サナダ

好きなものを好きなだけ。

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  • 妊娠生活の記録

    妊娠してから疑問に思ったこと、感じたこと、つれづれ書いています。

記事一覧

マインドフルネス、べつに怪しくなかった

私の今年の目標は「セルフケアの引き出しを増やす」で、その一つとして今マインドフルネスをゆるゆる生活に取り入れている。 マインドフルネスは呼吸に意識を集中させる瞑…

サナダ
1日前
2

小説で“みる”踊りとダンサー『spring』

恩田陸さんは『蜜蜂と遠雷』があまりにも面白くて、スピンオフ『祝祭と予感』も続けて読んで、さらに『チョコレートコスモス』も読んだ。 だから、バレエを題材とする小説…

サナダ
6日前
4

新国立劇場バレエ団「ラ・バヤデール」鑑賞記録

新国の「影の王国」見たさでチケットをとったバヤ。 選んだのは2024年5月4日(土)マチネ、唯さん主演の回。 まず、席、失敗した! 4階正面の2列目、チケット片手に席を見…

サナダ
2週間前
2

私による私のための選書(後編)

前回の記事の続きで、現時点の積ん読本を買った理由とともに綴っています。 前編はこちら。 『はじめてのギリシャ神話解剖図鑑』河島思朗監修、エクスナレッジ ギリシャ…

サナダ
3週間前
16

私による私のための選書(前編)

積ん読が溜まりに溜まっている。 読むペースと買うペースが見合っていないゆえで、買ったら読む気が落ちたとかそんなことは全くない。 どの本も読むのが楽しみで楽しみで、…

サナダ
3週間前
14

ブックデザイナー・佐藤亜沙美さんと祖父江慎さんの対談覚え書き

佐藤亜沙美×祖父江慎「本とデザイン、紙と文字の素敵な関係」『MdNデザイナーズファイル2024』(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 4月12日(金)本屋B&Bで行われ…

サナダ
1か月前
4

先生という名の庇護者

高校の先生のことを思い出す。担当科目は、国語? 現代文というのだったか。入学時から教わって、高3のクラス替えで担任になると知ったときは嬉しかった。 小川洋子が生…

サナダ
1か月前
4

試験を乗り越える持ち物リスト

先日、検定試験があった。 体調が芳しくなく、でも出来るだけの備えをしていこう、と持ち物を準備していたら大荷物になって、旅行でもないのにこんなに持ち物が増えること…

サナダ
1か月前
2

Kバレエ「ジゼル」鑑賞記録

2024/3/23(土)オーチャードホール、ソワレ、Kバレエ「ジゼル」の感想を忘れないうちに書きつけるの巻。 まず1幕から、ジュリアン・アルブレヒトの貴公子っぷりと岩井ジ…

サナダ
2か月前
2

離乳食の時間を助けてくれたモノたち

べえええーっと口から出されたり、拾えと言わんばかりに食べ物を床に落とされたり、ストレスを感じることもある離乳食。しかも進んできたら一日3回プラスおやつ。一日中ご…

サナダ
9か月前
4

子どもが産まれてからの洋服選び

洋服の選び方が変わった。単純に歳を重ねて好みが変わったというのもあるけれど、子どもが産まれたのが大きい。0歳の子どもがいる現時点での洋服の買う基準を書き連ねてお…

サナダ
11か月前
20

子どもを産む理由

子どもを産むとなると当然ながら新しい人生が一つ始まるわけで、経済的にも環境的にも準備しておきたいことはいくらだってある。 私の場合、一番時間がかかったのは精神的…

サナダ
1年前
5

出産祝いに贈りたいもの

今年は出産祝いをいただくことも多かったのですが贈る機会も多く(めでたい!)、あっちこっち品物を調べては迷って悩んでを繰り返していました。 今回は、「次に贈る機会…

サナダ
1年前
1

ベビー用品、買ってよかったもの

初めての子どもの出産にあたり、なにを買えばいいのか、買うにしてもどれにしたらいいのか、分からないことだらけ。ましてベビー用品なんて初めて見るものだらけ。そんなな…

サナダ
1年前
3

ヴァカンスのような産後

先日、赤子が生後3か月を迎えた。なんだか時空が歪んでいるようだ。私の時間感覚と、子の成長スピードが嚙み合わずに凸凹している。でも、それも含めて楽しい日々。この濃…

サナダ
1年前
2

うまれたよ

最近とみに物忘れが激しい。たぶんこれが、マミーブレインだと思う。そう言い訳すると夫は呆れた顔を見せるけど。出産という一大イベントのことさえ忘れてしまいそうなので…

