サナダ

好きなものを好きなだけ。

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マガジン

  • 妊娠生活の記録

    妊娠してから疑問に思ったこと、感じたこと、つれづれ書いています。

最近の記事

新国立劇場バレエ団「ラ・バヤデール」鑑賞記録

新国の「影の王国」見たさでチケットをとったバヤ。 選んだのは2024年5月4日(土)マチネ、唯さん主演の回。 まず、席、失敗した! 4階正面の2列目、チケット片手に席を見つけたときはクッションがある!これ使っていいの?親切だな……なんて思っていたけれど、始まってみて納得。 席自体の傾斜はけっこうあるのに、それでもカバーできないほど前の席の人の頭で舞台が見切れる。うぐぐ。 群舞が見どころのこの作品は正面席が早く埋まってしまって争奪戦で、2列目ならギリ……と思ったけどだめだった

    • 私による私のための選書(後編)

      前回の記事の続きで、現時点の積ん読本を買った理由とともに綴っています。 前編はこちら。 『はじめてのギリシャ神話解剖図鑑』河島思朗監修、エクスナレッジ ギリシャ神話に詳しい友人と書店でぱらぱらとめくっていて、ゼウス周りのややこしい関係も人物相関図になっていて分かりやすそう、と購入。 ギリシャ神話の学びなおしに。 『本のエンドロール』安藤祐介、講談社 たった今気付いてしまった、すでに文庫化している!特別掌編付きで! 私は単行本で買いました。 本書は印刷会社のお仕事小説ら

      • 私による私のための選書(前編)

        積ん読が溜まりに溜まっている。 読むペースと買うペースが見合っていないゆえで、買ったら読む気が落ちたとかそんなことは全くない。 どの本も読むのが楽しみで楽しみで、積ん読たちを眺めては次はどれにしようかな~とにまにましている。 私が私のために選んだ最強の布陣を見てくれ!という気持ちで、買った理由とともに積ん読本を積み始めた順に列挙します。 数えてみたら20冊を超えていて、ちょっと長くなったので前後編です。 『夏物語』川上未映子、文春文庫 去年、夏のうちに読めるかなあと思って

        • ブックデザイナー・佐藤亜沙美さんと祖父江慎さんの対談覚え書き

          佐藤亜沙美×祖父江慎「本とデザイン、紙と文字の素敵な関係」『MdNデザイナーズファイル2024』(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 4月12日(金)本屋B&Bで行われた、二人のブックデザイナーのトークイベントが心から「申し込んでよかった!」と思える内容だったので、その備忘録です。 まず佐藤さんが、祖父江さんから話を聞き出すのがすごく上手だった。 佐藤さんは祖父江さんが代表を務める会社コズフィッシュで8年間勤務し、その後独立して10年目だそう。師弟関係といってもいいの

        新国立劇場バレエ団「ラ・バヤデール」鑑賞記録

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        • 妊娠生活の記録
          11本

        記事

          先生という名の庇護者

          高校の先生のことを思い出す。担当科目は、国語? 現代文というのだったか。入学時から教わって、高3のクラス替えで担任になると知ったときは嬉しかった。 小川洋子が生理的な文章が得意というのも、綾辻行人に“あーや”という愛称があることも、その先生から教わった。山月記についても話した。先生は伊坂幸太郎をよく読んでいた。 何人かで自家用車に乗せてもらったときは、カーステレオで忌野清志郎がかかっていた。冬はくるぶしまで届くような長い丈のコートを着込んでいた。修学旅行先でウェットスーツ

          先生という名の庇護者

          試験を乗り越える持ち物リスト

          先日、検定試験があった。 体調が芳しくなく、でも出来るだけの備えをしていこう、と持ち物を準備していたら大荷物になって、旅行でもないのにこんなに持ち物が増えることはないからちょっと新鮮だった。 試験の準備にも劣らないくらい、いかに体調を悪化させずに試験を乗り切るかに心を砕いたので記録に残しておきたい。体調不良をおして長時間試験を受けるときの持ち物リスト。 体調不良というのは2週間前から続く自律神経のがたつきで、瞳孔がバグっているのかありとあらゆるものが眩しい。 でも、そこは検

          試験を乗り越える持ち物リスト

          Kバレエ「ジゼル」鑑賞記録

          2024/3/23(土)オーチャードホール、ソワレ、Kバレエ「ジゼル」の感想を忘れないうちに書きつけるの巻。 まず1幕から、ジュリアン・アルブレヒトの貴公子っぷりと岩井ジゼルの可憐さとで、完全に少女漫画でした。いやほんとに。 石橋ヒラリオンの“優しい人”止まりの片想いの報われなさがそれに拍車をかけていた。 「ジゼル」はアルブレヒトのクズ男っぷりをいかに解釈するかと、ウィリのコールドが見どころだと思っていて。 今回の「ジゼル」は前者が強かった、ほんっっとにジュリアンが素

          Kバレエ「ジゼル」鑑賞記録

          離乳食の時間を助けてくれたモノたち

          べえええーっと口から出されたり、拾えと言わんばかりに食べ物を床に落とされたり、ストレスを感じることもある離乳食。しかも進んできたら一日3回プラスおやつ。一日中ご飯あげてる気さえする。そんな毎日で少しでも快適に離乳食をつくりたい&あげたい、でもあんまりたくさんモノを買いたくない……と思って試行錯誤した結果、買ってよかったものをまとめておきます。 離乳食レシピ 参考書はこれ1冊。というのも、この食材は何か月からあげていいの?と迷ったとき、参照先が複数あるとそれぞれ書いてあるこ

