サナダ

好きなものを好きなだけ。

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マガジン

  • 妊娠生活の記録

    妊娠してから疑問に思ったこと、感じたこと、つれづれ書いています。

最近の記事

自分が自分を大事にする

私の今年の目標は「セルフケアの引き出しを増やす」。 その目標に後押しされるように、普段あまり手に取らないタイプの本を読んでみた。 その名も『どうかご自愛ください 精神科医が教える「自尊感情」回復レッスン』(ユン・ホンギュン、岡崎暢子訳/ダイヤモンド社)。 ジャンルとしては自己啓発書になると思う。 細かく見出しが付けられていて重要な文章には太字、というビジネス書によくある体裁で、ビジネス書も自己啓発書も滅多に読まない私はちょっと気おくれしたのだけれど、タイトルの引力に抗えなかっ

    • Kバレエ「ラ・バヤデール」鑑賞記録

      6月9日(日)Kバレエ「ラ・バヤデール」千穐楽を観てきました。今回は3階正面席。 正直浅川ガムザ目当てにチケットをとったので、降板がショックでショックで……浅川さんのつよつよガムザ様見たかった〜〜〜!!!の気持ちが拭えない。 しかし代役の長尾さん、抜擢も納得のキレッキレ回転だった。堂々と真ん中踊ってた。 プライドが高く、ニキヤにナイフを向けられたときもつい守りの姿勢をとってしまった自分が許せない&屈辱を感じているのも伝わってきた。 つんと取り澄ました様子が世間知らずで生意気

      • Kバレエ「カルミナ・ブラーナ」鑑賞記録

        熊川さんが出ると聞き、観ない訳にいかない。 5/26(日)千穐楽に行ってきました。 熊川さんは「いま振り返るとあれが最後の出演作でしたね」ってなりそうなくらい、いつどれが最後の舞台になるのか分からないので見逃せない。 そして私は熊川さん最後のドン・ホセ(「カルメン」千穐楽でラストシーンの変更があった)を観ているのもあって、千穐楽の重要性が身にしみている。 今回はオーチャードホール。とった席は3階正面の後方。 遠いのは遠いんだけど、前の人の頭がかぶらず思ったよりも見やすかった

        • マインドフルネス、べつに怪しくなかった

          私の今年の目標は「セルフケアの引き出しを増やす」で、その一つとして今マインドフルネスをゆるゆる生活に取り入れている。 マインドフルネスは呼吸に意識を集中させる瞑想法。 必要なのは吸って吐くだけ、というハードルの低さが私に合っている気がする。 そもそも瞑想が気になりだしたのは結構前。 バレエダンサーの堀内將平さんがメンタルマネジメントとしてのメディテーション(瞑想)の重要性を語っていたり、リングフィットを始めてヨガの呼吸が落ち着くなあと実感したりしていた。でも、調べるとなんだ

        自分が自分を大事にする

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        • 妊娠生活の記録
          11本

        記事

          小説で“みる”踊りとダンサー『spring』

          恩田陸さんは『蜜蜂と遠雷』があまりにも面白くて、スピンオフ『祝祭と予感』も続けて読んで、さらに『チョコレートコスモス』も読んだ。 だから、バレエを題材とする小説が連載されると知ったときは嬉しかった。 習い事としては小学生でやめてしまったものの、私は今バレエ鑑賞を趣味としている。 好きなものと好きなものの掛け合わせだ。 でもバレエには台詞がないし、踊りはなんとも言葉で説明しにくい。 ダンサーのインタビューを読んでも“感覚派”のような人が多い印象がある。 それを恩田陸さんが言語化

          小説で“みる”踊りとダンサー『spring』

          新国立劇場バレエ団「ラ・バヤデール」鑑賞記録

          新国の「影の王国」見たさでチケットをとったバヤ。 選んだのは2024年5月4日(土)マチネ、唯さん主演の回。 まず、席、失敗した! 4階正面の2列目、チケット片手に席を見つけたときはクッションがある!これ使っていいの?親切だな……なんて思っていたけれど、始まってみて納得。 席自体の傾斜はけっこうあるのに、それでもカバーできないほど前の席の人の頭で舞台が見切れる。うぐぐ。 群舞が見どころのこの作品は正面席が早く埋まってしまって争奪戦で、2列目ならギリ……と思ったけどだめだった

          新国立劇場バレエ団「ラ・バヤデール」鑑賞記録

          私による私のための選書(後編)

          前回の記事の続きで、現時点の積ん読本を買った理由とともに綴っています。 前編はこちら。 『はじめてのギリシャ神話解剖図鑑』河島思朗監修、エクスナレッジ ギリシャ神話に詳しい友人と書店でぱらぱらとめくっていて、ゼウス周りのややこしい関係も人物相関図になっていて分かりやすそう、と購入。 ギリシャ神話の学びなおしに。 『本のエンドロール』安藤祐介、講談社 たった今気付いてしまった、すでに文庫化している!特別掌編付きで! 私は単行本で買いました。 本書は印刷会社のお仕事小説ら

          私による私のための選書(後編)

          私による私のための選書(前編)

          積ん読が溜まりに溜まっている。 読むペースと買うペースが見合っていないゆえで、買ったら読む気が落ちたとかそんなことは全くない。 どの本も読むのが楽しみで楽しみで、積ん読たちを眺めては次はどれにしようかな~とにまにましている。 私が私のために選んだ最強の布陣を見てくれ!という気持ちで、買った理由とともに積ん読本を積み始めた順に列挙します。 数えてみたら20冊を超えていて、ちょっと長くなったので前後編です。 『夏物語』川上未映子、文春文庫 去年、夏のうちに読めるかなあと思って