サナダ
1年前
5
マインドフルネス、べつに怪しくなかった

マインドフルネス、べつに怪しくなかった

私の今年の目標は「セルフケアの引き出しを増やす」で、その一つとして今マインドフルネスをゆるゆる生活に取り入れている。
マインドフルネスは呼吸に意識を集中させる瞑想法。
必要なのは吸って吐くだけ、というハードルの低さが私に合っている気がする。

そもそも瞑想が気になりだしたのは結構前。
バレエダンサーの堀内將平さんがメンタルマネジメントとしてのメディテーション(瞑想)の重要性を語っていたり、リングフ

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小説で“みる”踊りとダンサー『spring』

小説で“みる”踊りとダンサー『spring』

恩田陸さんは『蜜蜂と遠雷』があまりにも面白くて、スピンオフ『祝祭と予感』も続けて読んで、さらに『チョコレートコスモス』も読んだ。
だから、バレエを題材とする小説が連載されると知ったときは嬉しかった。
習い事としては小学生でやめてしまったものの、私は今バレエ鑑賞を趣味としている。
好きなものと好きなものの掛け合わせだ。
でもバレエには台詞がないし、踊りはなんとも言葉で説明しにくい。
ダンサーのインタ

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新国立劇場バレエ団「ラ・バヤデール」鑑賞記録

新国立劇場バレエ団「ラ・バヤデール」鑑賞記録

新国の「影の王国」見たさでチケットをとったバヤ。
選んだのは2024年5月4日(土)マチネ、唯さん主演の回。

まず、席、失敗した!
4階正面の2列目、チケット片手に席を見つけたときはクッションがある!これ使っていいの?親切だな……なんて思っていたけれど、始まってみて納得。
席自体の傾斜はけっこうあるのに、それでもカバーできないほど前の席の人の頭で舞台が見切れる。うぐぐ。
群舞が見どころのこの作品

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私による私のための選書(後編)

私による私のための選書(後編)

前回の記事の続きで、現時点の積ん読本を買った理由とともに綴っています。
前編はこちら。

『はじめてのギリシャ神話解剖図鑑』河島思朗監修、エクスナレッジ

ギリシャ神話に詳しい友人と書店でぱらぱらとめくっていて、ゼウス周りのややこしい関係も人物相関図になっていて分かりやすそう、と購入。
ギリシャ神話の学びなおしに。

『本のエンドロール』安藤祐介、講談社

たった今気付いてしまった、すでに文庫化し

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私による私のための選書(前編)

私による私のための選書(前編)

積ん読が溜まりに溜まっている。
読むペースと買うペースが見合っていないゆえで、買ったら読む気が落ちたとかそんなことは全くない。
どの本も読むのが楽しみで楽しみで、積ん読たちを眺めては次はどれにしようかな~とにまにましている。
私が私のために選んだ最強の布陣を見てくれ!という気持ちで、買った理由とともに積ん読本を積み始めた順に列挙します。
数えてみたら20冊を超えていて、ちょっと長くなったので前後編

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ブックデザイナー・佐藤亜沙美さんと祖父江慎さんの対談覚え書き

ブックデザイナー・佐藤亜沙美さんと祖父江慎さんの対談覚え書き

佐藤亜沙美×祖父江慎「本とデザイン、紙と文字の素敵な関係」『MdNデザイナーズファイル2024』(エムディエヌコーポレーション)刊行記念

4月12日(金)本屋B&Bで行われた、二人のブックデザイナーのトークイベントが心から「申し込んでよかった!」と思える内容だったので、その備忘録です。

まず佐藤さんが、祖父江さんから話を聞き出すのがすごく上手だった。
佐藤さんは祖父江さんが代表を務める会社コズ

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先生という名の庇護者

先生という名の庇護者

高校の先生のことを思い出す。担当科目は、国語? 現代文というのだったか。入学時から教わって、高3のクラス替えで担任になると知ったときは嬉しかった。

小川洋子が生理的な文章が得意というのも、綾辻行人に“あーや”という愛称があることも、その先生から教わった。山月記についても話した。先生は伊坂幸太郎をよく読んでいた。

何人かで自家用車に乗せてもらったときは、カーステレオで忌野清志郎がかかっていた。冬

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試験を乗り越える持ち物リスト

試験を乗り越える持ち物リスト

先日、検定試験があった。
体調が芳しくなく、でも出来るだけの備えをしていこう、と持ち物を準備していたら大荷物になって、旅行でもないのにこんなに持ち物が増えることはないからちょっと新鮮だった。
試験の準備にも劣らないくらい、いかに体調を悪化させずに試験を乗り切るかに心を砕いたので記録に残しておきたい。体調不良をおして長時間試験を受けるときの持ち物リスト。

