

          皆様、ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょう。 私は、無事、任期満了しました。 1周回って、いや2周?3周?、物事はなるべくしてなりました。 私は、おさまるところにおさまりました。 地域おこし協力隊の間に、取り組んだこと、悩んだこと、考えたこと、 出会った人々、全ては無駄ではありませんでした。 きっと、あなたもそうですよ。 全ては、次の展開のため、次のステップのため、その過程、そのプロセス。 振り返ればね。そうなのよ、全て。振り返れば。 忙しくもあり、ノートの

          #41 任期満了。

          #40 自治体職員に思うこと・続き

          前回、自治体職員について、個人的な感想とはいえ、好き勝手言いました。きっと、協力隊それぞれに自治体職員にまつわるエピソードはあると思います。 そして、自治体職員の方達にも思うところは多々あるんだろうなと思います。日々の膨大な業務をこなすだけでも大変なのに、「地域のビジョン」って?「地域振興」って??と、「地域おこし協力隊」側が求めるものが大きい場合もあるかもしれません。 そう、「地域おこし協力隊」が求める、 自治体職員としての「地域おこし協力隊」関連の「業務」と、 自治体

          #40 自治体職員に思うこと・続き