          私による私のための選書(前編)

          ブックデザイナー・佐藤亜沙美さんと祖父江慎さんの対談覚え書き

          佐藤亜沙美×祖父江慎「本とデザイン、紙と文字の素敵な関係」『MdNデザイナーズファイル2024』(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 4月12日(金)本屋B&Bで行われた、二人のブックデザイナーのトークイベントが心から「申し込んでよかった!」と思える内容だったので、その備忘録です。 まず佐藤さんが、祖父江さんから話を聞き出すのがすごく上手だった。 佐藤さんは祖父江さんが代表を務める会社コズフィッシュで8年間勤務し、その後独立して10年目だそう。師弟関係といってもいいの

          ブックデザイナー・佐藤亜沙美さんと祖父江慎さんの対談覚え書き

          先生という名の庇護者

          高校の先生のことを思い出す。担当科目は、国語? 現代文というのだったか。入学時から教わって、高3のクラス替えで担任になると知ったときは嬉しかった。 小川洋子が生理的な文章が得意というのも、綾辻行人に“あーや”という愛称があることも、その先生から教わった。山月記についても話した。先生は伊坂幸太郎をよく読んでいた。 何人かで自家用車に乗せてもらったときは、カーステレオで忌野清志郎がかかっていた。冬はくるぶしまで届くような長い丈のコートを着込んでいた。修学旅行先でウェットスーツ

          先生という名の庇護者

          試験を乗り越える持ち物リスト

          先日、検定試験があった。 体調が芳しくなく、でも出来るだけの備えをしていこう、と持ち物を準備していたら大荷物になって、旅行でもないのにこんなに持ち物が増えることはないからちょっと新鮮だった。 試験の準備にも劣らないくらい、いかに体調を悪化させずに試験を乗り切るかに心を砕いたので記録に残しておきたい。体調不良をおして長時間試験を受けるときの持ち物リスト。 体調不良というのは2週間前から続く自律神経のがたつきで、瞳孔がバグっているのかありとあらゆるものが眩しい。 でも、そこは検

          試験を乗り越える持ち物リスト

          Kバレエ「ジゼル」鑑賞記録

          2024/3/23(土)オーチャードホール、ソワレ、Kバレエ「ジゼル」の感想を忘れないうちに書きつけるの巻。 まず1幕から、ジュリアン・アルブレヒトの貴公子っぷりと岩井ジゼルの可憐さとで、完全に少女漫画でした。いやほんとに。 石橋ヒラリオンの“優しい人”止まりの片想いの報われなさがそれに拍車をかけていた。 「ジゼル」はアルブレヒトのクズ男っぷりをいかに解釈するかと、ウィリのコールドが見どころだと思っていて。 今回の「ジゼル」は前者が強かった、ほんっっとにジュリアンが素

          Kバレエ「ジゼル」鑑賞記録

          離乳食の時間を助けてくれたモノたち

          べえええーっと口から出されたり、拾えと言わんばかりに食べ物を床に落とされたり、ストレスを感じることもある離乳食。しかも進んできたら一日3回プラスおやつ。一日中ご飯あげてる気さえする。そんな毎日で少しでも快適に離乳食をつくりたい&あげたい、でもあんまりたくさんモノを買いたくない……と思って試行錯誤した結果、買ってよかったものをまとめておきます。 離乳食レシピ 参考書はこれ1冊。というのも、この食材は何か月からあげていいの?と迷ったとき、参照先が複数あるとそれぞれ書いてあるこ

          離乳食の時間を助けてくれたモノたち

          子どもが産まれてからの洋服選び

          洋服の選び方が変わった。単純に歳を重ねて好みが変わったというのもあるけれど、子どもが産まれたのが大きい。0歳の子どもがいる現時点での洋服の買う基準を書き連ねておこう。 サイズが合う 身長153cmで小柄の私には何はともあれサイズが優先課題である。これは産前からずっと。世のフリーサイズは大体M~Lサイズを想定していて、普段XSサイズ、ひどいとXXSサイズがジャストフィットの私はお呼びでない。ユニクロやGUは(オンライン限定で)XSから展開しているので、大変助かっている。

          子どもが産まれてからの洋服選び

          子どもを産む理由

          子どもを産むとなると当然ながら新しい人生が一つ始まるわけで、経済的にも環境的にも準備しておきたいことはいくらだってある。 私の場合、一番時間がかかったのは精神的な準備だった。「私が子どもを持ってよいのだろうか?」という悩み。 人によっては考えすぎだと一蹴されそうな悩みだけど、表立って話題にならないだけで悩んでいる人も多いはずだと思う。今回は、私がその悩みと折り合いをつけた過程を書く。 子どもを持つことが前向き? 数年前、とある俳優が離婚した際の文書が印象に残っている。

          子どもを産む理由

          出産祝いに贈りたいもの

          今年は出産祝いをいただくことも多かったのですが贈る機会も多く(めでたい!)、あっちこっち品物を調べては迷って悩んでを繰り返していました。 今回は、「次に贈る機会があったらこれにしよう!」と思っているものを厳選してnoteにします。 aden+anaisのスワドル スワドル=おくるみ=正方形の大きめの布です。我が家も愛用しています。 赤子をくるんだり敷いたりかけたり拭いたり、いろいろと使えるのでなんぼあっても良かったです。 このブランドは柄が豊富で、おしゃれで大人っぽ

          出産祝いに贈りたいもの