体調不良というのは2週間前から続く自律神経

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Kバレエ「ジゼル」鑑賞記録

Kバレエ「ジゼル」鑑賞記録

2024/3/23(土)オーチャードホール、ソワレ、Kバレエ「ジゼル」の感想を忘れないうちに書きつけるの巻。

まず1幕から、ジュリアン・アルブレヒトの貴公子っぷりと岩井ジゼルの可憐さとで、完全に少女漫画でした。いやほんとに。

石橋ヒラリオンの“優しい人”止まりの片想いの報われなさがそれに拍車をかけていた。

「ジゼル」はアルブレヒトのクズ男っぷりをいかに解釈するかと、ウィリのコールドが見どころ

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離乳食の時間を助けてくれたモノたち

離乳食の時間を助けてくれたモノたち

べえええーっと口から出されたり、拾えと言わんばかりに食べ物を床に落とされたり、ストレスを感じることもある離乳食。しかも進んできたら一日3回プラスおやつ。一日中ご飯あげてる気さえする。そんな毎日で少しでも快適に離乳食をつくりたい&あげたい、でもあんまりたくさんモノを買いたくない……と思って試行錯誤した結果、買ってよかったものをまとめておきます。

離乳食レシピ

参考書はこれ1冊。というのも、この食

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子どもが産まれてからの洋服選び

子どもが産まれてからの洋服選び

洋服の選び方が変わった。単純に歳を重ねて好みが変わったというのもあるけれど、子どもが産まれたのが大きい。0歳の子どもがいる現時点での洋服の買う基準を書き連ねておこう。

サイズが合う

身長153cmで小柄の私には何はともあれサイズが優先課題である。これは産前からずっと。世のフリーサイズは大体M~Lサイズを想定していて、普段XSサイズ、ひどいとXXSサイズがジャストフィットの私はお呼びでない。ユニ

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子どもを産む理由

子どもを産む理由

子どもを産むとなると当然ながら新しい人生が一つ始まるわけで、経済的にも環境的にも準備しておきたいことはいくらだってある。

私の場合、一番時間がかかったのは精神的な準備だった。「私が子どもを持ってよいのだろうか?」という悩み。

人によっては考えすぎだと一蹴されそうな悩みだけど、表立って話題にならないだけで悩んでいる人も多いはずだと思う。今回は、私がその悩みと折り合いをつけた過程を書く。

子ども

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出産祝いに贈りたいもの

出産祝いに贈りたいもの

今年は出産祝いをいただくことも多かったのですが贈る機会も多く(めでたい!)、あっちこっち品物を調べては迷って悩んでを繰り返していました。

今回は、「次に贈る機会があったらこれにしよう!」と思っているものを厳選してnoteにします。

aden+anaisのスワドル

スワドル=おくるみ=正方形の大きめの布です。我が家も愛用しています。

赤子をくるんだり敷いたりかけたり拭いたり、いろいろと使える

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ベビー用品、買ってよかったもの

ベビー用品、買ってよかったもの

初めての子どもの出産にあたり、なにを買えばいいのか、買うにしてもどれにしたらいいのか、分からないことだらけ。ましてベビー用品なんて初めて見るものだらけ。そんななか、インターネットの海の中で見つけた“買ってよかったものリスト”に大いに助けられました。

私も産前・産後に買って良かったものをまとめておきます。

赤ちゃんスペースベビーベッド

体感的には、いる派・いらない派が大きく分かれるもの第1位。

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ヴァカンスのような産後

ヴァカンスのような産後

先日、赤子が生後3か月を迎えた。なんだか時空が歪んでいるようだ。私の時間感覚と、子の成長スピードが嚙み合わずに凸凹している。でも、それも含めて楽しい日々。この濃密な3か月間の変化を言葉にしておきたい。

退院後の生活夫が育休を3週間とってくれたので、産院から退院した後は里帰りせずに3人と1匹(愛猫)で過ごすと決めていた。

育休中の家事はほとんど夫がやってくれ、私はその時間を療養に充てた。赤子のお

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うまれたよ

うまれたよ

最近とみに物忘れが激しい。たぶんこれが、マミーブレインだと思う。そう言い訳すると夫は呆れた顔を見せるけど。出産という一大イベントのことさえ忘れてしまいそうなので、その記録を残しておこう。

出産私のお産は計画麻酔(いわゆる無痛)分娩だった。

あらかじめ決めておいた分娩予定日の前日に入院して、背中に麻酔針を刺し(この針を刺している間はぎっくり腰のようになってしまって、数センチ身動きするごとに激痛が

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