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気持ちはハンドメイド
小さなころのアルバムを見ると、姉とおそろいの洋服を着て
カメラを気にすることなく納まっている私がいる。
お洒落を気にする年頃になると、母が持っているハンドメイドの鞄がここにないことを残念に思ったこともある。
そんな母に育てられた私は、ミシンを見ることはあっても自分で使う事など皆無だと思っていた。
母の手で作られる数々の洋服は魔法のようだと感心しながらも、
ちょっとうっとおしく感じることもあった。
あしたの朝はあなたと
小鳥のさえずりが聞こえてくる。
どんどんと白んでくる空を布団の中で感じながらも、私はどうしても起き上がることができないでいる。
子どもの進学を機に、私の生活は一変した。
昨日までの普通が普通ではなくなった。
明け方から作っていた毎日のお弁当も、
同じメニューにならないように気をつけていた朝食作りもなくなった。
汗まみれになって洗濯カゴに放り込まれる部活の洗濯物も、
夕方になると聞こえる「今日の