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試験を乗り越える持ち物リスト

先日、検定試験があった。
体調が芳しくなく、でも出来るだけの備えをしていこう、と持ち物を準備していたら大荷物になって、旅行でもないのにこんなに持ち物が増えることはないからちょっと新鮮だった。
試験の準備にも劣らないくらい、いかに体調を悪化させずに試験を乗り切るかに心を砕いたので記録に残しておきたい。体調不良をおして長時間試験を受けるときの持ち物リスト。

体調不良というのは2週間前から続く自律神経のがたつきで、瞳孔がバグっているのかありとあらゆるものが眩しい。
でも、そこは検定料を無駄にしたくない吝嗇なわたくし。
最大限セルフケアに努め、けれど治ったとは言い難い状態で試験当日を迎えた。
しかもそれは(多くがそうだと思うけれど)目と集中力を酷使する試験……。
朝9時台に始まって夕方5時台に終わるスケジュール。つらい。
休憩が幾度か挟まれるものの、無事に乗り越えられるか気が気でなかった。
そのため目のケア優先のラインナップです。


持ち物(一部)

・サングラス

なぜ試験日に限って快晴なのか。日光が頭抜けて目に毒なので、会場への道中で装着。どんなに似合わなかろうとも強い気持ちで。
写真右上のケースはプラド美術館で買ったお気に入り。フラ・アンジェリコの受胎告知モチーフ。

・目薬

休憩のたびに差した必需品。今使っているのはロートアルガード コンタクトa(コンタクト着用中も使用できるのが便利な品なのだけど当日はコンタクトを入れるどころではなく眼鏡で、すっぴんだった)。

・めぐりズム 蒸気でホットアイマスク

お昼休憩中に机に突っ伏して使用。たくさん人がいる試験会場でアイマスクはちょっと恥ずかしく……。
買ったのは無香料のもの。家ではレンジで温めるタイプのアイマスク(あずきのチカラ)にお世話になっているけれど、外出時にはこちらが役立った。個包装で嵩張らない。
快適時間は約20分とのこと、でも温かさはもっと持続していた。

・ナイトミン 耳ほぐタイム

安眠をうたった耳栓と温めを兼ねた商品で、就寝前の使用を想定されているのを無視して試験の休憩中に使用。
自律神経的に耳を温めるのは効果があるらしいし、顔のこわばりがほどけるような感覚でリラックスできて良かった。
あたため時間約20分と表記されているけど、こちらも温かさはもっと持続していた。まだ温かいうちに短い休憩時間が終わってしまって渋々外した。
私は横向き寝が多かったり付けっぱなしで寝落ちして翌朝耳が痛くなったりするため、就寝前より昼間のリラックス用として使うのが良いのも分かった。
イヤホンみたいな外観でさり気なく着用できるのもまた良し。

・貼るカイロ

試験会場はなぜか足元がやけに冷えた。どうしよう? と思ったときに、予備として2枚持って行った貼るカイロが大活躍。
当日履いていたスニーカーの靴底に敷いてみたら足元ぽっかぽか。靴用カイロじゃなくてもレギュラーカイロで足ることを知る。
欲を言えばもっと寒いうちに知りたかった。帰宅して剥がすときにちょっと苦労したから、貼らないカイロでも良かったかもしれない。

・ハラマキ

une nana coolで切り売りしているもの(写真上段中央)。さすが下着屋さんのハラマキ、肌ざわりが良くて特に季節の変わり目に重宝する。

・昼食

会場に入る前にコンビニに寄っておにぎり2個調達。お昼休憩では満腹中枢と相談しながらおにぎり1個、それから家から持ってきたカロリーメイト1本食べておしまいにした。
試験が終わったら安心してお腹が減って、残りのおにぎりとカロリーメイトを食べた。当日は試験そのものと体調を崩さないかで二重に緊張していた私の心身、おつかれさま。

・間食

ちょっと気分が上がる缶入りのチョコレート(オンクル・アンシ)と、ゼリー飲料を2つ持って行った。
写真にあるQooのほうは結局飲まなくて、inゼリーのブドウ糖を。血糖値が下がりやすい私はいつもこれに助けてもらっている。
ブドウ糖は適度に摂ると集中力が上がるらしいしラムネ味で美味しい。

・飲みもの

500mlのポカリと、魔法瓶で温かい緑茶を持参。重かったけど帰る頃までに8割がた飲んで量的にちょうど良かった。にしても緑茶の香りはどうしてあんなにほっとするのか。

・Ora2 マウススプレー

口の中がサッパリすると気持ちが切り替えられて集中力が上がる。気がする。あと乗り物酔いしたときにも効く。気がする。

・リップクリーム

唇が乾燥するとなんだか具合が悪くなってくるのは私だけだろうか。具合が悪いときに唇が乾きやすいから逆でもそう感じちゃうんだと推測する。
今回のおともは使い慣れたニベアディープモイスチャーリップ。

・ヘアゴム

この試験は集中と休憩の意識をうまく切り替えられないと詰むと思って、その切替装置としてのヘアゴム。結んだら試験モード、ほどいたら休憩という具合に。
休憩時間も熱心に勉強している人もわりといた、ほんとうにすごい。

・常備薬

アレルギー鼻炎薬、鎮痛剤、正露丸をいつもよりちょっと多めに持って行った。結局使わずに済んで何より。

・保険証

こちらも使わずに済んで何より。

・iPodとイヤホン

家から試験会場までの1時間半程度、落ち着けるように、そして目を使わなくても退屈しないように持って行った。目が使えたなら読書時間に充てたのになあ。
このiPodはもう何年使っているか分からないけど現役のよい子です。イヤホンは、Bluetoothのものが最近寿命を迎えて間に合わせで買ったものだけど、使用頻度が少ないためあまり不便はない。
行きは落ち着く曲のプレイリストをかけ、帰りは試験を無事終えられたテンションでノリノリの曲を聴いて帰った。



このほか受験票や試験持ち込み可の資料、過去問、普段の持ち物(財布とかハンカチとか)も持って行ってリュックがぱんぱんになった。それでも足りなくてエコバッグも使った。

周りの人を見ていて持参すればよかったなあと思ったのはひざ掛けと分厚い靴下。いくら準備したつもりでも足りるということはないのだな……。

休憩中は上記のグッズを使ったり肩を回したり耳を揉みほぐしたりお手洗いに行ったり、ちょっと気ぜわしかったことまで含めて達成感のある一日だった。
無事に帰宅できたとき、心底ほっとした。でももうこんな不安のある外出はご免だ。

この持ち物リストが二度と役に立たないくらい元気になりたいし、試験は当分受けたくない。

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