          離乳食の時間を助けてくれたモノたち

          子どもが産まれてからの洋服選び

          洋服の選び方が変わった。単純に歳を重ねて好みが変わったというのもあるけれど、子どもが産まれたのが大きい。0歳の子どもがいる現時点での洋服の買う基準を書き連ねておこう。 サイズが合う 身長153cmで小柄の私には何はともあれサイズが優先課題である。これは産前からずっと。世のフリーサイズは大体M~Lサイズを想定していて、普段XSサイズ、ひどいとXXSサイズがジャストフィットの私はお呼びでない。ユニクロやGUは(オンライン限定で)XSから展開しているので、大変助かっている。

          子どもが産まれてからの洋服選び

          子どもを産む理由

          子どもを産むとなると当然ながら新しい人生が一つ始まるわけで、経済的にも環境的にも準備しておきたいことはいくらだってある。 私の場合、一番時間がかかったのは精神的な準備だった。「私が子どもを持ってよいのだろうか?」という悩み。 人によっては考えすぎだと一蹴されそうな悩みだけど、表立って話題にならないだけで悩んでいる人も多いはずだと思う。今回は、私がその悩みと折り合いをつけた過程を書く。 子どもを持つことが前向き? 数年前、とある俳優が離婚した際の文書が印象に残っている。

          子どもを産む理由

          出産祝いに贈りたいもの

          今年は出産祝いをいただくことも多かったのですが贈る機会も多く(めでたい!)、あっちこっち品物を調べては迷って悩んでを繰り返していました。 今回は、「次に贈る機会があったらこれにしよう!」と思っているものを厳選してnoteにします。 aden+anaisのスワドル スワドル=おくるみ=正方形の大きめの布です。我が家も愛用しています。 赤子をくるんだり敷いたりかけたり拭いたり、いろいろと使えるのでなんぼあっても良かったです。 このブランドは柄が豊富で、おしゃれで大人っぽ

          出産祝いに贈りたいもの

          ベビー用品、買ってよかったもの

          初めての子どもの出産にあたり、なにを買えばいいのか、買うにしてもどれにしたらいいのか、分からないことだらけ。ましてベビー用品なんて初めて見るものだらけ。そんななか、インターネットの海の中で見つけた“買ってよかったものリスト”に大いに助けられました。 私も産前・産後に買って良かったものをまとめておきます。 赤ちゃんスペースベビーベッド 体感的には、いる派・いらない派が大きく分かれるもの第1位。わが家は寝室にスペースがあったので、レギュラーサイズをリサイクルショップで購入し

          ベビー用品、買ってよかったもの

          ヴァカンスのような産後

          先日、赤子が生後3か月を迎えた。なんだか時空が歪んでいるようだ。私の時間感覚と、子の成長スピードが嚙み合わずに凸凹している。でも、それも含めて楽しい日々。この濃密な3か月間の変化を言葉にしておきたい。 退院後の生活夫が育休を3週間とってくれたので、産院から退院した後は里帰りせずに3人と1匹(愛猫)で過ごすと決めていた。 育休中の家事はほとんど夫がやってくれ、私はその時間を療養に充てた。赤子のお世話は右往左往しながら二人で協力。授乳は私、おむつ替えや沐浴は夫が主に担当した。

          ヴァカンスのような産後

          うまれたよ

          最近とみに物忘れが激しい。たぶんこれが、マミーブレインだと思う。そう言い訳すると夫は呆れた顔を見せるけど。出産という一大イベントのことさえ忘れてしまいそうなので、その記録を残しておこう。 出産私のお産は計画麻酔(いわゆる無痛)分娩だった。 あらかじめ決めておいた分娩予定日の前日に入院して、背中に麻酔針を刺し(この針を刺している間はぎっくり腰のようになってしまって、数センチ身動きするごとに激痛が走った)、当日の朝から陣痛促進剤を入れてもらった。 その後、悶えるほどの陣痛が

          うまれたよ

          “無痛”分娩にたどり着くまで

          妊娠中、友人から「分娩方法は? 無痛?」と訊かれることが何度かあって、そのたび「無痛希望だけど、産むまで何があるか分からないし……ごにょごにょ」と煮え切らない回答をしていた。 今回はその煮え切らなかった部分、つまり説明が面倒くさかったところと、実際に無痛分娩を経験してみて思うところをまとめておく。 名称そもそも“無痛”分娩は誤解が多い。無痛の意味するところは痛みが無いということだけれど、完全に痛みが無い状態を目指して分娩を行う病院は少ない。 日本で無痛分娩といったら大体

          “無痛”分娩にたどり着くまで

          後期つわりがやってきた

          妊娠9か月目の振り返り。といっても、この頃は後期つわりがキツかった記憶しかない。 後期つわりは、妊娠後期につわりと似た症状が出ることを指す。 私の場合は、量を食べると気持ち悪い。胸やけもする。食べたあと、気持ち悪いからと横になると胃液がせり上がってくる。妊娠初期の食べづわりが再来したような気分だ。 小柄なせいか人よりもかなりお腹が大きくなった私は、胃が圧迫されて逆流性食道炎予備軍になってしまったのだった。 大きくなった子宮は胃だけではなく肺まで圧迫しているのか、息苦し

          後期つわりがやってきた